[CML 009539] Re: 原発問題についての国民投票に反対する(#2)

pkurbys at yahoo.co.jp pkurbys at yahoo.co.jp
2011年 5月 12日 (木) 00:31:40 JST


永野勇様
   
  紅林進です。
   
  永野さんは、
   
  「1、原発は特定の地域の問題であり、地域のことは「地域の民意」に任せるべき
であること。
(中略)
  これに対し、紅林さんよりいろいろ反論がなされましたが、紅林さんの主張は
  あまりよく分かりませんでした。
例えば 1、に対してもいろいろ反論していますが、紅林さんは、国民投票の
  賛成者ですので、1については、国民投票で決着してしまいますので何も
  出来なくなってしまうのですよ。

1についての私の真意については、萩谷さんより述べて頂きました。ほぼ
  その通りです。それを補足するとすれば、原発は、特定の地域の問題とし、
  地域の民意に任せるべきとしたのは、その後の運動を考えたからです。
先述したように、このことまで国民投票に含めて、その結論に従うとした場合 
  もし仮に国民投票で、原発容認派が多数を占めた場合、何も出来なくなって
  しまうことになります。」

と言われますが、私は国民投票とは別に、その地域に関わることは、その影響
  を受ける地域住民による住民投票を行うべきだと思います。原発の建設然り、
  沖縄の基地問題然り。
   
  たとえ国民投票で、原発の維持が多数となったとしても、それをどこの地域に
  受け入れるかは、当然住民投票で受け入れを決めるべきだと思いますし、
  それを押し付けられようとした地域住民が受け入れ反対運動をするのは
  当然の権理です。
   
  しかし逆にある地域の住民投票で、原発受け入れが多数となったとしても、
  それはその地域だけの問題ではなく、今回のように事故が起これば、
  周辺の地域やさらに広範な被害をもたらしますし、たとえ事故が起こらない
  としても、広範な周辺の地域の人々は事故の恐怖の下に日常生活を
  送らねばならないのですから、ある地域で受け入れ賛成が多数になった
  から、そこに受け入れてよい、建設してよいということにはなりません。
  周辺地域はもちろん、全国的に、住民(私は外国籍を含む全住民に
  すべきだと思うが、たとえ「国民」と限定したとしても)の意思を問うべき
  だと思います。(もちろん、放射能汚染は国境を越えて被害を及ぼすので、
  一国レベルを超えた、国際的な問題でもありますが、ここではとりあえず、
  国内的な意思決定の問題に限定しておきます。)
   
  「1については、国民投票で決着してしまいますので何も出来なくなって
  しまうのですよ。」と永野さんは言われますが、
  上記述べたように、たとえ「国民投票で決着」したとしても、その地域に
  受け入れるかどうかは、また別の問題であり、その影響を受ける住民は、
  その地域に受け入れることを拒む権理が当然あるのです。
  決して「何も出来なくなってしまう」わけではありません。
  当然「住民投票」等も要求してゆくべきです。
   
  もちろん「住民投票」だけでなく、それ以外の反対運動が必要なのは、
  「国民投票」だけでなく、それ以外の反対運動が必要なのと同様です。
   
  私自身は何も「国民投票」が万能だとは思っていませんし、多様な
  原発反対、脱原発運動の一つだと思っていますし、多様な闘い方が
  あるし、その多様性が必要だと思います。
   
  「国民投票」はあくまで、反原発・脱原発の手段なのであり、世論の
  動向も見ながら、時期等も含めて、柔軟に進めるべきであり、反原発
  ・脱原発運動の高まりなくして、「国民投票」に勝利することもできない
  と思います。
   
  危険性に警鐘を鳴らし、批判するのも必要ですが、ただし「国民投票」に
  敗れる可能性があるからといって、それをやろうとしている人々の運動
  を妨害したり、足を引っ張るべきではないと思います。(もちろん永野さん
  が妨害をしていると言っているのでは全くありません。)
   
  
永野勇 <i_nagano at dreamcar.co.jp> wrote:
  
皆さん 永野です。原発問題についての国民投票に反対する(#2)

を発信します。重複した場合ご容赦下さい。

2011/05/11
原発問題についての国民投票に反対する(#2)
永野 勇 

私は、2011/05/9に多くのMLに「原発問題についての国民投票に反対する」ことを発信しました。
そのことに対し多くの方々からご返信を頂き、3人の方から永野の考えを否定する意見を頂き、また多くの方から賛意を頂きました。とりわけ萩谷様には、私の考えを補強していただき本当に有難うございました。

