[CML 016548] ◆「嘘のシステム」日本のジャーナリスト上杉隆氏とのインタビュー 記事:ドイッチェ・ヴェレ(ドイツ国際放送記者)

M.nakata gukoh_nt at yahoo.co.jp
2012年 4月 21日 (土) 02:15:07 JST


nakata です。重複おゆるしください。
メールをいつも送らせていただきありがとうございます

(以下転送拡散歓迎)
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(ドイツ国際放送)記者Deutsche Welle(DW)(ドイッチェ・ヴェレ )氏の、
●上杉隆氏とのインタビュー 記事。「フクシマ──最悪事故の陰に潜む真実 」が、
 記事翻訳:「無限遠点」さんのブログにこれも掲載されていました。
 インタビューを下記に文章でご紹介いたします。
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日本のマスメデイアが隠して報道しない問題を、具体的な事実をからめながら、
私たちはひとりひとりが、自分の頭で考えて確かめ、このインタビューをお読みください。

(貼り付け開始)
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2012年4月19日木曜日

●上杉隆氏とのインタビュー 
Deutsche Welle
Im Gesprach ?Die Luge hat System“
●ドイッチェ・ヴェレ    
(ドイツ国際放送)
■「嘘のシステム」日本のジャーナリスト上杉隆氏とのインタビュー

原文はこちら:http://www.dw.de/dw/article/0,,15888808,00.html

上杉隆氏は日本では有名なジャーナリストだ。彼は福島原発をもつ東電を敵に回している。彼は現在ドイツ各地を講演し、日本の情報隠蔽政策について報告している。

●ドイッチェ・ヴェレ:もう1年以上前のことですが、上杉さんが日本の放送局TBSの番組で、福島第一原発の3号機から放射能が出ていると話したら降板になったということですが、どうしてそういうことになったのですか?

●上杉隆:2011年3月11日の私が担当していたテレビ番組で(訳注:その番組が2011年3月11日に行われたわけはないが、そう記事には書いてある)私は東電に、情報の隠蔽はやめて、住民に真実を告げるよう要求しました。そのあとで上司に呼びつけられ、首だ、と伝えられました。私は何度もその理由を聞きました。というのも、契約がちょうど2週間前に更新されたばかりだったからです。しかし上司は、上役からの指示だ、としか言いませんでした。その上役からは2週間後に手紙が届き、単に契約が終了したに過ぎない、と告げてきました。私の番組もそのほかの番組も終了になり、その番組で働いていた28人のチームのメンバーも解雇されました。

●DW:それがどのように東電とつながっているとお考えですか?

●上杉:私にわかり始めてきたことは、東電に対し批判的な意見を持っている人は、誰でもマスメディアから締め出しを食う、ということです。それは私だけでなくほかのジャーナリストも経験していることです。それもここ50年以来ずっとそうであるようです。電力会社はマスコミと接待に対し莫大な予算を持っています。日本の記者クラブもそこから甘い蜜を吸っています。東電の社長はジャーナリストを夫婦連れで中国など、接待旅行に招待します。そして招待されたジャーナリストたちは豪華なホテルに泊まり、高級レストランで食事をします。東電に少しでも批判的なことをいえば、このクラブから締め出されるという罰を受けるのです。

●DW:地震学者の石橋克彦氏は1997年にすでに地震による原発事故のことを警告しています。電力会社はそれに対し、日本の原発はどれも完全に耐地震設計で安全だといっていました。経産省は原子力ロビーとずっとこの見解を分け合ってきたわけですが、今日ではそれはどうでしょうか?

