[CML 012927] 園田康博政務官への福島原発汚染水の飲水要求の出発点:林田力

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2011年 11月 2日 (水) 21:31:29 JST


内閣府の園田康博政務官は10月31日に東京電力本店で開催された政府・東京電力の合同記者会見で、福島第1原発から出た汚染水を浄化した処理水を「飲んでも問題ないレベル」として、コップに入れた処理水を飲み干した。これはジャーナリストの寺澤有氏と田中昭氏からの「安全というならば飲んでみたらどうか」との要求が発端である。
 問題の汚染水は福島第1原発5、6号機に溜まっていた水である。津波で押し寄せた海水や亀裂から流入した地下水と見られる。この汚染水の浄化水を東京電力は「低濃度」であるとし、「樹木の自然発火を防ぐ」という名目で敷地内に散水している。これが果たして安全なことであるか、放射性物質を拡散させることにならないかという点が両氏の問題意識の出発点である。
 田中氏は10日の東京電力の記者会見で、「福島第1原発を現地取材できないため、本当に『低濃度』であるか確認できない」として、「安全と言うならばコップに入れて飲んでみてはどうか」と迫った。この質問は13日の合同記者会見でも寺澤氏によって取り上げられ、園田政務官は「飲水する」と回答した。寺澤氏は本物の汚染水を飲んだことを示すために記者が同行する福島原発現地での飲水を提案したが、受け入れられなかったという経緯がある。
 田中氏は「水の安全性を確認すること、情報の透明化を促進すること、情報の確度を上げること」が目的であり、東京電力に虚偽の発表をしにくくする効果があったと述べる。現実に汚染水に1991年の美浜原発の放射能漏れ事故でも検出されたトリチウムが含まれている事実が判明した。また、寺澤氏は園田康博政務官が飲んだ残りの水を受け取り、分析すると述べている。
 この飲水問題ではフリーのジャーナリストが汚染水を飲むことを強く迫ったという点がクローズアップされ、両氏へのバッシング傾向もみられる。しかし、両氏としては13日の約束の履行を求める立場である。過去を水に流すことを是とする非歴史的な日本社会には時間の経過や状況の変化を理由に安易に前言が翻される傾向がある。しつこく追及した側を責めるのではなく、しつこく追及しなければ約束が守られない状況こそ非難されるべきである。(林田力)
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