[CML 007897] Re: ヒジャーブとフェミニズム。そして、エジプト革命 とC BS女性記者襲撃事件について

hagitani ryo liangroo at yahoo.co.jp
2011年 3月 2日 (水) 10:14:52 JST


萩谷です。
もうずいぶん日がたってしまいましたが、先日、このトピックで感想を述べたお
り、冷泉彰彦氏の述べておられる事件の内容をその通りに受け取り、疑 いはせ
ずにいました。

しかし、その後得られた若干の情報では、ララ・ローガンはイスラム寄りの報道
をしていたことがわかりました。彼女のそうした姿勢は、米国のジャー ナリス
トやフェミニズムの指導的立場の人からも攻撃され、自業自得だと言わんばかり
の批評がなされたとのことで、さすがにそれには抗議が殺到した そうです。

彼女を救出した女性や兵士のインタビューなどが見当たらないことなどから考え
て、これは女性一人を犠牲にした悪質なやらせではないか、と疑うこと も可能
です。200人ものモブ化した男たちのなかに女性数十人が入ってなんとかなると
いうのも、ありそうにない話です。兵士がいたにせよ、女性で は手の出しよう
のない状況ではなかったでしょうか。

冷泉氏のエッセイも、入念に見えて、じつは軽率で、その底にフェミニズムに関
して予め構成された観念の枠組みといったものもあるように思われま す。

あのような事件を起こせば、反ムバラクのイスラム教徒市民の評判が下がりま
す。それで得をするのは、シオニストのイスラエルとムバラク派でしょ う。

(11/02/21 6:59), hagitani ryo wrote:
> 萩谷です
>
>  中島さんの文章に、ちょっと違うなと思うので。
>  
>  論争をするつもりではありません。
>  つまり、どちらかが正しいというような前提にたって、対立する意見をたたか
> わせようというのではありません。
>
>  中島さんも繰り返し、単なる感想だとおっしゃってます。
>
>  それよりも、こういう問題の前では私たちは、重く暗いものを抱え込んでしま
> うわけですが、それを少しでも見通そうとすれば、微妙なことを慎重に 扱う気
> 持をもっていなければならないと思うので、些細なようでも、ことばを互いに選
> ぶようにしたいと思うわけです。
>
>  冷泉さんの文章はかなりいいところまで踏み込んでいると思いました。それだ
> けに、そこで、米国在住の日本人のフェミニストが指摘するような論理 の甘さ
> があることは、重要だと思います。
>  
>  冷泉さんの見方を私なりに要約すれば、次のようになるでしょうか。
>
> 1)米国のマスコミは女性、それも外見的に目を引き、話題性をもちそうな女性
> を戦争などの危険にさらしている、そういう姿勢は問題である、
> 2)他方、女性の側にも、そういう場に身をさらすことで、女性の活躍の場を拡
> 大したいという願望がある、しかし、その願望が戦争の正当化につなが るもの
> なら、それが望ましい女性の地位向上と言えるのか疑問だ、
> 3)興奮状態にあるイスラム社会の男たちの中に女性を単身送り込むことにリス
> クを感じたら、それが女性の社会的地位向上に役立つと思っても、ため らうだ
> ろうに、ためらわなかったのは、イスラム社会に対する西洋人の傲慢な見方が
> あったからではないか。ヒジャブ=女性の社会的地位の低さ=イス ラム社会の
> 劣等生、というような思い込みが妥当か、
>
>  中島さんの気にかけておられる、レイプ被害者を責めるような物言いというの
> は、この3)に当てはまるでしょう。
>  私は、この点を指摘する必要はあると思っています。また、被害者女性も、イ
> スラム教徒を、ある面では安易に信用し、ある面では根強く蔑視する姿 勢を
> もっていたのではないか、それがなかったら、髪を見せるなどの振る舞いをしな
> かったのではないか、そもそも中東のイスラムの男たちのところに 行くこと自
> 体に用心深くなったのではないか、という冷泉さんの意見は、必ずしも間違いと
> は言えないと思います。
>  いやな例えで恐縮ですが、中島さんはたとえば歌舞伎町に胸をほとんどあらわ
> にしたような格好で出かける気になるでしょうか。
>  そうする権利はあるのでしょうし、それが平気でできるのが望ましい社会では
> あるのですが、現におよそそうではない社会が存在するときに、それを 言って
