[CML 009736] 愛媛における大震災・原発大事故と社会科教科書(採択)の取り組み

Okumura Etuo gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
2011年 5月 20日 (金) 14:07:36 JST


愛媛の奥村です。

愛媛における大震災・原発大事故と社会科教科書(採択)
に関するシンポの取り組みのお知らせ。
重複される方、すみません。

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『 シンポジウム 〈3・11〉大震災・原発大事故後の
日本社会の在り方と社会科教科書(採択) 』
への取り組みと準備会への呼びかけ

準備会
5月28日(土)13:30
松山市民会館第4会議室

取りあえずの連絡先
えひめ教科書裁判を支える会

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ご存知のように、〈3・11〉東日本大地震・大津波と
東京電力福島原発の巨大事故によって、東北地方を中心に、
私たちの住む日本社会は、
計り知れないほどの被害と衝撃を受けました。

 いま私たちは、この巨大な被害からの救済・復興の課題とともに、
この目前の現実を見据え、教訓としつつ、
〈3・11〉後の新たな日本社会の在り方を模索、
議論し、構想・構築していかなければならないという、
もう一つの重要な課題の前に立たされています。

 とりわけ、愛媛に住む私たちが置かれている状況と、
持続して来た運動課題との関係においては、
〈3・11後の現実〉をかけがえのない契機として、
以下のような課題が立ち上がって来ます。

一つは、伊方原発の問題です。
三基の原発をまずは停止させ、そして廃炉へと到らせることは、
私たちにとっての喫緊の課題です。
この課題が〈3・11〉後の状況下で最も急を要する課題であることは、
説明を要しないと思います。

二つ目は、憲法をめぐる課題です。
いま、マスメディアを中心に、「日本の復興」が語られ、
「がんばろう日本」「日本は強い国」等々のスローガンが、
とてもナショナルな情緒とスタンスの中で繰り返し流されています。

しかし私たちが留意しなければならないことは、
これら「日本の復興」−−国とか全体的なものの復興の陰で、
そこから取り残され、
置き去りにされてしまう人々・地域を決して出さないことだと思います。
被災した、かけがえのない個人ひとりひとりと、
その個人のつながりである〈地域〉、
自治体等の救済・復興こそが最優先される社会をこそ、
私たちはめざさなければならないと考えます。

そのためには、国家とか、
「日本」とかいう全体的なるものの価値よりも、
ひとりひとりの個人と、その個人個人のつながり・共生・社会的連帯といった
ものの価値が尊重される社会が形成されていなければなりません。

ここにおいては、現憲法における「個人の尊重・幸福追求権」(第13条)、
「生存権」(第25条)、「地方自治」等々の理念・価値観の存在と実現が、
きわめて重要な意味を帯びてきます。

これら現憲法的理念・価値観は、
被災した人々の救済・補償・復興のための強力な拠り所となるものであり、
また、〈3・11〉後の新たな日本社会の構想・構築においても、
〈3・11〉以前にもまして、
社会の基底・核心に確固として存在させていかなければならないものであると考えま
す。

三つ目は、とりわけこの10数年前から
愛媛・日本社会を覆っている偏狭で排他的なナショナリズムの克服の課題です。

今回の大震災においては、
隣国の韓国・中国はじめ世界中の国々・人々から、
暖かく大きな支援と連帯の手が差し伸べられました。
今後の日本社会の復興も、
こうした他国・他民族の人びとの支援と連帯の中でこそ可能です。

アジアをはじめとする世界の国々・人々と支援し合い、
理解し合って、共に生きていく形でしか、
日本に住む私たちもまた生きていけないことを、
〈3・11〉後の現在、
日本の多くの人たちが痛感していることと思います。

このいまこそ、私たちは、
これまでの自己中心的ナショナリズムを克服して、
アジア・世界の国々・人々と相互に理解、支援し合いながら、
共に生きていく関係を築いていかなければなりません。

実は、以上の三つの課題と密接な関係をもつ、
もう一つの重要な解決すべき課題を、
愛媛に住む私たちは抱えています。

それは、愛媛県教育委員会と今治市教育委員会が
扶桑社版(「つくる会」系)の社会科教科書を採択して
(県教委は歴史、今治市教委は歴史と公民)、
県内に住む約1700人もの子ども達−−中学生が、
これらの教科書を使っているという現実を何とかしなければならないという問題で
す。

ご存知のように、「つくる会」系教科書は、
上に挙げた
原発、憲法、ナショナリズムの問題等について、
私たちが望む方向と、まさに正反対の視点と立ち位置から記述
している教科書です。

それは、
〈3・11〉後にめざすべき日本社会の在り方・構想との関係において、
最もふさわしくない社会科教科書であると言えます。
 
その中学生用教科書採択が、この8月に行なわれます。

このような状況において、
私たちは、上記はじめさまざまな課題に取り組んでいる
みんなが共同、協力して、
〈3・11〉後の日本社会の在り方と社会科教科書(採択)との関係について考え、
語り合うシンポジウムが開けないだろうかと考えています。

日本社会の立ち直り−建て直しを長い射程で展望していくとき、
まさにこれからの日本の社会を担っていく若い世代−子ども達が、
各学校においてどのような、
〈社会についての学習・教育〉−社会科教育を受けるか、
つまりは、私たち大人が、どのような社会科教育を用意できるかが、
とても重要な意味を持ってくるだろうと考えるからです。

つきましては、以下の形で、
まずは最初の取っかかりとしての準備会を開けないかと思いますので、
お忙しいかとは思いますが、
ぜひ参加していただけますよう、
よろしくお願い致します。


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Okumura Etuo
gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm
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