[CML 008176] Fwd: 原子力資料情報室 - 福島原発の危機について私たちは考えます

M.Shimakawa mshmkw at tama.or.jp
2011年 3月 15日 (火) 20:54:37 JST


                                                      [TO: CML, keystone, rml]

                                                         (改行位置等若干変更)
 -----------------------------------------------------------------------------
<http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1020>

福島原発の危機について私たちは考えます
― 原子力資料情報室からのメッセージ ―

2011年3月15日

1 福島第一原発及び同第二原発の今回の事故は、原発の設計条件においては考え
られていない想定外の過酷事故であり、極めて深刻な事態が続いています。

2 この影響を避けるためには、原発から距離を置くのが最も有効な手段です。可
能であれば、福島原発から、できるだけ遠くへ離れることがベストです。移動でき
ない方は、建物の中に入って、外気に極力触れないでください。雨には絶対に当た
らないように気をつけてください。

3 「何キロまで離れれば安全か」について判断することは容易ではありません。
この判断のためには、放射能レベルと気象条件についての正確な情報が必要であり、
さらに、今後何が起こりうるかについての的確な予測が必要だからです。これまで
の政府・東京電力の情報提供は極めて不十分であり、この判断のために必要な情報
を、正確かつ迅速に提供するべきです。

4 現時点で、私たちが把握している事実は以下のとおりです。

(1) 福島第一原発2号機は、核燃料の冷却能力が十分でなく、核燃料が長時間に
わたって露出している状態です。格納容器からは、数日前から、圧力を低下させる
ため、放射性物質を含む蒸気を放出しており、加えて、放射性物質を閉じ込める最
後の砦である格納容器の一部である圧力抑制室(サプレッションプール)が一部損
傷を受けたため、これによって、さらに放射性物質が放出されています。今後も、
炉水位の低下及び格納容器の損傷によって、さらに多量の放射性物質が放出される
可能性があります。

(2) 福島第一原発1号機及び3号機でも、核燃料の冷却能力が十分でなく、格納
容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気が放出さ
れております。現在、海水注入がされていますが、2号機と同様の事態に至る可能
性があります。

(3) 福島第一原発4号機〜6号機は、地震時には定期点検中で運転されていなかっ
たにもかかわらず、同4号機では使用済み核燃料プールが水位低下したことによっ
て水素爆発が発生したとされています。この事実は、4号機〜6号機の安全も、絶
対のものではないことを示しています。

(4) 福島第二原発1号機〜4号機も、冷却能力の不足が懸念されていました。東
京電力の発表では、4基とも冷温停止(100℃以下)で外部電源も確保されてい
るとのことでありますが、一部温度が上昇したとの発表もあります。今後も長期間
継続して冷却しなければならず、注意深く監視していく必要があります。

(5) 福島第一原発は6基の、同第二原発は4基の原発が隣接しており、1基の原
発に発生した事故が、他の原発に影響を及ぼす可能性が高く、今後、事態がさらに
より深刻なものになる可能性もあります。


原子力資料情報室
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
TEL.03-3357-3800 FAX.03-3357-3801


動画録画
『福島原発の危機について私たちは考えます ―原子力資料情報室からのメッセージ―』
※ 01:40後からスタートします
http://www.ustream.tv/recorded/13338386

福島原発に関する情報発信をまとめています
→★こちら★ http://cnic.jp/modules/fukushimaNPP/

 ---------------------------------------------------------------------------
 




CML メーリングリストの案内