[CML 016407] Re: 死刑囚との対話

萩谷 良 liangroo at yahoo.co.jp
2012年 4月 15日 (日) 01:23:06 JST


我々の言葉の安っぽさが暴かれた、という言葉も、安っぽいと思います。
私は、311からまもなく、辺見氏の書いた文章を読んで、言葉の限界に至る以前に、物書きの文体としてグレードが低いのに驚き、それをこの場で指摘した記憶があります。
べつに同氏に恨みがあるのでもないし、さして読書家でない私は同氏の著作に目を通してもいません。思想的には近い部分のある人ではないかとも思います。
が、なみのコピーライターのような水準の文体には驚きました。
それを「われわれの言語表現のやすっぽさ」とは、あまりにもおこがましい。

ただひとつ言えるのは、辺見氏はいつ頃からか、見るからに文体に凝ったことを見せつけるような文章ばかり書くようになったようです。
何を言いたいのか一読してわかるというものではなく、いわば、言葉で箱庭をこしらえて、眼前に広がる自然に太刀打ちできだろうと自負しているかのようでした。
それが、311を目の前にして、行き詰まるのは、同氏自身の責任ではありませんか。
しかも「海に向かって問いかけた・・海は答えてくれない」などと言った、こちらが赤面するような言葉遣い。

もちろん、こんなことは、辺見氏のこれからの営為しだいで、数年もたてば笑い話にすぎないものになるでしょうし、私もそれを期待します。


On 2012/04/14, at 22:20, donko at ac.csf.ne.jp wrote:

>  坂井貴司です。
>  転送・転載歓迎。
>  
>  ジャーナリストとして活動したあと、現在は小説家・エッセイストとして活躍
> している辺見庸さんの故郷は宮城県石巻市でした。その石巻市は3.11東日本
> 大震災の地震と津波で壊滅的被害を受けました。犠牲者の中には辺見さんの親戚
> や友人がいました。
>  
>  3.11のあと、辺見さんは昨年の夏から文章が書けなくなりました。
>  
>  「言葉は3.11を表現できなかった。われわれの言語表現のやすっぽさが暴
> かれた」
>  
> と辺見さんは言います。
> 
>  執筆ができなくなった辺見さんは、1974年8月30日、8人の死者と300人
> 以上にのぼる負傷者を出した「三菱重工爆破事件」の犯人の一人で、「東アジア
> 反日武装戦線「狼」のメンバーだった大道寺将司死刑囚の俳句集の出版に力を入
> れています。
>  
>  爆弾テロ事件の犯人として死刑執行の日を待つ大道寺死刑囚は、東京拘置所で
> 俳句を数多く作りました。その出版のために辺見さんは奔走しています。
>  
>  拘置所という閉ざされた空間の中で、ひたすら自己と向き合って俳句を作る大
> 道寺死刑囚の「言葉」に、辺見さんは注目しています。
>  
>  辺見庸さんと大道寺将司死刑囚の対話を、4月15日、ETV特集が放送します。
>  
>  NHK教育
>  
>  ETV特集
>  「失われた言葉をさがして 辺見庸 ある死刑囚との対話」
>  http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0415.html
>  
>  放送日:4月15日
>  放送時間:22時から
>  
> 坂井貴司
> 福岡県
> E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
> ======================================
> 「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
> その現実がここに書かれています・
> 『伝送便』
> http://densobin.ubin-net.jp/
> 私も編集委員をしています(^^;)
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