[CML 008545] 反原発運動家 田中優氏に対する私見

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2011年 3月 25日 (金) 21:13:52 JST


下記は私の地元のメーリングリストに発信したものです。

参考資料として本MLにも発信させていただこうと思います。


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○○さん ○○さん

おふたりの日頃からのご活動をもちろん否定するつもりはありませんし、5月初旬に計画されている田中
優さんの講演会開催に反対するつもりもありませんが、おふたりの田中優氏の評価について若干の異論
を述べておきます。いわゆる田中優ファンは反原発運動関係者の中には少なくないのですが、私はそうし
たファン現象に危惧を感じているということもあって、一度彼を根底的に(この私の論はもちろん根底的な
ものではありませんが)批判しておく必要性を感じているということもあります。

まず私の若干の田中優氏観を述べてみます。

田中優氏とは私は4、5年前まで2年間ほどあるメーリングリストでご一緒していました。そこで田中氏及び
きくちゆみさんといわゆる9.11陰謀論について若干の議論をしたことがあります。その議論における田中
氏の見解は私から見て一面的で、かつ牽強付会なところも多く賛成しがたいものでした。このメーリングリ
ストでは田中氏及びきくちゆみさんの見解の反対者は多く、田中さんは結局このメーリングリストをやめて
しまいました。後にも触れる下記のサイトで12番目のコメント投稿者が「僕も気になったので、一昨日の夕
方に掲載サイトの問い合わせフォームから質問を入れてみたんですが、今も音沙汰ありません。これだけ
東電や政府が都合が悪いことを隠している云々と主張されている一方で、自分たちがツッコミ入れられる
のは嫌なんでしょうかね・・・・」という感想を述べられていますが、田中優氏はそうしたたぐいの議論をする
人、議論の逃げ方をする人でした。
http://togetter.com/li/114799

時を経て2年ほど前に大分市の田の浦で田中さんの講演を聞く機会がありました。私はパンフレットのた
ぐい以外の田中さんの著書を読んだことはないので、彼の考え方を知るよい機会だと思って彼の講演を
聞いたわけですが、彼の論の特徴は、彼はたしかに各種の情報を自分の論理に合わせて見栄えよく構
成する能力は高いとはいえるのですが、「自分の論理に合わせて」というところがカンどころで、情報とは
本来多角的なものであるはずなのですが、自分の論に都合のよいその情報のある局面のみを切り取っ
た体の牽強付会なところが多いように私には見受けられました。彼の話す論の展開を聞いていて私は
おやっと首を傾げざるをえないところがしばしばありました。

さて、東日本大震災とともに現在進行形で未曾有の大惨事となった今回の福島第1原発事故が起きて
以来、主に市民運動のサイドでこれまで反原発運動の理論的リーダー役を担ってきた幾人かの研究者
や反原発運動家、またその発言がにわかに脚光を浴びるという現象、あるいは様相が見受けられます
が(もちろん、その現象は必ずしも悪いことではありませんが、私は相変わらず(反原発)有名人志向の
市民運動の幼弱性を感じてあまりよいこととも思いません)、その脚光を浴びている反原発運動家のひ
とりに田中優氏がいます。そして、その田中優氏の発言としていま注目されているのが下記の発言で
す。

■田中優×小林武史 緊急会議「今だからこそできる話がある」(2011年3月18日)
(1)http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110318_4983.php
(2)http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110319_4986.php

しかし、この対談の中で田中氏は「東京電力が東京大学に委託して、犬吠埼に風力発電を建てたらど
れだけ発電するかを調べたそうです。そうしたら出てきたデータが『東京電力がまかなっている電気が
全部作れます』というものだった。犬吠埼の沖合だけで、だよ」と語っていますが、この発言について、
少なくない人たちが「机上の空論」「誇張や煽りが多い」「『犬吠埼に風力発電を建てたら東電がまかな
っている電気が全部作れる』なんて大嘘もいいところ」などと批判をしています。ウィキペディアの『田中
優』の項の執筆者氏は上記の批判の紹介の後に「(田中氏が上記の対談で引用しているデータの)論
文内容と田中の主張との間には齟齬もあるとの指摘もあり、同記事の信憑性については他部分も含
め、要検証と思われる」とも補足しています。こうした田中氏批判は先にも述べた「牽強付会な論が多
い」という私の田中氏評価とも一致しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%84%AA

上記の田中氏批判の論の中には次のような田中氏批判もありました。

「直接議論に関係ない話ではありますが、田中優という人。9.11の陰謀論主張するトンデモ映画にこう
いう寄稿しちゃう方だったりするみたいですし。元々、些か危うい人なんじゃないかと・・・・・。//『陰謀論
という名の陰謀』http://zero.9-11.jp/voice/voice_01.html」
http://togetter.com/li/114799

冒頭でも述べましたが、この9.11陰謀論については私は田中優氏といささかの議論をし、彼を批判し
たことがあります。この9.11陰謀論については2008年10月12日付のsoml 2014「いわゆる『911テロ
=米政府謀略説』について〜Re: ノーベル平和賞とインド洋給油法案」で私の考え方を述べていますの
で参考資料として次便で再送しておきたいと思います(注:この文章はここでは省略します)。

なお、ここでいうノーベル平和賞とは9・11真相究明運動家のひとりのデヴィッド・レイ・グリフィン博士が
2008年度のノーベル平和賞にノミネートされたという情報を指しており、かつて田中優氏を含め、その
友人のきくちゆみ氏やお連れ合いの森田玄氏などが大々的に喧伝した情報ですが、この情報の信憑
性については次のような批判もありました。参考のため掲げておきます。
http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%C7%A5%F4%A5%A3%A5%C3%A5%C9%A1%A6%A5%EC%A5%A4%A1%A6%A5%B0%A5%EA%A5%D5%A5%A3%A5%F3%C7%EE%BB%CE%A1%A1%A1%CA911%B1%A2%CB%C5%CF%C0%A1%CB
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東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/




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