[CML 008279] いつもと変わらない

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2011年 3月 17日 (木) 21:45:59 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 私は、今回の大地震で津波などの被害を受けた東北・関東の被災地や、危機的
状況にある福島第一原発からかなり離れた九州・福岡に住んでいます。
 
 雪が降り、気温が零度まで下がった今日(3月17日)の東北とは対照的に、
気温は低いものの、福岡は快晴の一日でした。空気は澄み、空は高く晴れ上がっ
た気持ちのいい日でした。
 
 先週のぽかぽか陽気で、平野部では一部桜の花が咲いています。菜の花は満開
で、黄色い絨毯があちこちで広がっています。
 
 瓦礫と灰の山と化した被災地とは別世界です。
 
 私の周囲は地震前と全く変わっていません。いつもの通りの生活が営まれてい
ます。
 
 計画停電も断水もありません。電気やガス、水道はいつもと変わらず使えます。
 携帯電話やインターネットも同様です。
 
 レギュラーガソリン1リットルの平均価格は150円となり、高くなったと皆
こぼしています。しかし、カネさえ出せばガソリンはすぐに買えます。ガソリン
スタンドは普通通り営業しています。ガソリンや灯油を買うために4時間以上行
列をすることは、福岡ではあり得ないことです。
 
 鉄道やバスは平常通り動いています。計画停電で、運行本数を間引くことなぞ
想像もできません。
 
 繁華街の変化は、人通りは少し減ったのと、照明が少し暗くなったぐらいです。
 
 スーパーやホームセンターなどの小売店は、乾電池と防災用品、カセットコン
ロとガスボンベが棚から消えただけで、それ以外は何も変わっていません。モノ
であふれています。
 
 「電気がこないでエアコンが動かない。灯油がないのでストーブが消えたまま。
ガスがこないので、暖かい食事を取ることが出来ない。暑いお湯の風呂に入るこ
とも出来ない。ガソリンがないので、自動車を動かすことができない。ああ、暖
かい食事を取りたい、熱いお湯の風呂に入りたい!」
 
と疲れ切った表情で訴える被災者の映像を、暖房が効いた部屋で、暖かい食事を
取りながら見ています。

 文明生活が崩壊した被災地と、それが維持されている私が住む福岡の残酷な対
比を、私は後ろめたさを感じながら見ています。
 
 「これが同じ国で起こっていることなのか?」
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
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