[CML 008133] 故黒澤明の『夢』を想う

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 3月 14日 (月) 18:46:03 JST


みなさまへ (BCCにて失礼)  松元@パレスチナ連帯・札幌

ついに3号機も爆発してしまいました。みなさまと親戚・知人の方々が無事でいて、この未曾有の不安に耐え抜かれることを祈ります。

私も素人ながら学校で原発問題を教えてきた経験がありましたから、地震直後にもっとも不安を感じたのは津波と原発でした。

早くから信頼する藤田祐幸さんがメルトダウンの可能性を示唆していましたので、東電、保安院、政府の発表に耳を傾けていましたが、残念なことに誠実に事実を国民に周知する努力はこの4日間ついに聞かれませんでした。

もし学校の化学室で本当に火災が起こったならば、先生は必死になって児童生徒を非難させ爆発の危険の可能性や事実を生徒に教えるでしょう。あるいは、もし家庭の台所で火災が起こりガスに引火する可能性があるなら、「まだ戸棚が燃えている」だけですから「念のため」家から出て非難しましょう、などとは言わないでしょう。もしガスに引火したら事態は人間のコントロールの埒外に行ってしまうことを本能的に知っているからです。そういう知性を本来だれもが持っているのが人間です。

ところがいまや日本国の「人間」は、ガスに引火すると取り返しがつかない、つまり人間の手に負えない、と分かっていながら、「よく分からないけど」「念のため」だから避難しよう、「台所が爆発しただけだから心配ない」「ガスはタンクで閉じ込められているから大丈夫」などと言っているようなものです。「政府やNHKが言うのだから」と信じさせられ、自分が本来持ち合わせている知性を黙って押し殺しているのが現状です。

それはトップの首相、閣僚、保安院担当者から下々の私たちにいたるまで、変わらない知の退廃状況を表していると思います。政府、原子力機関、電力会社、マスコミは、もともと「人心操作」を長年中心的な仕事として「言葉」を作り上げてきた機関ですから、言葉の操作はお手の物でしょう。この4日間、「言葉の操作」だけを聞かされました。原発行政にかかわった科学者や技術者がなぜ真摯に危険性を周知する努力をなさらないのでしょうか?なぜ事故発覚後に放射能測定を緊急に配備しないのでしょう?


