[CML 016654] <テント日誌 番外編 大飯行き報告 4/23・24>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 4月 25日 (水) 15:49:56 JST


<テント日誌 番外編 大飯行き報告 4/23・24>
     海辺の長閑なたたずまいの中にも
     風雲急を告げるのか・・・・大飯        

 4月23・24日、たんぽぽ舎の大飯原発監視テント支援行動に椎名さんとともに同行して大飯へ。浜岡原発を考える静岡ネットワークの鈴木さんも一緒だった。総勢15人。
4月23日。快晴。大飯に近づく車中から見る緑色の海の美しさに驚嘆。そしてリアス式海岸の風光明媚にうっとりする。
駅に着いたところで、もう10日間も経産省前テントからこちらのテントに応援にきているQさんのお迎え。京都・滋賀から現地入りしている古くからの友人も迎えに来てくれている。そして福井県民会議の石地さんの運転で一路、テントへと向かう。立派な長い橋を渡って大島地区に入り、長閑な漁港風景を見ながら、テントに着く。テントの前は運河のように陸に入り込んだ海で小さな漁船のたまり場となっている、。
 大飯は本当に海が美しい。そして海の幸に恵まれた長閑で、癒されるような町・・・原発さえなければ。その原発は3方を山に囲まれた海辺にあり、住民からは見えない。人口は9000人だそうだ。
 テントは7〜8張りに増えていた。可愛い小さなテントが5つ並び、少し離れてやや大きめのテントが2つ建っている。顔馴染みの埼玉・入間の方もマイテントをかついでやって来ているようだ。滋賀の堅田教会や西東京教区の方もテントを建てている。ただ茂みや木立に隠れて、意外に慎ましやかというか、風景や雰囲気に溶け合っている。村長のU君が日焼けした顔で迎えてくれる。かって経産省前テントでも毎日のように泊まり込み守っていた。久し振りの再会であった。Yo君も随分健康そうな雰囲気である。
 テントの前で石地さんが大飯の状況を説明して下さった。この間、4回にわたって住民への対面でのアンケートを行ったそうだ。何が最も心配かと。1番目は大飯原発が福島第1原発のようになりはしないかであり、2番目は子や孫の世代に負担を強いることになるのではであり、3番目が雇用ということであった。(大飯原発で働いていた息子さんが仕事が無くなって今は福島原発に出稼ぎに行っているというやるせない話も) どこの世論調査だか忘れたが、原発や再稼働に反対、もしくは疑問に思う声が30数%に達しているという結果もあるそうだ。
 京都から持ち込まれたビラを手分けして家ごとの配布に向かう。そのビラ配りでは、何人かのシニアの漁師さん達から話を延々と聞いた(聞かされた?)ことや、お婆さんからみかんをもらってお話したとか、椎名さんのように広島でのアクションがTVで放映されそれを観たという方との話が盛り上がって、とか、結構交流もあったようだ。明日は住民説明会に向けた資料入りのビラを配布する予定だそうだ。
 テントには音楽をやっているという若い6人連れが大阪からやって来ていた。昨夏の福島での音楽大会にも出ていて、それを椎名さんが観ていたということで意気投合。さらにその中の1人は椎名さんと福島の同じ町の出身ということで大感激。早速椎名さんの指導でカンショ踊りが始まる。若者達も気に入ったようで、今度大阪でもやろうと盛り上がる。
 ちなみに、このテントには中嶌哲演さんや大阪の小林圭二さん(石地さんは彼を福井の恩人だという)も訪れたい気持ちを持っておられるそうだ。
 民宿へと移動する途中出くわした子ども達は、水辺で遊びながら大きなナマコを捕っていた。民宿で経産副大臣を迎え撃つアクションを終えて駆けつけた京都の長谷川さんと合流。食事後の交流会では、 大飯再稼働阻止に全国の全精力を傾けて取り組むこと、現地での体制や全国への発信、26日の住民説明会への対応、福島からの働きかけや、全国との連携、最後にはXデーの際の全国結集での現地行動にまで話は及んだ。
 尚、町民以外は厳禁の住民説明会は会場周囲にロープを張り巡らし、厳重警戒下で、参加者には身分証明書の提出を求めるなど、一種戒厳状態で行われるようだ。700人の町民が申し込みをしているそうだ。

 2日目は朝からPR館の見学へ。1人、PR館の脇の階段を降り、そのまま進んで海岸へ。海水浴場が続き、その隣に大きな整備されたキャンプ場。海を隔てた向かい側に原発の施設の一部が見える。海から物資を搬入しているのかおおきなクレーンも。キャンプ場と道路の反対側には関電の3階建てレストハウスが建っている。上層部が利用しているとか。
 町役場に向かうバスの降り際に、運転手さんははっきりと原発に反対であり、再稼働に反対だと言った。誰かが慌ててたんぽぽ舎作成の資料を手渡しに行く。
 11時頃町役場に行き、町長(企画課が対応)と町議会(議会事務局が対応)に申し入れする。反原発自治体議員・市民連盟の申し入れ書を読み上げ、椎名さんが福島の現実を訴えて再稼働を認めないよう要請し、鈴木さんが浜岡原発に隣接する多くの自治体が永久停止を求めていることを説明し、経産省前テントひろばからも全国・全世界の人々の望みに沿うよう、そして若狭が3・11後の浜通にならないよう選択すべきことを訴えた。
 申しれを終えて、町役場の前で記念撮影をしていると、福島から弾丸バスで8人が到着。朝4時に出発してきたそうだ。佐藤幸子さん、佐々木慶子さん、そして若いお母さん達、男性2人は福島大の学生。一緒に記念撮影をする。福島隊はテント応援と福井県への申し入れに来たのであったが、こちらから連絡して急遽大飯町役場への合流となったのである。そのまま町役場に申し入れに行った。後ほどわかったことだが、この申し入れに熱が入り、1時間半程も話し込み、テントに向かう時間が無くなり、4時からの県への申し入れに向かったとのことであったそうだ。テントの皆さんにはまたの機会に。
 今回の大飯行きは中味の濃いものであったと思う。帰りの電車の中で椎名さんは言った。また一つ、運動が前進したように思う、と。
                                                  ( Y・T )
 
 



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