[CML 008185] 日本で地震と津波が起こった日にイスラエルで起こったこと

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 3月 16日 (水) 01:04:47 JST


転送します。 (BCCにて) 松元@パレスチナ連帯・札幌

美恵子・ガリコ(在イスラエル)転送歓迎

日本で地震が発生した日に、こちらでは以下のような殺人事件が発生しました。

パレスチナ・ヨルダン川西岸地区の商業都市であるナブルス付近にあるイスラエルの違法入植地で、3月11日金曜日に殺人事件が発生した。被害者はイタマル入植地に住む5人家族(夫婦及び3人の子供達)であった。事件発生後、イスラエル警察は独断と偏見により、加害者は付近の村に住むパレスチナ人であると決め付けた。

イスラエル全土で発表されるテレビニュース・チャンネル2では、イスラエル警察及び軍がいかにパレスチナ人に対し警戒しているか、あるいはいかに真剣にパレスチナの村で加害者を見つけるための調査をしているかを伝え、『この痛ましい最後を遂げた家族一家の葬儀に25万人が集った。こうなったからには国際的に認められていないこの入植地の新しい入居建築数を当初予定の2倍に増やす。』と発表し、葬儀に集まった人々がパレスチナ人に対する復讐を誓っているといったようなことまで知らせた。

私はこのテレビニュースをみて、『あれ?何かおかしい。』と感じた。加害者を想定する為の証拠が全く見つかっていないのである。テレビでは入植地の様子が画面いっぱいに映っている。入植地の敷地の周囲は電圧の高い電流の流れる網状のフェンスを含め、合計3本のフェンスで囲まれている。フェンスの周囲はライトアップされており、テレビカメラが常時起動、万が一飛び越えたとしても、其の時点で警戒装置が即座に起動し、見張りの兵士に緊急連絡が入る仕組みになっている。

どう考えても、外部から進入した人間が5人の人間を殺してそのまま捕まることなく外側に脱出することは無理である。素人の私がテレビを見ていただけでおかしい、府に落ちないと思うくらいなのだから、誰かが異を唱えても不思議でない。イスラエルのハアレツ新聞では、『これは凶暴な殺人犯の仕業であり、周囲のパレスチナ民間人のなせる業とは考えられない。犯人探しの調査を頭からやり直す必要があるというコメントも発表されている。しかしながら政府、軍、警察全てがパレスチナの村人の誰かが犯人であると決め付けているのである。

これに関して国際人権擁護の団体からは以下の情報が届いた。〈ナブルス近郊の村・アワルタでは、金曜日の朝にイタマル入植地で起こった殺人事件に伴い、外出禁止令が出されて2日目に入った。アワルタ村の男性ほぼ全員が軍警察による調べを受けており、現在その数は100人に及んでいる。

入植者達はパレスチナの村に無断侵入し、数々の民家に危害を加えているのみならず、民間人を殴るなどの暴力行為を行っている。村の電源は切断され、飲料水の貯蔵タンクには泥が流し込まれ、30件の民家が軍により占領されている。進入された民家ではコンピューター及び電話が破壊され、家の中にあったお金や高価な物品は兵士により盗まれているばかりでなく、民家の敷地内外には音響爆弾が投げ込まれ、兵士達は威嚇を目的としてか空中射撃を連続して行っている。

警察は事件発生後から3日たった今日、この家で使用人として働いていたタイ人の惰性を指名手配した。このタイ人はここ2ヶ月間、給料を受け取っていなかった。国際法を侵しパレスチナの私用地を力ずくで奪い取り、電流仕掛けの囲いを作り其の中に住んで、殺人事件が起こると周囲のパレスチナ人を犯人扱いする。これは冷静な判断とは言えない。イスラエル国家は、今すぐにも違法入植地の撤退を行い、危害を加えたパレスチナの民家の人々に深く詫びる必要があると思う。

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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
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