[CML 016482] ■報告■「日本政府に沖縄へのPAC3ミサイル配置の中止を求める市民の共同声明」について

加賀谷いそみ qzf01055 at nifty.ne.jp
2012年 4月 18日 (水) 21:56:56 JST


〜転載歓迎〜


■報告■
 「日本政府に沖縄へのPAC3ミサイル配置の中止を求める市民の共同声明」
について
                                                  2012年4月18日
                                                  
  本年3月16日、朝鮮民主主義人民共和国政府(以下、北朝鮮)は4月12
日から16日までの間に「人工衛星を打ち上げる」と発表しました。それを口
実に日本政府は、首都圏のほか沖縄に地対空迎撃ミサイルPAC3を配備する
ことを明らかにし、実際、沖縄島那覇市の航空自衛隊(以下、空自)那覇基地
と同南城市の空自知念分屯基地、さらに宮古島の空自宮古分屯基地、石垣島の
自衛隊施設ではない新港地区にPAC3を持ち込みました。
  下記の「市民の共同声明」は4月5日、次の10名が全国の皆さんに賛同を
呼びかけたものです。
    浦島 悦子(沖縄・名護市)、清水 早子(沖縄県宮古島市)
    田中 むつみ(沖縄県八重山郡住民)、安里英子(沖縄・南城市)
    梶原 得三郎(大分県中津市)、大谷 正穂(山口県下関市)
    弥永 健一(埼玉県比企郡嵐山町)、加賀谷 いそみ(秋田県男鹿市)
    奥田 恭子(愛媛県松山市)、井上 澄夫(埼玉県新座市)

  賛同期限の4月16日までに呼びかけに応えてくださった方は、計179名
です。その方々のお名前と大まかな住所は「市民の共同声明」とともに、野田
内閣の閣僚に提出されました。提出先は、野田佳彦内閣総理大臣、田中直紀防
衛大臣、玄葉光一郎外務大臣、川端達夫沖縄対策担当大臣です。

 4月13日、北朝鮮は「衛星打ち上げ」を強行しましたが、失敗しました。
しかし「打ち上げ」が強行されたことにより北東アジアの政治的・軍事的緊張
はいよいよ高まっています。私たちはこのように北東アジアが平和の構築から
遠ざかることを深く憂慮せざるを得ません。
 自衛隊は沖縄からPAC3を撤去し始めましたが、その作業はまだ完了して
いません。今回の配備は明らかに防衛大綱に明記された「島嶼部における対応
能力の強化」(南西諸島への新たな自衛隊配置・常駐)のための「地ならし」
であり、同時に沖縄の人びとを軍事力で恫喝するものでした。私たちは今回の
防衛省・自衛隊によるPAC3配備の強行に改めて強く抗議し、「南西諸島へ
の自衛隊派兵」に今後も反対し続けます。
 本報告では「共同声明」のあとにお名前公表可の110名の賛同者一覧を掲
載します。この報告をもって今回の共同声明運動を終了いたします。
                               (文責 賛同署名集約事務局、井上澄夫)

 ● 日本政府に沖縄へのPAC3ミサイル配置の中止を求める市民の共同声明

 朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)は3月16日、「4月12日から
16日までの間に人工衛星を打ち上げる」と発表した。
 宇宙を平和利用する権利はどの国にもある。しかしその権利の行使は他の国々
に脅威を与えない方法でなされるべきである。今回予定されている打ち上げで
はロケットの一段目は韓国沖の黄海に落下し、二段目はフィリピン沖の太平洋
に落下するとされている。それゆえ両国は計画の中止を求めている。さらに打
ち上げが北東アジアの平和を脅かすという懸念から中国やロシアも北朝鮮に自
制するよう働きかけている。また今回の打ち上げは長距離弾道ミサイルの開発
を目的としているのではないかという疑惑を招いているが、北朝鮮はその疑惑
を解消していない。打ち上げ計画中止の要請は今や国際世論である。私たちは
北朝鮮に自制を求めたい。