●上杉:まったく変わっていません。そして石橋氏だけでなく、ほかにも警告していた人たちはいたのです。しかし、記者クラブは常に、そのような警告が日本のマスコミに出ることを防いできました。解雇されたのはジャーナリストだけではありません。たとえば前の福島県知事、佐藤栄佐久氏も、ジェネラル・エレクトリック社の報告を知ってから原発の調査を始めました。2日後に彼は汚職疑惑で逮捕されました。それも、検事は賄賂の金が流れたとは一度として言っていないのに、です。起訴内容は無形の賄賂、ということになっています。それでも佐藤氏は有罪となり辞職しなければなりませんでした。あとの裁判で彼は無罪を言い渡されましたが、このことは日本のマスメディアでは報道されませんでした。


◆日本の検閲

●DW:批判的な専門家たちは、フクシマでは、東電による安全対策に欠陥があったと判断しています。上杉さんは、一般に言われているとおり津波と停電が原因ではなく、地震だけで炉心溶融と水素爆発が起こり、もしかしたら3号機の原子炉は完全に爆発したのではないかとも考えていらっしゃいます。これについては、どの程度自由に調査したり報道したりできるのでしょうか?

●上杉:1つだけ例を挙げます。フクシマの3号機の爆発の写真ですが、これは、おそらくヨーロッパではかなり知られている写真だと思います。しかし日本ではそうではないのです。事故から1年経った今でも、これはマスメディアにはまだ許可されていないのです。いまだに日本政府もマスコミも、あそこでは爆発などなかった、と主張しているのです。この写真を公に見せてしまえば、矛盾が明らかになってしまうからです。

●DW:原子力発電にかかわる費用や危険を国が請け負ってきたからこそ、原子力による電気は日本では、安く、東電など電力会社にとっては有利なものだったわけですが、それは日本ではどれだけ知られているのでしょうか?

●上杉:日本人の1%以下しか、そのことを知っていないのではないかと思います。そしてその人たちですら、フクシマの事故があって、インターネットで調べて初めて、その事実を知ったという人がほとんどだと思います。私は42歳ですが、私も学校で習いました。原子力はクリーンで安全で安い、その他のエネルギー源は危険で高い、と。こうした公式の意見は今日でも変わっていないと思います。洗脳のようなものです。ツイッターで最新のニュースを手に入れました。政府は、事故のあった大飯原発を再稼動させることに決定したということです。日本人のほとんどはそれに対し、質問もしないのです。

●DW:補償問題はどうなっていますか?

●上杉:ここでもマスコミ、学界、政治と経済の深いつながりがはっきり見られます。福島のゴルフ場経営者が、放射能の測定値が高いので裁判所に損害賠償を求めて訴えた件がありましたが、原発から飛び散った放射能は東電のものではない、という理由で仮処分請求が却下されました。ほかの裁判所も、この判決を基準に判決を行っています。
これまで、少なくとも12万人の人間が被曝し、6人がなくなり、10人が怪我をし、そして60人が行方不明となっています。これは、日本のマスメディアでは報道されない、政府が発表した数字です。そして政治的にも司法的にも、誰または何がそれぞれ原因または原因を引き起こした責任者なのか、ということを調べるための、なんの調査も行われません。

◆健康リスクは仕方なく受け入れる

●上杉:いわき市のあるお母さんが話してくれたことですが、政府は子供たちにバッジを配布し、それをまたあとで回収しました。このバッジは、子供たちがどれだけの放射能を被曝したか測定するために配られることになったのです。それで、そのお母さんが、自分の子供の測定結果を聞こうとしたら、これは個人データであり、データ保護の理由から知らせられない、という理由で教えてもらえなかったというのです。

●DW:それで上杉さんは、ご自身の体験からどのような結論を出されますか?

●上杉:真実を見ず、読者や視聴者のことを考えない日本にいるたくさんのジャーナリストにプロテストする意味で、私はジャーナリストという職業を、返上しました。私は彼らと同じ職業名を使うことを恥じます。現在私は自由報道協会というNGOの組織の代表を務め、記者会見を行い、批判的な専門家を招待して話を聞いたりしています。
自由になる時間の半分を、私は福島で過ごし、自分のガイガーカウンターで測定し、団体や医者や教師などの個人に、危険が迫った時のことをテーマに情報活動を行っています。信じられないかもしれませんが、本当です。福島県では、放射能という言葉はほとんど耳にしないのです。ほとんどの人が、まったく普通の日常であるかのように暮らしているのです。これを、私は変えたいと思っています。

インタビュー:ウルリケ・マスト=キルシュニング
インタビューの通訳:クリハラマサミ氏
記事翻訳:無限遠点

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