> も意味がないでしょう。しかも、米国女性記者の「大胆な」行動は、米国メディ
> アの花形だからという意識に支えられてのことだったはずです。
>  
>  じつは、冷泉さんは、この点を指摘していながら、こういう被害が一般に知ら
> れるようになった背景は米国社会で性暴力被害を訴えることを、不快な 態度で
> 見ないようにすることが文化として確立しているからだ、と、軽率にも書いてい
> ます。
>
>  ぎゃくに、性暴力被害者をいやらしく見ない文化が確立されていない他の国な
> ら、女性記者の被害は暴かれずに済んだだろうか。陰湿なかたちで、い ろいろ
> 取りざたされたのではないでしょうか。
>  じつは、ああいう形で事態を明るみに出されたことは、ひとつの大掛かりなセ
> カンドレイプでもあるのではないでしょうか。
>  冷泉さんの文章を読むと、米国社会に暮らして米国で日々飛び交うどうしよう
> もない差別ジョークを見聞きしているはずのひとが、なんと平気で日常 を忘れ
> さってしまうのだろう、と思うのです。
>  
>  当然レイプ犯人を訴える権利をもつ女性が訴訟を起こして、そこで必要なこと
> を述べるだけで、ひどく自分の傷をことさら痛めなければならないのと 同様、
> 女性記者は、自分が世間に明らかにする権利も義務もある当然のことを明るみに
> 出すことで、いまどんな思いをしているでしょうか。
>  冷泉さんには、この見方がないみたいだ・・冷泉さんの文章を一読して、おぼ
> ろげに気になったのは、そんなことでした。たとえば、ほとぼりがさめ たら手
> 記などを書いてくれて、実相が明らかになるだろう、という文言はずいぶん平然
> と言われている印象を受けました。
>
> (11/02/21 6:04), Nakajima Noriko wrote:
>>  東本様
>>  この件については、私の方からは、これで感想を述べますの
>> は、おわりにしたいと思いますが、少々、書かせていただきま
>> すのを、お許し下さいませ。
>>
>>  東本様が「冷泉さんの意見には、全部賛成ではない/提起に
>> 対して考える価値があるので掲載」ということでしたらば、ぜ
>> ひ、そのように御書きになった方がよろしいかと存じます。
>>
>>  なにしろ、冷泉さんの意見の中には、性的被害を受けた女性
>> 達をおとしめかねない感じを受けました私としては、まさか東
>> 本様までが、そのような人か!と、思いかねません。
>>
>>  ですので、以下の部分についても,勝手ながら、東本様が同
>> 意してなのか、あるいは、「単に知っているものがあったから
>> 、引用しただけ」であって賛同してません、というのか、わか
>> りませんが、非難をしておきます。
>>
>> **********引用********
>> もしほんとうに性暴力被害の告発がタブーではない世の中にな
>> ったならば、ク
>>> ーパーの被害の扱いとローガンさんの被害の扱いは、「程度
>> の違い」程度の問題に落ち着くのではないで
>>> しょうか。
>> ********************* 
>>  詳細を、説明できる能力が私にはありませんので、以下のよ
>> うな書き方になりますが、お許し下さい。
>>
>>  これを書かれた方の引用を、大いに訂正すべきでしょうね。
>>  せめて「クーパーが、(男性であっても、そういうことは、
>> もちろんありますよね」強姦被害にあっても」、と訂正したい
>> と思いますし、また、こういう問題を、「」でくくってあって
>> も、「程度の被害」と表現できるのも、おそろしいことだと存
>> じます。
>>
>>  私から申し上げますのは大変僭越ですが、「従軍慰安婦」問
>> 題をはじめとしまして、世界中にある戦時あるいは非・戦時の
>> 、性被害を受けた女性達の声を読むことこは、一般書店でも様
>> 々に入手可能です。
>>  どうぞ、東本様が、一日でも早く、そういう女性たち、およ
>> び、被害を今は受けていないが、性差別に毎日あっている女性
>> たちの、真の味方となられますよう、お祈り申し上げます。
>>  長文、どうぞ、ご容赦下さいませ。
>>  以上
>>
>



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