 日本政府は衛星を運ぶロケットの本体や部品が日本の領土や領海に落下する
場合、それを迎撃して破壊するとして、田中防衛相が3月30日、自衛隊に
「破壊措置命令」を発令した。防衛省が進めている準備は、海上自衛隊のイー
ジス艦搭載・艦対空ミサイルSM3を用いて大気圏外で破壊を試みるが、それ
が失敗した場合は地対空ミサイル・パトリオット(PAC3)で迎撃するとい
うものである。
 政府は北朝鮮のロケットが沖縄・先島諸島(宮古・八重山)の上空を通過す
ると予想されるとして、沖縄へのPAC3配置を計画している。配置先は、宮
古島、石垣島と沖縄(本)島の航空自衛隊の2基地である。防衛省はまた首都
圏(市ヶ谷・朝霞・習志野)にもPAC3を配置する。

 北東アジアの平和は現在、危険な局面に突入している。本年1月オバマ米大
統領は中東と朝鮮半島の2正面に同時に対応する軍事戦略を転換し、米国を
「太平洋国家」と位置づけてアジア・太平洋を最重視する「新国防戦略」を発
表した。それは中国を名指しで批判し、無用で深刻な軍事的緊張をアジア・太
平洋全域にもたらすものである。
 また一昨年末策定・公表された「防衛計画の大綱」(新防衛大綱)は中国と
北朝鮮を戦略正面とし「島嶼防衛の強化」を掲げているが、それは具体的には
南西諸島に自衛隊を常駐させ、沖縄を最前線基地化することにほかならない。
いうまでもなく米「新国防戦略」は防衛省・自衛隊のこの動きを重要な前提と
して含み込んでいる。
 それゆえ「新国防戦略」と「新防衛大綱」を基軸とする日米両政府にとって、
今回の北朝鮮の予告は願ってもない好機であり、防衛省はそれを最大限政治利
用しようとしているのである。 
 私たちは日本政府が外交力によって北朝鮮に衛星打ち上げの中止を働きかけ
るのではなく、SM3やPAC3などのミサイルで対応するのは、許すべから
ざる戦争挑発行為であると考える。

 私たちはマスメディアを操作して「北朝鮮の脅威」を煽り、ドサクサ紛れに
沖縄の島じまにPAC3を持ち込もうとする野田政権・防衛省の企みに断固と
して反対する。日本の周辺諸国は日本の核武装と日本が開発するロケットがミ
サイルに転用されることを危惧している。そのような疑惑を解消し、アジア・
太平洋地域に揺るぎない平和を確立するためには、日本が率先して日本国憲法
が鮮明に規定している完全非武装を実現することが不可欠であると私たちは確
信する。
  
  日本政府は「基地のない平和な島」であることを強く望んでいる沖縄にPA
C3ミサイルを持ち込むべきではない。私たちはそのことを重ねて強く要求す
る。

  2012年4月5日

◆賛同者名簿 氏名公表可の方々(順不同)

