[CML 012723] 「ウィキペディアを鵜呑みにする」という当たらない批判について〜Re: 「@buvery氏は、クリス=バズビーをどう批判したのか

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2011年 10月 22日 (土) 16:09:14 JST


田島さん

この議論はもう終わらせたいと思っていますが(私の中ではバズビー批判はもう終わっています、田島さんのご
反論の中のいくつかの誤読と誤解についてコメントしておきます。

第1。
田島さん wrote:
 >いまどき、工作隊のコントロール下にあるウキペディアを鵜呑みにする人が、他者がバズビーを鵜呑みにす
 >るといって、貶すわけですね(笑)。(略) 日語wikipediaや@buvery氏の受け売りで、礫を投げるのは、感心で
 >きることではないと申し上げているのです。

私のことに関して言いますが、私はウィキペディアの記事を鵜呑みにしているわけではありません。

第一次資料の引用先が提示されていて真実性(証拠性)が担保されているので、先のメールでウィキペディア
『欧州放射線リスク委員会』の記事を引用しました。同記事からの引用のひとつは以下のようなものでした。

「ECRRは英国の核実験退役軍人が国防省を訴えた裁判で原告側に協力している。ECRRのクリス・バズビー
は、OurPlanetTVの取材に対してすべてのケースで原告が勝利し、すべての陪審員・裁判官がICRPよりもEC
RRの基準を支持したと主張しているが、実際には核実験と健康被害の関連性を証明することができないとし
て10の代表事例のうち9までが聴聞を行う以前に棄却されており、ECRRの基準が支持されたと言うことはで
きない。現在は原告側が棄却を不服として最高裁で争っている。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/ECRR#cite_note-9

上記では第一次資料の引用先を省略していますが、実際にはウィキペディアの同記事には次の2つの引用先
が提示されていました。

  8.“内部被ばくに警鐘〜クリス・バズビー博士インタビュー”. 2011年8月5日閲覧。
  http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1190
  9.“British atom bomb test veterans lose damages case”.2011年8月10日閲覧。
  http://www.guardian.co.uk/uk/2010/nov/22/british-atom-bomb-veterans-appeal

上記の8によってクリストファー・バスビー氏のOurPlanetTVの発言はウィキペディアに書かれているとおりであ
ることがわかります。また、9によって上記バスビー氏の発言はうそ、ないしはハッタリ、もしくは誤まりである
ことが証明されています。どちらも第一次資料をもとにして論評しているのであって、「伝聞情報をもとに論評し
て」(田島さん)いるわけではないことがおわかりいただけると思います。また、わかっていただかなければ困る
わけです。

もうひとつのウィキペディア記事から引用している今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教)のECRR批判も
今中氏本人のレジュメ、すなわち第一次資料を提示した上での引用です。これも「伝聞情報」ではありません。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/100/seminar/No99/imanaka041215m.pdf

第2。
田島さん wrote:
 >psいわゆる「大向こう受け」する語り口する人物2人が、東本さんたちの批判論考の格好の材料になりまし
 >た。武田氏とバズビー氏です。

私の武田邦彦氏批判は3・11以前に遡りますが、たとえば2011年2月8日付けのCML 007528では武田氏
を次のように批判しています。
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-February/007411.html


  第1。この武田某は上記の「名古屋の選挙 やっぱり民主主義」という記事において名古屋市選管を「公
  平な委員会ではなく、特殊な政治団体で、選挙結果を自分の考え通りにしようとする、いわば『犯罪団体』」
  とまで糾弾しているのですが、その「犯罪団体」の証拠のひとつとして下記のような例をあげています。

  「今回も、市議会解散の投票に際して、投票用紙に『賛成』と漢字で書かなければいけないと言うことにな
  ったのです./例えば『賛成』という漢字が難しいので『さんせい』」とひらがなでかいたら無効という事です.
  /ひらがなは日本語です。それに、投票覧には『賛成』か『反対』しかないのですから、『さんせい』とひらが
  なで書いてもその人の意志は分かるはずなのです.」
  http://takedanet.com/2011/02/post_c1fc.html

  注:武田氏のブログには2011年2月8日時点ではたしかに上記のように書かれていましたが(私は現認
  しています)、いま改めて武田氏のブログを見てみると当該箇所は次のように書き換えられています。「今
  回も、市議会解散の投票に際して、投票用紙に「賛成」と漢字で書けと書いてありました.例えば「賛成」と
  いう漢字が難しいので「さんせい」とひらがなでかいたら無効になるでしょう。選管の担当者はひらがなでも
  良いと言っていますが、そんなことはまったく信用できません」。下記の私の批判を何らかの形で見て自ら
  の「誤り(うそ)」を悟り、なんらの訂正の注も入れずにひそかに書き換えを行ったのでしょう。卑怯なことで
  す。「学者」と名のつく人がすることではありません。

