[CML 013103] NHKETVの低線量被曝番組の問題点

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 11月 12日 (土) 17:15:31 JST


みなさまへ   (BCCにて)松元
京都の諸留さんが、NHKETV番組「低線量被ばく、人体への影響を探る」の大事な問題点を指摘しています。

相変わらずNHKは、公平さを装って、国民ではなく原発推進の「資本=国家」に擦り寄るのが基本戦略のようです。

=====以下転送=====

《パレスチナに平和を京都の会》の諸留です

**転送転載 自由**
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本日[11月11日金]AM00:00〜AM00:30の時間帯に
NHKETVから「サイエンスZERO低線量被ばく 人体への影響を探る」
の番組(放映時間30分)
が放映されました。

 毎度のことながら、このNHKETV番組の報道内容には、 

明らかな間違いがあります。
また、間違いとまでは言えなくても、
様々な仮説の中から、
原発推進側に有利な一方的な仮説だけを取り上げるなど・・・ 

世論誘導の政治的意図の番組と思われます。
当番組の幾つかの問題点を、
以下に、簡単に指摘しておきます。

【注】
 9回までダビング可能番組ですので、
先着9人までに限り、見逃した方には、
私(諸留)からDVD(BD対応以外のデッキでも再生可能)をお届けできます。
この番組(放映時間30分)の「文字起し」作業の
お手伝いして下さる方を募集しています。
ご連絡下さい。

-----以下、問題点--------

(1)
「低線量被曝の健康被害の医学的根拠には、
ヒロシマ・ナガサキの被曝調査が推定の根拠(基本)になる」 

との編集方針になっている点は問題。
 ヒロシマ・ナガサキの被曝調査には、
不正確な点、疑問点、科学的に不十分な点があることは、
既に多くの調査報告、諸研究があるにもかかわらず、
その点には全く触れておらず、
原爆調査の調査主体や資料元も
一切言及されていないのは根本的な問題点。

(2)
放射線被曝による「がん」発生の確率的危険性を、
喫煙や飲酒、肥満など、被曝以外の、
「がん」発生の確率的危険性と比較させ、
前者が後者より遙かに少ない危険率であるから問題無し・・とする、
今までも盛んに宣伝された「リスク問題のすり替え」を、
いまだに垂れ流している点も問題。

(3)
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故での健康被害調査報告は、
信用するに足らないものとして、完全に無視し、
科学的根拠の無いもの
参考にはしない・・との
意図的編集方針になっているなど
国内外のチェルノブイリ事故の人体研究調査を
一切無視している点も大きな問題。

(4)
放射線による人体への影響を、
「がん」発生、遺伝子のDNAへの影響
(染色体の二重鎖切断や再結合異常現象など)にだけ限定し、 

例えば「ペトカウ効果」などに代表されるような、
「がん」以外の健康への悪影響(免疫低力下など)には
全く言及していない点も、
意図的報道が露骨に伺える問題点。

(5)子どもへの影響には言及しても、
妊婦(胎児)への影響が、全く言及されていない点も問題。
(青森県六ヶ所村にある環境科学技術研究所の、
生後2〜2日後のラットでの実験結果の報告はあるが、
出生直後の動物実験結果でしかない)

(6)
国際放射線防護委員会(ICRP)の委員でもある
大分県立看護科学大学の甲斐倫明教授を
専門家と称して解説させたり、
青森県六ヶ所村にある環境科学技術研究所での
放射線影響調査結果も引用するなど、
原発推進側の研究報告や解説者中心で構成するなど
原発推進側の人選になっている。

(7)
低線量被曝問題を始め、放射線被曝を論じる際に
常に欠落している重大な視点の一つに
いかなる種類の放射線計測機材を用いているか
また、それら測定機材の計測能力限界
(放射線の種類や核種をどこまで確認できるか否かなど)
が、全く触れられておらず
単に10ミリシーベルト(mSv)とか、20ミリシーベルト(mSv)などの
数値だけが「一人歩き」させたままでの
放射線被害論に終止しているのは
極めて大きな欠落点であり問題である。

(8)
放射線被曝量で言えば100ミリシーベルト(mSv)以下の
致死的ながんの増加確率で言えば1.0%以下(あるいは0.5%以下)の
領域での「不確定領域」(未確定領域?)での
人体への影響云々・・・の問題(論争点)でも
この境界値以下〜原点までの領域を
「直線的、比例的に、原点に至るまでの全ての被曝線量まで
危険(リスク)がある可能性がある」とする説を
一方的に強調する(大分県立看護科学大学甲斐倫明教授の解説)など、
明らかに、国際放射線防護委員会(ICRP)の見方が
あたかも科学的、国際的に正しい見方であるかのような
ICRPにすり寄った番組編集構成となっている点も
極めて大きな問題点。

この境界値以下〜原点までの領域での
影響はほとんど無しとする説や
逆にこの領域では影響が増大するとする説を
手書きの赤線で、追加の形で補足説明するなど
素人が見れば、ICRPの見方以外の説(見方)は
いかにも、科学的根拠の弱いもの
(少数説でしかない)・・・といった、誤った印象を
持ちかねない説明になっている点が問題。

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 以上、とりあえず、問題点を列挙しました。
既に当番組をご覧になった方で、
これら以外でも、問題点に気付かれた方で、
低線量被曝に関心のある方は、
私(諸留)までご連絡下さい。
 この番組も、後日、「文字起し」して問題点も添付して、
お伝えする予定です。

 以上、ご参考まで

**転送転載歓迎**

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