[CML 007900] Re: 朝鮮学校の無償化について。

Keyko Sato j-y-k-s at mx3.nns.ne.jp
2011年 3月 2日 (水) 11:40:13 JST


服部さま

佐藤袿子と申します。私は普通の主婦で研究者でもないのですが、私が今考えている
ことを述べさせていただいて、この質問にいろんな方のご意見が寄せられることを期
待したいと思います。

私もあなたと同じように、朝鮮学校の無償化に賛成してきましたし、そのことについ
ては今でも揺るぎません。

なぜならば、「文化や言葉を奪ったものは無償で返さなければいけない」ということわ
ざ(?)があるからです。私たちの立場とすれば無償で保障して来なかったことをお詫
びしなければならないのかもしれません。

服部さんが危惧をされている宗教学校への補助金の問題ですが、今は補助金が出され
ていないということでしょうか? 

そのことさえも知らないで意見を述べるのは気が引けるのですが、私の考えでは、宗
教学校といえども、宗教の勉強ばかりしているわけではないでしょうから、公的に
は、どこに対してもその方が望ましいと思うのですが、お金だけ出して、教育方針に
ついては、そこの地域や関係者に任せる方が良いと感じます。

どうしてそう思うのかというと、アフガニスタンを支援している中村哲さんが、マド
ラッサというアフガニスタンにおいては、公会堂のような、宗教施設のような、学校
のような施設を、日本人の支援で完成させたときに、彼らは用水路を完成したときと
比べて、そのときに負けないくらいそれ以上「これで自由になった」と言って喜んだと
いうのです。

日本のように裁判所やいろんな役所は無いので、そこに長老たちが集まってあらゆる
揉め事の話し合いをしたり、学校教育や宗教教育としても使っている場所です。

日本はいろんな施設が整ってはいますが、仏作って魂入れずのことわざのように、
人々が本当に必要とするものが作られているのかといったら、むしろそうでないこと
になっている場合が多くあります。(いらないといっても作られているものが半分く
らいはあるのかもしれません。) 日本は教育基本法が改悪されて久しくなりますの
で、公権力が学校現場に口出しをすることが多くなっているだろうと想像されます。

日本国憲法の立場からすると、ひとつの宗教だけに肩入れすることは許されていませ
んが、あらゆる宗教学校に、同じ年代の生徒に平等に補助金を出すということは認め
られても良いのではないでしょうか? 公教育を豊かで多様性を持ったものにするた
めにも、有効ではないかと私は考えますが、みなさまはどう考えられますか?
----- Original Message ----- 
From: "服部 一郎" <kamitotomoni at yahoo.co.jp>
To: <cml at list.jca.apc.org>; <civilsocietyforum21 at yahoogroups.jp>
Sent: Tuesday, March 01, 2011 10:10 PM
Subject: [CML 007891] 朝鮮学校の無償化について。


> 一橋大の服部です。
> みなさんどうも。
> 僕個人は朝鮮学校への不当な差別、選別を許すな、という観点
> から無償化の適用を行うべきである、と考え、運動にも参加し
> てきました。
> それが間違いだとは思わないのですが、朝鮮学校における民族
> 教育や宗教高校での宗教教育などに公金が支出されることは憲
> 法の観点からするとどうなのか、多少疑問はありました。たと
> えば創価高校にも補助金が、となると、どうもすっきりしない
>> 宗教行為への公金支出が厳しく問題とされるは当然として、宗
> 教教育が行われている私立学校に補助として公金が支出される
> のはどうなのか、という点を自分はあまり考えてこなかったの
> ですが、どう把握されるべきなのでしょうか?
> ご意見よろしくお願いします。
>



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