  しかし、武田某のあげる上記の例は嘘八百です。実際には投票用紙の漢字表記について名古屋市選管
  事務局は次のような告示文を発表しています。
  http://www.city.nagoya.jp/senkyokanri/page/0000020577.html
  注:この頁もすでにリンク切れになっています。

  「名古屋市議会の解散に賛成の場合は『賛成』と記入してください。/名古屋市議会の解散に反対の場
  合は『反対』と記入してください。/『賛成』または『反対』を平仮名やカタカナで記入してもかまいません。
  /他のことは記入しないでください。」

  ご覧のとおり名古屋市選管は「『さんせい』」とひらがなでかいたら無効」などとは一言も言っていません。
  少し調べれば誰にでもわかるようなウソを武田という大学教授は平然と述べて恥じない人なのです。武
  田某という「学者」のトンデモぶりの一端がおわかりになられたと思います。

上記も第一次資料に基づく武田氏批判でした。これも「伝聞情報」に基づいて書いたのではありません。

私の原発問題における武田氏批判は上記のようなうそを平然と言う者の脱原発の説は信用するに足らな
い、というものです。現に彼の脱原発の説のあれこれには彼の思想の貧困さゆえのさまざまな綻びが出て
います。その一端はCML 009453(2011年5月8日)で述べているとおりです。
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-May/009326.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/


----- Original Message ----- 
From: "T. kazu" <hamasa7491 at hotmail.com>
To: "CML" <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Friday, October 21, 2011 2:29 PM
Subject: [CML 012708] Re: 「@buvery氏は、クリス=バズビーをどう批判したのか


薮田さん
 >ちょっと調べれば、ウキペディアにも、、「クリス=バズビー」の問題点が書いてあります。

いまどき、工作隊のコントロール下にあるウキペディアを鵜呑みにする人が、他者がバズビーを鵜呑みにする
といって、貶すわけですね(笑)。 私は別にバズビー氏を応援しているわけではありませんよ。僭越ながら、日
語wikipediaや@buvery氏の受け売りで、礫を投げるのは、感心できることではないと申し上げているのです。

>「天動説」と「地動説」が価値観として両立しているようなものです。

その譬えは薮田さんしかわからないものだと思いますが、私の頭の中でいまは、今中哲二さんと、クリス=バ
ズビーさんは両立しています。峻別するだけの知識がないからかもしれません。でも、それだけでもありません。
サプリメントにつきましては、安定ヨウ素剤KIも、サプリメントであるということ。放射性セシウム、ストロンチウム
にもサプリメントがあるということは、私は知らなかった、初耳だということです。バズビー氏も飲む時には十分
な注意が必要だといってましたが・・・

池田様 バズビー氏がいうサプリメントが、営利目的なら、私の心もかなり動揺するでしょう(笑)。

psいわゆる「大向こう受け」する語り口する人物2人が、東本さんたちの批判論考の格好の材料になりました。
武田氏とバズビー氏です。私自身も、こういう目立ちがりやさんは「タイプ」じゃありませんから、平時ならきっと、
東本さんたちに同調したかもしれません。

しかし、今の私の判定基準は違います。私にとっての好き嫌いの「タイプ」ではなく、放射能から子どもを守る
ために、誰が健闘しているかです。 大手メディアが聖域としている「内部被ばく」「低線量被ばく」という問題を
こじ開けることが、喫緊の課題だということです。 原子力安全委員会、否、ICRP、否、IAEA、否、放影研、否、
ABCC、否、核支配の見えざる手 が造った、「放射性降下物の影響無視」「内部被ばくの影響無視」という常
識の路線に寄り添わず、それを、否といい続けているかどうかということです。 常識の路線に寄り添う、「御用
学者」のみならず、「エア御用」とかわいそうにもレッテルを貼られている中立的な大学人を自称する人たちも
そうですが、 そうではなく、「放射性降下物の影響無視」「内部被ばくの影響無視」という束縛から離れて健闘
している方々をリスペクトする。私はその基準で、今中さんにも、小出裕章さんにも、バズビーさんにも、武田
さんにも耳を傾けています。

ni0615田島拝安禅不必須山水
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/list/


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