[CML 012836] 原子力委の試算でもフクシマ級の重大原発事故が起こる確率は10年未満に1回!

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2011年 10月 28日 (金) 00:44:20 JST


紅林進です。
   
  内閣府・原子力委員会は10月25日、重大事故が起こるリスクを
  コストに反映させると、1キロワット時当たり最大で1.2円上がる
  とする試算をまとめたが、これについては、「eシフト:脱原発・新しい
  エネルギー政策を実現する会」の2011年10月26日の声明「原子力
  発電コスト過小評価に異議 −原発事故損害費用は桁違い!」
  http://e-shift.org/?p=1323で指摘、異議申し立てしているように、
  明らかに過小評価な非常に問題のある試算であるが、その試算
  でも原発1基当たりの重大事故発生確率を「500年に1回」として
  いる。
   
  この確率でよいかどうかも疑問ではあるが、この確率の場合でも
  「原発1基当たり」「500年に1回」であるから、現在日本には54基
  の原発があるから、重大事故が日本の原発54基中どこかで起こる
  確率はほぼ10年未満で1回起こる確率になる。福島第一原発事故
  級の重大事故が10年未満毎に起こるというものすごい高確率である。
   
  しかしこれは地震の大活動期に入ったといわれる現在の日本列島
  を考えるとき、明日どこかで再び大震災が起こり、再び第二、第三の
  フクシマ原発事故が起こらないと誰も言えない状況を考えるとき、
  十分可能性のある確率、危険である。
   
  「500年に1回」という表現に騙されてはいけない!
  「10年未満に1回」日本のどこかで重大事故が起こるという恐るべき
  確率である!
   
  これは全原発を即時停止・廃炉にするしかない!
  再稼働や新増設などもってのほかである!
   
  昨日10月27日(木)の『東京新聞』朝刊の第3面「原発コスト 対論
  どう見直す」によると、政府の「エネルギー・環境会議」の「コスト等検証   委員会」の委員で、原子力委員会の「新大綱策定会議」のメンバーでも
  ある、原発維持派の山名元(やまな・はじむ)氏(京大原子炉実験所教授)
  は、そのインタビュー記事の中で、「日本には五十四基の原発があるので、
  この計算では十年後に再び福島のような事故が起こることになる。」と述
  べている。
   
  山名氏は「安全策を講じ、国際原子力機関(IAEA)が設定する十万年に
  一回以下が適切」と主張しているのであるが、IAEAの設定する確率自体
  も問題な上、地震多発地帯で、しかも地震の大活動期に入ったといわれる
  日本では、そもそもIAEAの一般的な基準をそのまま用いることなどできない
  はずである。

   
  なお私も参加しています。「エネルギーシナリオ市民評価パネル(エネパネ)」
  では、「発電の費用に関する評価報告書」を発表していますので、ご参照
  ください。https://www.facebook.com/enepane
   
   
 


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