今回の国民投票の内容の骨子は、「原発災害を根絶し、原発政策の根本的転換を実現するために、新たな国民投票で原発の安全性が国民的に確認されるまでの間、原発の増設・新設を一切禁止するということについて、賛成、反対、保留、棄権を問う形での国民投票を実施する」という事とあわせ、
国民投票に示された国民の総意に従う旨の国会決議を求めるというものです。

従って端的に言えば、国民投票の内容は、原発の新・増設の賛否を問うというものであります。
そして、その結果については従うということの国会決議を求めるというものです。
しかしこの効力が、既存の原発にも当然のことながら及ぶことは言うまでもありません。

皆さんは、原発に反対する一番の理由(一つだけあげるとした場合をいう)は、何なのでしょうか。
皆それぞれ違うかもしれませんが、このことを今一度考えてみてください。
というのは、私は原発に反対する一番の理由いかんによっては、国民投票の決着でも良いのではないかということになると考えるからです。

私が、原発に反対する一番の理由は「原発が人間の命を奪う」からです。
人間の命を奪うことは、誰もやってはならないことです。私は今68才ですがもっともっともっと生きたいです。私は自分自身が生きたいから原発に反対しているのです。そしてその結果が、放射性物質の影響を受けやすい、子供や幼児や乳児や妊産婦を守ることになると思っています。

しかしながら、原発問題を国民投票にした場合、原発は地方に建設され、その電気の使用は大都市であること、さらには、他人の痛みを理解しない今の日本人の国民性(こう言っていいかどうか疑問が残りますが現実です)から判断すると、国民投票により原発容認派が多数を占めることは容易に想定できることであります。(事実
、国民投票に賛成の、河内さん、紅林さんは、現時点で国民投票をした場合、原発容認派が多数を占めるであろうと考えております)

そうなってくると、私たちが提案した国民投票により、原発が立地される(既存の原発立地地を含む)地域の「人間の命を奪う」ことを合法化することになります。国民投票に賛成の、河内さん、紅林さん、原田さんはこのことをどう考えているのでしょうか? 是非教えてください。

私は、いかなる状況であろうと「人間の命を奪う」原発を、合法化する危険性のある国民投票には賛成できません。

私は、国民投票に反対する理由を下記の通り述べました。
1、原発は特定の地域の問題であり、地域のことは「地域の民意」に任せるべきであること。
2、国民投票は、国民全体を対象にした問題であるべきこと
3、実はこれが一番大きな問題ですが、国民投票で、原発容認が多数を占めた場合、原発の増設・新設だけでなく既存の原発をも容認することになり、既存の原発のある地域を固定化することになること。
既存の原発が地方に散在し、その電気の使用は大都市であることを考えた場合、国民投票で、原発容認派が多数を占めることは、容易に想定できることである。

言い換えれば、現在沖縄にある米軍基地について、沖縄県民の反対の総意を、国民投票により踏みにじる危険性が高いことをやろうとしているのが、今回提案の国民投票なのである。これは、いかなることがあってもやってはいけないことであります。

これに対し、紅林さんよりいろいろ反論がなされましたが、紅林さんの主張はあまりよく分かりませんでした。
例えば 1、に対してもいろいろ反論していますが、紅林さんは、国民投票の賛成者ですので、1については、国民投票で決着してしまいますので何も出来なくなってしまうのですよ。

1についての私の真意については、萩谷さんより述べて頂きました。ほぼその通りです。それを補足するとすれば、原発は、特定の地域の問題とし、地域の民意に任せるべきとしたのは、その後の運動を考えたからです。
先述したように、このことまで国民投票に含めて、その結論に従うとした場合 もし仮に国民投票で、原発容認派が多数を占めた場合、何も出来なくなってしまうことになります。

特定の地域の民意が原発反対となれば、それを突破口にしてその後の運動を進めればよし、もし仮に、原発容認となれば原発反対の仲間を作る運動を出来るようにする必要があるでしょう。
いずれにしろ地域に関する問題は、地域との密着を図らなければ運動が広がらないということです。

浜岡原発を停止するようにした菅総理には、アメリカからの圧力が強かったとのテレビ報道がありますが、「浜岡停めろ」との現地の運動(裁判闘争含めて)から全国にその声が拡がったことも浜岡を停めさせる要因になったと考えております。
さらに沖縄の米軍基地問題で、政府がアメリカと合意した辺野古への新基地建設を実行できないでいるのは、沖縄県の従来にない強い反対があるからです。
地域の当事者を巻き込んだ運動がいかに大事であるか、このことを教えていると思います。



 


CML メーリングリストの案内