[CML 012695] 東海労働弁護団、第52回総会開催

酒井徹 toorusakai2 at excite.co.jp
2011年 10月 20日 (木) 18:51:52 JST


東海労働弁護団、第52回総会開催
――「社会変革は労働者階級の歴史的使命」――
http://imadegawa.exblog.jp/16709304/

■高木団長「行動に立ち上がれば社会変えられる」

東海労働弁護団は
10月15日に名古屋市中区の栄ガスビルで
第52回総会を開催した。

総会の冒頭、
高木輝雄団長があいさつに立ち、
「今日の我が国の雇用・労使関係の実情を見るとき、
 使用者の得手勝手な、
 ご都合主義的なやり方には腹が立つ。
 彼らは労働者を利益を出す道具としか見ておらず、
 都合が悪くなれば切り捨てる。
 派遣法を一貫して拡張してきた
 国の姿勢も同罪だ」と指摘した。

その上で高木団長は、
「このような社会を変えて行くための原動力は
 労働者の団結の力だ。
 その課題は
 労働者階級に与えられた歴史的な使命だ」と強調し、
「その労働者と共に歩むのが労働弁護団の役割だ。
 9月19日には
 東京・明治公園で6万人が集まった
 脱原発集会があった。
 ウォール街の大抗議行動も世界的に注目されている。
 行動に立ち上がってこそ社会は変えられる。
 皆さんの奮闘を期待する」と
あいさつを締めくくった。

その後、
東海労働弁護団の樽井直樹事務局長が活動報告。
「2008年のリーマンショック以降の派遣切りが、
 最も猖獗を極めたのが
 愛知・岐阜・三重の東海三県だった。
 震災後も
 非正規雇用労働者へのしわ寄せは繰り返されている。
 この地域で労働問題に取り組む
 東海労働弁護団の役割は大きい」と語った。

■「格差は作られたものだった」

その後会場では、
「総会記念企画」として
ジャーナリスト・竹信三恵子さんによる
「雇用劣化不況と震災」と題する講演があった。

竹信さんは、
「日本では、
 再分配後の格差是正ができていない。
 本来、
 年金や社会保険・雇用保険といったものは、
 弱者を支える所得再配分のための制度だが、
 非正規雇用労働者はこうした制度に
 そもそも入れてもらえないことが多い」と
問題を提起した。

「女性の社会進出が進んだと言っても、
 出産を機に6割の女性が退職している。
 しかもその8割近くが
 家事・育児と仕事の両立の困難さを理由に
 『自発的に』辞めていることが特徴的だ」
という竹信さんは、
こうした女性を
非正規・パート労働者として使うことで、
日本から
「税金の払える労働者」が少なくされていったこと、
以前は70パーセント台であった
所得税の富裕層へ最高税率が
現在は30パーセント台にまで
切り下げられていることを指摘し、
「格差は作られたものだった」と強調した。

その上で3月11日の東日本大震災以来、
日本では権利主張をしにくい風潮が蔓延する中、
使用者側は
便乗とも思えるさらなる規制緩和をもくろんでいると
警告。
例えば震災を受けて経団連は、
「専門職として立場が強い」ということで
特別に
一定の期間を過ぎても
派遣先が直接雇用の申込みをしなくてもよい
「専門26業種」の労働者に、
専門外の仕事をさせられるように
規制緩和しろと政府への要望書で要求しているという。
一体どこが震災に関係するのかといえば、
「震災の影響で典型的な専門業務がなくなった」
というのであるから酷い話だ。

そうした話の後 竹信さんは、
「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入が
もくろまれた際、
労働側が「残業代ゼロ法」と名付けて
これを葬り去ったことを例に取り、
「言葉をとりかえす」ことの重要性を強調。
元朝日新聞編集委員としての経験も元に、
「新聞は確かに収入の半分を広告費に依存しているが、
 そのもう半分は購読料に依存している。
 読者の声は実際に、
 新聞の記事に影響を与える力を持っている」と言い、
運動側のメディアへの働きかけの重要性も強調した。



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