[CML 013271] 鉱物年間投資28億ドル 過去最高 フィリピン、経済成長の柱に・・・同国では環境面への不安や外資による開発への不満から住民の反対運動が起こることも多く

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2011年 11月 22日 (火) 06:32:56 JST


鉱物年間投資28億ドル 過去最高 フィリピン、経済成長の柱に 

2011.11.22 05:00 

フィリピン南部ミンダナオ島の金鉱山での採掘作業。同国で未開発の鉱物資源の総額は約8400億砲箸發い錣譴討い襦淵屮襦璽爛弌璽亜法擲搬隋

 フィリピンは今年の国内鉱物資源開発への投資額が28億ドル(約2150億円)を超え、当初予想の14億ドルを大幅に上回る見通しだ。2005年の法改正で外国資本の参入自由化に踏み切って以来、過去最高額となる。

 同国は鉱物資源が豊富とされ、日本の独立行政法人、石油天然ガス・金属鉱物資源機構が発表した「フィリピン投資環境調査2006年」によると、埋蔵量の世界順位は金が3位、銅が4位、ニッケルが5位、クロムが6位などで、未開発の鉱物資源は総額で約8400億ドル相当にのぼるという。

 現地紙マニラ・タイムズなどによると、フィリピン政府は鉱山開発を税収や地方の雇用増につなげて経済成長の柱の一つとしたい考えで、05年から現在までに約40億ドルだった外国からの投資額を16年までに180億ドルに増加させたいとしている。

 16年までに同国資源開発の中心となる計画は選定ずみで、この中にはスイスの資源大手エクストラータの総額59億ドル規模の南部ミンダナオ島での金・銅山開発計画をはじめ、日本の住友金属鉱山、豪オセアナ・ゴールド、英FCFミネラルズなどの大型計画が含まれる予定だ。

 さらに今年8月末に同国のベニグノ・アキノ大統領が中国を公式訪問した際には、中国側から鉱物資源開発に20億ドル規模の投資の申し出があったともされており、世界各地で資源獲得に力を入れる中国からの投資が本格化すれば投資額はさらに膨らむ可能性もある。

 しかし、政府の楽観的な予想に反して不安要素もある。カナダのシンクタンク、フレイザー・インスティテュートが行った「2010~11年鉱業投資環境調査」では、税制、インフラ、労働問題などを総合的に評価した世界79カ国・地域の投資環境ランキングでフィリピンは66位と低迷した。煩雑な認可手続きや中央と地方政府による二重課税などが投資家の評価が低い要因とされている。

 また、同国では環境面への不安や外資による開発への不満から住民の反対運動が起こることも多く、政府としても目標達成のためには制度面の改善や開発経緯の情報公開など、相応の努力が必要となりそうだ。(シンガポール支局)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111122/mcb1111220502007-n1.htm 		 	   		  


CML メーリングリストの案内