[CML 008091] 3月12日、土曜の夜

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2011年 3月 13日 (日) 02:11:36 JST


 坂井貴司です。
  
 2011年3月12日は、九州に住む者にとって喜びに日になるはずでした。
 
 九州新幹線(博多―鹿児島中央)が全線開通する日だったからです。博多駅や
新た開業する新幹線駅では華やかな式典が行われ、テレビや新聞は新幹線全通の
記事で埋め尽くされるはずでした。沿線はお祭り騒ぎになるはずでした。
 
 九州新幹線全通は、九州地区の市民運動や労働運動の活動に大きな恩恵を与え
るものです。時間的制約で開催や参加出来なかった集会や講演会、オルグなどが
出来るからです。日帰りで、鹿児島で開催される集会に福岡から参加し、北九州
で開かれる会議に熊本から出席することなどが出来ます。これで活動できる範囲
が広くなったと喜んでいました。
 
 それが、3月11日の東北太平洋沖地震ですべて吹き飛んでしまいました。
 
 九州新幹線の全線開業は予定通りに行われましたけれど、式典はすべて取りや
めになりました。それどころではなくなったからです。
 
 私自身は、この地震の被害状況をテレビで見るだけでした。町そのものが津波
にのみ込まれ消滅した陸前高田市など、東北各地の多くの都市や村が甚大な被害
を受けている状況に声がでません。多くの被災者がいる状況に胸が痛む思いをす
ることしかできません。危険な状況にある福島原発にはどうすることもできませ
ん。
 
 犠牲者にはお悔やみを申し上げます、被災者には無事を祈ります、と月並みな
言葉しか言えない自分にいらだちを感じてます。
 
 いらだちを感じながら、私は夜8時頃、福岡市の繁華街、天神地区に出かけま
した。土曜の夜の天神地区は普段は賑やかです。屋台や飲食店は平日よりも多く
の人手で賑わうものです。特に、九州新幹線全通の今日はいつもよりか盛り上が
るはずです。しかし、3月12日の夜の天神はひっそりしていました。屋台や飲
食店はいつもの通り営業していますけれど、客はなく、静かなものでした。
 
 そして、修羅場と化している東北の被災地と、表面上はいつもの通り生活が営
まれている福岡の違いに、私は何か言いようのないものを感じました。
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
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