[CML 016669] Re: 矢ヶ崎克馬さん、「郡山、福島より低いのに、5年後に子供の病気が激増」

naganotakenoko928 at yahoo.co.jp naganotakenoko928 at yahoo.co.jp
2012年 4月 26日 (木) 06:41:42 JST






 櫻井様
 豊間根です
 ご返信ありがとうございます。
 わたしも疫学の二文字はずっと念頭に浮かんでいたのですが、あえて
疫学には触れなかったのです。
 疫学という語が日本で使われるようになったのは水俣病がようやく
中央のマスコミにとりあげられるようになったときで、
訴訟における因果関係を認めていいという根拠に使われたのでは
ありませんでしたっけ?記憶が間違っているかもしれませんが・・
 つまり疫学は、認識の学という意味では科学といえるでしょうが、
そもそも疫学という考え方を用いるかどうかに、価値判断が
与るのではないでしょうか。
 今回の投稿は町田・多摩の住民に出た症状の評価の問題で、
東本さんは何という物質が身体のどこの機構にどう影響して
こういう症状が出たかという非常に狭義の自然科学的な
“証明”を要求していらっしゃるように感じたので、
疫学という語をもちだしても、今回は無益なのではないかと
思ったのです。 

--- On Wed, 2012/4/25, 櫻井 智志 <sa104927 at yahoo.co.jp> wrote:














豊間根さん

櫻井智志です。

◇それらの症状の原因について
 被曝との関連は“科学的”に証明はできませんが、そうすると水俣病も、“科学的”に証明されたわけではなかったと岩波新書『水俣病』で読
んだ覚えがあります。
 因果関係は、少なくともある線から先は科学(認識)ではなく政治(価
値判断)の問題と考えます。

この箇所が気にかかりまして、一言感想を書かせてください。
水俣病は、原田正純氏か宇井純氏の執筆と思うので、学問的にも信頼でき
るものです。ただ、原因物質があって発病するという因果関係に対して、大
学で「公害論」の授業を教えてくれた加藤邦興氏は、「疫学的アプローチ」に
ついて教えてくれました。

実際に起きている患者さんの症状を丹念に広い集めて、その分布から疾病
についての実態に迫る方法論だと思います。
「科学(認識)」か「政治(価値判断)」の二者選択になるのかも知れませんが、
科学・認識の中にもう少しワン・クッションがあるのではないでしょうか。


CML メーリングリストの案内