[CML 008416] 「0.73μSV/h」のビックリ テレ朝スーパーモーニングによる「風評被害」

T. kazu hamasa7491 at hotmail.com
2011年 3月 21日 (月) 11:54:02 JST


ni0615です

いくらかでも放射線のことを考えたことのある人なら、
今朝8:00からのテレ朝「スーパーモーニング」を見て腰を抜かしたでしょう。

2時間の前半は、第一原発への海水注入にあたった消防士らの勇気を称えるものでした。
そこでは、環境に放出された「目に見えない敵」放射線の恐ろしさが強調されていました。

しかし後半は、環境に放出された「目に見えない敵」放射線は、
とるに足らないものだ、ということが強調されました。

この二律背反があたかも整合しているように見せかけられているのが、
今日現在のマスコミ報道の現状です。

〜〜〜〜〜〜〜

ゲストコメンテーターは、松本義久東京工業大学準教授。
放射線影響の専門家として紹介された松本氏の開口一番は、

「暫定基準値を27倍超えたからといって何の心配もありません。
私は、家族でそのホウレンソウを美味しく戴きます」

というものでした。松本氏の主張は、
「暫定基準値なんて非科学的なもので、じっさいは水に洗ったりすれば
300年間毎日食べつづけても問題にならない」
というものらしく(※1)で、
何の計算的根拠も示さない断定的なものでした。

番組はつづいて、
「風評被害のいわき市」の現場レポートへとなります。
そこでのキーワードは、
『放射線測定値0.73マイクロシーベルト』
です。

レポーターいわく
「福島市なんかより低いのに物資のトラックがこない」
「トラック運転手は郡山で下車してしまう」(※2)
「市の北の一部が30Km圏なので、市全体が避難地区と思われている」
などのレポートがあったあと、

コメンテーターの鳥後俊太郎氏いわく
「松本先生、私は年に3回もCTを受けていますが、
 その1回分は6900マイクロシーベルトだそうですね。
 いわき市の値は約1万分の1じゃあないですか」(※4)

ここで、スタジオにいたコメンテーターは、卒倒しなくてはならないのですが、
松本準教授は、
「これに24と365を掛けるのですが・・・・」
といったものの、鳥越発言を否定はしません。
すると鳥後氏はエスカレートし、
「CTは短時間のうちに浴びても 大 丈 夫 じゃないですか!」(※4)

つづいて番組は、いわき市の市長と電話でつなぐのですが、
15日、16日の水素爆発のとき北風で、放出水蒸気がいわき市が流れていたらどうなったか、
などという考察は一切しません。

そうして鳥越氏畳み掛けるように、
「放射線の測定値に関するあやまった認識は政府の責任ですね」
と締めくくり、

司会者の赤江珠緒氏はこう、いいのけたのです。
「(0.73は)1万年間そこに住みつづけても大丈夫な値なのに、どうしてそのことを周知させないのでしょうか?」
と。

椅子ごと卒倒する以外にはありません。
いくら科学に弱いことが「ウリ」のキャスターだからといって、
公共の電波でこれはないでしょう。

テレビ朝日は局丸ごと、事実を事実として見ないムードに覆われてしまったようです。

※1 言葉の曖昧さをちりばめたロンリですから、私には正確な聞き取りはむりでした
※2 福島第一原発対応の自衛隊の待機地が郡山市ですから、それから先は警戒するのも当然です
※3 因みに、0.73マイクロシーベルト毎時を、年間に換算するには、

 24時間x365日=8760を乗じなくてはなりません。

 0.73x8760=6394.8マイクロシーベルト毎年です。

 毎時を毎年に速算で換算するには、10.000を乗じれば誤差の範囲でしょう。
※4 鳥越氏がCTを年3回も行って当たり前なのは、氏がすでにがん患者であるため
 発ガンのリスクを天秤にかけない状態だからです。鳥越氏にとってはCTはありがたい存在で
 あることは認めますが、それをガンに掛ってない人に押し付けてはなりません。
 氏が本当にガンのメカニズムを勉強したというなら、「発ガン」のリスクを無視したこのような
 発言は出来ないはずです。

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私は、
テレビ朝日に抗議しようと電話をしましたが、「電話応答」は中止で、3分間の留守番電話しか認めていません。

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原発擁護派の「だいじょうぶだ〜あ」の譬えは、
最初は、「胸のレントゲン写真」でしたが、いまは「CTスキャン」です。
それだけグレードアップされたといえましょう。

昨日のNHK特集では、
「水道水の値が基準値の数百分の1なのに、外国のメディアは大騒ぎしている」 
「そんな風評被害に惑わされるな」
とNHK解説委員2氏がアジテーションを繰り返していましたが、

けさの報道では、福島市などの水道でヨウ素131の値が基準値を超えているそうです。

もし幸いにして、福島第1原発が、
爆発やベントなどを繰り返さずに理想的に終息するとすれば、モニタリング値は低下するかもしれません。
しかし、モニタリング値の正しい読みかたを国民に教示せずに、マスコミが「だいじょぶだ〜あ」を繰り返すならば、
次に起こる危機に対応できずに、この国は自壊するでしょう。

深刻なデマゴギー汚染もしくは虚偽報道津波は、
少なくとも、NHK、テレビ朝日の中枢部までひたひたに飲み込んでいます。



拝

 		 	   		  


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