[CML 009841] IK原発重要情報(11)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2011年 5月 26日 (木) 12:56:12 JST


                IK原発重要情報(11)[2011年5月26日]

 私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票を求める市民運動についての情
報を発信しています。よろしくお願いいたします。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許し下さい。転送・転載は自由で
す。)

 弁護士 市川守弘  弁護士 河内謙策
 (Email:kenkawauchi at nifty.com)
   (脱原発の国民投票をめざす会
  http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html )
 
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 24日(火)のフジテレビ・朝番組「とくだね!」で、建設中の電源開発・大間(お
おま)原子力発電所に反対する函館市民の動きが報道されていました。
[情報11-1](青森県の大間原発の概要については、以下のサイトを参照してくださ
い)
http://www.jpower.co.jp/bs/field/gensiryoku/project/scheme/index.html

[情報11-2](原発建設に反対する市民の集会と訴訟については、以下のサイトを参照
してください)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20110523-OYT8T00293.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110519/hkd11051920060004-n1.htm

  私がテレビを見ていてびっくりしたのは、東日本大震災の影響で中断されている大
間原発の建設工事を、今月15日、民主党の岡田幹事長が視察していたこと、それ以前
の12日に同幹事長が「ほぼ完成に近づいたものをいきなり全部止めてしまうというこ
とは適切でない」と記者会見で述べていたということです(今ごろ気がついて恥ずか
しい次第です。)
[情報11-3]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110515/plc11051510570007-n1.htm

 これは、大間原発工事続行のゴーサインです。近日中に工事が再開されるのではな
いかと憂慮されます。
 私たちは「IK原発重要情報(10)」で、浜岡原発の運転停止が原発推進勢力の「反
転攻勢」のシグナルなのではないかと主張しましたが、大間原発工事再開の動きは、
これを裏付けています。

 それにしても、現在、日本にある54基の商業用原子炉以外(!)に、以下のとおり 
14基(!)もの原子炉の建設(新設・増設)が予定されていることは、大変なことだ
と思います(以下の数字は、新潮45別冊『日本の原発』に掲載されている「建設中」
「計画中」「準備中」の原発の数字の合計です。)

▽東北電力・東通原子力発電所・2号機
▽東京電力・東通原子力発電所・1号機、2号機
▽電源開発・大間原子力発電所・1号機
▽東北電力・浪江・小高原子力発電所・1号機
▽東京電力・福島第一原子力発電所・7号機、8号機
▽中部電力・浜岡原子力発電所・6号機
▽日本原子力発電・敦賀発電所・3号機、4号機
▽中国電力・島根原子力発電所・3号機
▽中国電力・上関原子力発電所・1号機、2号機
▽九州電力・川内原子力発電所・3号機

 このように大量の原発の建設が予定されているということは、今後、1基、1基の
原発建設阻止の運動を積み重ねることの重要性とともに、国会で「今後の原発建設は
一切これを禁止する」という法律(今後「脱原発促進法(仮)」と呼ぶことにしま
す。)を制定することの必要性を明らかにしていると思います。しかし、現在の国会
にそれを期待することはできません。それゆえ、私たちは脱原発の国民投票成功と、
それを基礎にした法律(「脱原発促進法(仮)」)の制定こそが究極の脱原発の道筋
であることを訴えているのです。

 また、日本に現在存在する原子炉55基(商業用原子炉54基に日本原子力開発機構の
「もんじゅ」を加えた数字)の廃炉と建設予定14基の原子炉の白紙撤回を“一つ一
つ”実現していくには膨大な時間がかかるでしょう。膨大な時間がかかるのは、難事
業においては、一般的には仕方のないことですが、今回の場合は、それが簡単には許
されない事情があります。それは、日本列島が「地震の活動期」に入っているという
ことです。それゆえ、一日も早く(!)脱原発を実現するという意味でも、私たちの
提唱している脱原発の国民投票の成功とそれを基礎にした「脱原発促進法(仮)」と
いう戦略が正しいと私たちは考えています。

[付言]
 1995年の阪神大震災以来、日本列島が「地震の活動期」に入っているということ
は、以下のサイトを見てください。
[情報11-4]
http://www.videonews.com/on-demand/521530/001816.php

  広瀬隆氏も、この見解に立脚し、「原発の運転開始以来ほぼ40年、たまたま大地震
が原発を直撃しなかったため、大事故が起こらなかっただけだ、というのだ。日本人
は、なんと幸運な民族だったのだろう」(広瀬隆『原子炉時限爆弾』ダイヤモンド社
277頁)と書いています。
 したがって、私たちの脱原発の運動は、絶対に失敗が許されない運動であるという
点から見ても、急がなければならないという点から見ても、これまでの日本の民衆運
動とは異なる色彩をおびることになるでしょう。私たちの中にある、マンネリ化した
思考は克服しなければならないのです。

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                         以上




 










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