私が現状の内部事実を初めて聞いたのは、東電でも原子力保安院でも政府でもなく、亡き高木仁三郎さんが遺した原子力資料情報室の記者会見です。気になっていた放射線量の測定も、やはり東電でも原子力保安院でも政府でも自治体でもなく、市民運動とともに歩んできたJVJAやDAYSJAPAN の有志からでした。今回の重大事態 
 は、政府・電力会社・大企業が一丸となった原子力行政の明らかな破綻です。加えて、それに乗せられてきたメディアをふくめた原子力推進派の振りまく「安全神話」が、国民の本来的な知性をも捻じ曲げ歪めてきたのは明らかなことです。そして、犠牲になるのはいつも私たち民衆です。私はこの未曾有の重大事に、国家に庇護されてきた電力会社や大企業、湯水のように税金を無駄使いしてきた原子力推進事業をしてきた人々から「本当に事実を憂えた国民への声」がないという情けない事実に、原発事故以上の驚愕と不安を感じています。それはもはや「人間」がおかしくなっているのではないか、という根本的な疑問です。アラブの若者たちは、何よりも自分たちの尊厳が侮蔑されたことに怒りを現わしたのです。国民をバカにしたこの対処の仕方のツケは、いずれ時を越えて現れるでしょう。人間の本来的な知性は復元力をもっているからです。地震直後から、毎晩、黒澤の遺作『夢』の井川比佐志演じる「赤富士」のシーンを想い出しています。かりに東北地方がさらなる大惨事に見舞われたとしても、日本人の精神まで崩壊してしまうことのないよう祈るばかりです。下記■■は、さきのJVJAやDAYSJAPAN の放射能測定記録の緊急通知と原子力資料情報室の記者会見のポイントを分かりやすくまとめてくれた知人の諸留(モロトメ)能興(ヨシオキ)さんからのメール転送です。みなさん、パレスチナ問題にかかわってきた方です。==========■JVJA DAYSJAPAN プレスリリース転送します。大変重要な報告です。1マイクロシーベルトですでにかなりの被曝量ですから。。。双葉町は福島第一から数キロのところにある町です。福島第一原発 JVJADAYSJAPAN プレスリリース[globalhibakusha]グループの掲示板に投稿があったことを、Yahoo!グループよりお知らせいたします。福島原発の近くで取材中のJVJADAYSJAPANがプレスリリースを出しています。政府発表にはない一つの情報として。参考までに。-----------------------------郡山に着きました。2011年03月13日福島第一原発 JVJADAYSJAPAN プレスリリース森住卓を初めJVJA福島原発取材班はプレスリリースを発表しました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー三月一三日午前10;20双葉町役場玄関付近で放射線を計測。三台の機器を使用。すべての測定器が振り切れた。(BEIGER COUNTR DZX2は1000マイクロシーベルト/時以上,VICTOREEN 209-SI10ミリレントゲン/時以上,MYRate PRD-10/19,9マイクロシーベルト/時)なりふり切れた。10時30分頃 双葉町厚生病院玄関前でもすべての計測器が振りきれた。国道288号線を双葉町に向けって多くの人々が自宅に向かっていった。すべての住民が双葉町の高汚染について知らなかった。我々は双葉町に向かう住民の車を止めて、長時間の滞在は危険であることを知らせた。半径二〇キロ圏内立ち入り禁止の表示はなかった。また、検問もなかった。問い合わせ先:JVJA携帯:090−6101−6113不通の場合、佐藤文則の携帯:090−4066−0479取材者;JVJA山本 宗輔、森住 卓、野田 雅也、豊田 直己、綿井健陽、DAYS JAPAN編集長広河〓一参考:広河隆一(談)二月末のチェルノブイリ原発取材で、事故炉から二〇〇メートル付近で計測した値は4ミリレントゲン。事故炉から四キロ離れた、プリピャチ市で計測した値は0,4ミリレントゲンでした。(広河隆一氏はチェルノブイリ原発、世界の核実験場など核汚染取材を行ってきてるフォトジャーナリストで、パレスチナ問題にも深い理解と造詣のある人です)------------------------------より詳しくは、下記のURLを参照。写真もあり。>  http://mphoto.sblo.jp/article/43820834.html三重大学研究員 竹峰誠一郎[TAKEMINE, Seiichiro]takeminese at hotmail.comtkmn@human.mie-u.ac.jp電話/FAX 059-231-5588(三重大学 地域開発研究機構 内)住所 〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577 三重大学総合研究棟? 地域開発研究機構 気付ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆原子力資料情報室の昨日(3月13日)午後17時からのustreamの第2回目の中継がありました。 = = = = = = = = = = = = = = = = = = =【拡散・転送・転載希望】◆原子力資料情報室のUst中継画面です。 http://bit.ly/g4dBsJ政府、電力会社など、テレビの報道では得られない確かな情報を知ることができます。■《パレスチナに平和を京都の会》"Peace for Palestine" in Kyoto Movement(PPKM)の 諸留(モロトメ)能興(ヨシオキ)です。福島第一原発、福島第二原発での海水注入にもかかわらず、事態は予断を許さない状態が続いています。何が危険なのか、以下に、示します。(1)モックス燃料が飛散した場合は、ウラン燃料が飛散する場合よりも、被害が2倍(濃度が2倍の汚染度になる)程拡大する危険がある。(2)圧力容器のベトン弁を手動で開放した結果、圧力容器の内圧も高まった。水素発生の原因は、おそらくは、燃料棒の「サヤ管(約4m)」が、高音で水と接触し、水が分解し、水素が発生し、格納容器や圧力容器や配管の継ぎ目等を経由して、一番外壁のコンクリート鉄筋の建屋の内部に充満し、何らかの火花で爆発したとも推測できる。これ以外の理由もいくつか考え得るが、政府、電力会社、マスコミいづれも、申し合わせたかのように、水素発生の説明はしてこなかった。(3)本来炉心内にしか存在しない水素が、建屋内に充満したことからも解るように、ウラン原子核の核分裂によって、密閉された圧力容器、格納容器内でしか生じないセシウム原子が原子炉外大気中から検出されたということは、格納容器や圧力容器のどこか一部に破損、ひび割れ、パイプやその接続パット、電線コード類などの破損や融解等が発生していることが、十分、想定される。(4)福島原発は1号炉〜4号炉のすべてが「沸騰水型軽水炉」。 この沸騰水型原子炉の場合、遅かれ早かれ(一時的にタンクに貯蔵し放射線量を多少でも減ら少させた後であれ)、最終的には、炉心内の放射能で汚染した水蒸気を大気中に排出する構造になっている。 問題なのは、たとえ微量であれ、「原子力災害対策特別措置法」(原子力防災管理者の通報義務あり)と明記されている、法定基準値を超える量の放射線がベトン弁を開放する以前から既に漏れ続けてきていたという点である。 政府も原発関係者もマスコミも御用学者も、何故か、この点と、それが生じた原因に関して終始一貫して、全く触れていない。今回の一連の原発事故は、事故隠蔽の人為的過失による事故であると、私(諸留)が推測するひとつの理由が、ここにも存る。(5)圧力容器内に海水を満たすことも、大きな危険が伴う。圧力容器の耐圧限度は4気圧/平方センチ。約40mの高さの圧力容器一満に海水を満たすと圧力容器の耐圧値ギリギリに近づく。圧力容器が海水の重さに耐えきれず破壊や亀裂が生じ、放射線が高度に汚染した海水や核分裂生成物質が漏れ出す危険が非常に高まる。下手な海水注入は非常に危険。「海水を注入したから事態は沈静化に向かっている・・・」とする政府、電力会社、マスコミの報道姿勢は、事態の深刻さを国民の目から隠そうとする意図の情報操作報道である。(6)【「止める」「冷やす」「閉じこめる」の3ステップの安全なシステムで設計されているから絶対大丈夫!。危険の可能性(仮定)の話しをいくらしてもしょうがない・・・】というのが、原子力推進派の従来からの主張でした! しかし、事実は、私たちがその危険を指摘し、強く危惧してきた、まさにその通りの事態となった!(7)一番最悪の恐ろしいケースは、海水注入に失敗し、炉心溶融(メルト・ダウン)が始まった場合、溶け出した高音の核燃料物質と水(または海水)が接触して、「水蒸気爆発」が起こる事である。この水蒸気爆発が起これば、格納容器や圧力容器も、なにもかも一瞬のうちに吹き飛び、破壊され、炉心部や核分裂している核燃料そのものが、大気中に直接、剥き出し状態となる。こうなったら最悪のシナリオ-----チェルノブイリ事故悲劇の再現-----である。参考URL○原子力資料情報室のUst中継画面http://bit.ly/g4dBsJ○ビデオニュース・ドットコムhttp://www.videonews.com/○岩上チャンネルhttp://iwakamiyasumi.com/------------------------------------パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭〒004-0841  札幌市清田区清田1-3-3-19TEL/FAX : 011−882−0705E-Mail : y_matsu29 at ybb.ne.jp振込み口座:郵便振替 02700-8-75538 ------------------------------------


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