浦島 悦子 (沖縄・名護市)
清水 早子 (沖縄県宮古島市)
田中 むつみ (沖縄県八重山郡住民)
安里英子 (沖縄・南城市)
梶原 得三郎 (大分県中津市)
大谷 正穂 (山口県下関市)
弥永 健一 (埼玉県比企郡嵐山町)
加賀谷 いそみ (秋田県男鹿市)
奥田 恭子 (愛媛県松山市)
井上 澄夫 (埼玉県新座市)
小野 政美 (愛知県名古屋市)
森下 育代 (神奈川県横浜市)
菅原 龍憲 (島根県大田市)
平山 良平 (愛知県西尾市)
加納 実紀代 (神奈川県川崎市)
中西 綾子 (神奈川県横浜市) 
萩谷 海 (カリフォルニ州オークランド)
乾 言子 (奈良県生駒郡三郷町)
神谷 ふさこ (神奈川県鎌倉市) 
金村 順子 (ニューヨーク州バッファロー市)
服部 翠 (神奈川県横須賀市)
加藤 宣子 (日刊ベリタ記者)
伊藤 勝久 (愛知県名古屋市)
吉田 英二 (長崎県長崎市)
野村 修身 (東京都練馬区)
花村 健一 (東京都江東区)
唐沢 幸子 (カンボジア・プノンペン市)
金 昌範 (大阪府大阪市生野区)
乾 喜美子 (東京都北区)  
若杉 美紀 (愛知県尾張旭市)
長谷川 修児 (東京都世田谷区)
星川 まり (東京都府中市)
中村 利也 (東京都中野区)
朴 栄致 (大阪府大阪市生野区)
アジェンダ・プロジェクト (京都府京都市)
増田 都志美 (静岡県藤枝市)
田中 光雄 (神奈川県川崎市)
布施 由女 (東京都清瀬市)
大河原 礼三 (神奈川県横浜市)
小笠原 三枝子 (神奈川県横浜市)
谷田部 光昭 (神奈川県川崎市)
木村 厚子 (岐阜県安八郡神戸町)
東京一般労働組合東京音楽大学分会 (東京都豊島区)
山本 英夫 (東京都新宿区)
大嶽 恵子 (愛知県名古屋市)
藤井 幸之助 (大阪府大阪市)
池田 宜弘 (兵庫県神戸市)
片岡 万里子 (千葉県船橋市)
山本みはぎ (愛知県名古屋市)
中村 あけみ (愛知県名古屋市)
村瀬 俊幸 (愛知県名古屋市)
久野 秀明 (愛知県名古屋市)
中山 邦夫 (熊本県八代市)
寺尾 光身 (埼玉県八潮市)
本野 義雄 (神奈川県川崎市)
宮川 経範 (熊本市北区)
宮川 道子 (熊本市北区)
松尾 哲郎 (大阪府大阪市)
松尾 和子 (大阪府大阪市)     
伊藤 謙太郎 (愛知県東海市)
横田 英明 (群馬県前橋市)
黒田 秀之 (北海道札幌市)
武藤一羊 (ピープルズ・プラン研究所)
小浜 健児 (鹿児島県鹿児島市)
悦田 和久 (神奈川県鎌倉市)
橋野 高明 (大阪府大阪市)
坂本 礼子 (東京都府中市)
伊東 さえ子 (東京都目黒区)
多田 純也 (東京都板橋区)
西 文子 (東京都北区)
渡辺 真知子 (東京都新宿区)
横田 英明 (群馬県前橋市)
さとう まきこ (大分県大分市)  
金 信明 (福岡県糟屋郡志免町)
丸浜 江里子 (東京杉並区)
対話で平和を!日朝関係を考える神戸ネットワーク (兵庫県神戸市)
川野 安紀子 (埼玉県飯能市)
野村 民夫 (長野県佐久市)
盛岡 晋吾 (京都府京都市) 
豊島 幸一郎 (大阪府茨木市)
小園 小夜子 (埼玉県飯能市)
小園 徹 (埼玉県飯能市)   
加勢本 多代子 (沖縄県石垣市)
加勢本 麗 (沖縄県石垣市)
加勢本 藍 (大阪府大阪市)
畠山 照子 (東京都世田谷区)
木村 聖哉 (東京都杉並区)
田辺 伸 (神奈川県鎌倉市)
田中 直子 (大阪府豊中市)
田中 慶子 (千葉県千葉市)
田中 和恵 (千葉県千葉市)
七尾 寿子 (北海道札幌市)
山口 たか (北海道札幌市)
市民自治を創る会 (北海道札幌市)
川崎 松男 (滋賀県大津市)
藤岡 正雄 (兵庫県西宮市)
元 百合子 (大阪府大阪市)
松村 紀之 (大阪市生野区)
橋野 高明 (大阪府大阪市) 
田中 信幸 (熊本県熊本市)
永野 仁 (大阪府大阪市)
中西 綾子 (神奈川県横浜市)
松尾 美絵 (高知県高知市)
笠松 正俊 (大阪府大阪市)
杉原 浩司 (東京都大田区)
田中 友子 (京都府京都市) 
田中 裕行 (京都府京都市)
富山 裕美 (東京都文京区)
渡辺 幸重 (神奈川県相模原市)
佐々木 美智子 (神奈川県横浜市)


CML メーリングリストの案内