[CML 008292] 意図的な「安全宣伝」にだまされてはならない(3.17美浜の会HP)

MASUDA Tetsuya masuda at osaka.email.ne.jp
2011年 3月 18日 (金) 02:33:00 JST


美浜の会HPより
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放射能汚染レベルと被ばくに関する、
政府や原発を推進してきた「専門家」、マスコミによる
意図的な「安全宣伝」にだまされてはならない
  ・レントゲンでの被ばくと比べて「十分低い」はデタラメ
  ・内部被ばくの危険を伝えていません
  ・自然放射能と異なる人工放射能の危険を伝えていません
政府は詳細な線量レベルと放出された放射能核種の情報を公開すべき


 「直ちに人体に影響が出る状態ではない」「レントゲン1回で50マイクロSvと比べると
十分低い」「ニューヨークへの旅行と同じだ」「正しく認識してください」と人体に影響
はなく、問題がない「過度に心配しないよう」等々、政府発表もマスコミも垂れ流してい
る。

1.レントゲンでの被ばくと比べて「十分低い」はデタラメ。レントゲンによる被ばくと
大事故による被ばくを比べるなど許せません
 「直ちに人体に影響が出る」とは、一体どのようなことを想定しているのか。急性死(
7000ミリSv)なのか。白血球の減少(25ミリSv)のことか。そのような極限的な状況でな
ければ「安全」とでもいいたいのか。
 通常の自然放射線レベルは0.02〜0.07マイクロSv/h程度である(ミリSv/h、マ
イクロSv/h:1時間当たりの被ばく線量のこと。1ミリSv=1000マイクロSv)。しか
し、福島原発から20km〜30kmの地点で330マイクロSv/hが測定された。福島県内では
恒常的に20マイクロSv/h前後といったレベルで推移している。100km以上離れた宮城
県や茨城県でも1〜5マイクロSv/hといったレベルが継続している。マスコミは「十分低
い値」というが、自然放射線レベルの何十倍、何百倍、何千倍のレベルである。こんな異
常な状況が、地震発生から1週間近くも続いている。しかも、福島原発の事故は日ごとに
深刻さを増し、終息の目処はない。汚染と被曝は拡大している。「レントゲン1回の50
マイクロSv」より「十分低い」3マイクロSv/hであっても、その場所に1日いただけで7
2マイクロSv、1週間滞在すれば504マイクロSv。
 病気やケガのためにやむなくうけるレントゲンによる被曝と、原発事故によって否が応
にもさらされる被曝は全く別問題だ。それを同列にして比較するようなものではない。

2.内部被ばくの危険を伝えていません
 さらに重要なのは、現在、周辺住民がさらされている被ばくは、レントゲンとはまった
く性格が異なることだ。同列に比較し、さも「安全」であるかのような宣伝は許せない。
空気中に混ざっている気体状の放射能や浮遊している微粒子状の放射能は人体の外側から
放射線を浴びせるだけではない。本当に怖いのは、汚染された空気を吸い込み、あるいは
水や食物から放射能を体内に取り込むことだ。すでに福島県内の水道水からは、高い濃度
のヨウ素やセシウムも検出されている。もちろん、それらの放射能は空気中にも広範囲に
拡がっている。いったん取り込まれた放射能は、臓器や組織に沈着し、身体の中で放射線
を出し続け、細胞や遺伝子に影響を与え続ける。このような形の被ばくを内部被ばくとい
う。レントゲンは一時的な身体の外からの被ばくにすぎない。内部被ばくとは全く違う。
内部被ばくの危険性を知りながら、政府もマスコミも「専門家」達も、そのことを語らな
い。「頭を洗えば大丈夫」「衣服についている放射能を払えば問題ない」を繰り返すだけ
だ。

3.自然放射能と異なる人工放射能の危険を伝えていません
 自然放射線と比較して何倍、何十倍というが、これは外部被ばくだけを計算上比較した
ものに過ぎない。自然放射線は大地や宇宙からやってくる放射線によるものであり、主に
は外部被ばくだ。今、福島原発から放出されている放射能は人工放射能であり、自然放射
能とは異なる。人類を含む生物は長い進化の過程で、自然界に存在する放射能と折り合い
をつけ、体内に蓄積しないようなメカニズムを作り上げてきた。だが、私たちの身体は、
現在放出されている人工放射能に対処できる仕組みを備えていない。それどころか、たと
えば放射性ヨウ素については、成長ホルモンを作るために不可欠で希少な物質だとして、
甲状腺などの組織に深く取り込んでしまう。特に、成長期にある子供達には重大な影響を
与える。政府・マスコミは、人工放射能と自然放射能の違いについてもまったく説明して
いない。
(参照:胎児や乳児を苦しめる人工の放射性ヨウ素)

4.被ばくはいかに微量でも危険−集団被ばく線量が事故の重大性を物語る
 被ばく線量はいかに微量でも人体に影響を与え得ることは全米科学アカデミーの報告書
(BEIR VII, 2005)が事実として認めているところであり、現在の法令における放射線防
護基準の基礎を与えている国際放射線防護委員会(ICRP)であっても取り入れている
基本的な認識である。だからこそ集団被ばく線量(人・シーベルト単位)が問題になる。
放射能が広がって一人ひとりの被ばく線量は低くなっても、集団が浴びる線量は減らない
。被ばくの影響はいずれはガンや白血病などの晩発性障害となって、確率的に誰かの身に
現れる。それは私かも知れないし、あなたかもしれないのだ。このような観点が意図的に
捨てられている。

5.放射能汚染に関して、線量と放射能核種の詳細な情報を公開すべき
 そもそも、どんな放射能がどれだけ環境中に放出されているのか。具体的な値は明らか
にされていない。ヨウ素は?セシウムは?ストロンチウムは?プルトニウムは?放射能の
種類によって人体への影響も異なる。国は広範囲な測定を実施し、線量とともに放出され
た核種のデータを明らかにすべきだ。

 東電・原子力安全・保安院、文科省、福島県などが公表している限られた資料ではある
が、それをもとに情報を公開してく。

 ・政府等のモニタリング値


(11/03/17UP )

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転載元:美浜の会HP
http://www.jca.apc.org/mihama



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