[CML 010482] 小出先生、「国の大前提、理解できない…」

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 6月 30日 (木) 18:41:39 JST


みなさまへ    (BCCにて)松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」6月29日分の転送です。

国は、事故の見通しもないままに、緊急避難準備区域を縮小しようとしています。小出先生、「日本はすでに法治国家ではない」、「1ミリシーベルトを守ろうとすると福島県全域に相当する地域を無人地帯にしなければならない」。

もはやメルトダウンからメルトスルーに至っているのに、「安定冷却」など不可能である。垂れ流しになる汚染水防護のための地中コンクリートも1000億円ケチってやらない。「安定冷却」可能という国の想定なら、水素爆発、水蒸気爆発の可能性もあり、国の大前提がまったく理解できない、と語っています。

●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。 

http://hiroakikoide.wordpress.com/

======以下転送======

永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、小出先生の原発のお話です。


 原発のニュース、九州の玄海原発の2,3号機再開を求めるため海江田大臣が訪れ、知事は前向き、しかし、菅総理の真意を確かめたいと、再開の時期の明確化は避けています。海江田大臣、玄海町の町長に、国が安全の保証を求めています。経産省は26日説明会を開きましたが、出席した住民は経産省の選んだ人7日になってしまい、開かれた場での説明をするように、となっています。専門用語が多く、1時間半しか説明していないのです。菅直人首相に、説明の義務があると近藤さんの見解でした。菅総理、ベトナムに原発売り込みに成功したことを自慢しており、ビジネスであり、菅総理は論理的に脱原発ということはないと近藤さんの見解でした。国民を見て、対応しているだけの菅総理が脱原発ではない、再稼動もおかしいのです。国がどうやって安全を保障する(何を持って)と言うのもおかしいのです。福島の事故原因究明もまだなのに、再稼動は乱暴とのことです。


 福島で、循環冷却、装置で水漏れがあり、また運転停止です。浄化された水を原子炉に送る注水は続けているものの、一時貯蔵タンクに水漏れがあったのです。ふたが外れていたためで、50トンの水が漏れています。


 小出先生のお話、原発問題担当大臣、細野氏が担当し、福島で緊急避難できる準備区域があり、それを縮小することを検討している、避難している人に戻ってきてほしいというわけで、イタリアのミラノのリスナーから、聞いてビックリ、被曝する人が増えないかとのことで、小出先生、とても難しい、3/11を境に世界は変わった、被曝を避けるなら生活が崩壊する人が出てきている。日本は法治国家で、1ミリシーベルト/年の法令があるのに、それを守るのは国の義務なのですが、1ミリ/年のところは国の責任で避難させないといけないのに、これを20ミリ/年と国は決めてしまった、19.9ミリでも許される、日本は法治国家ではないと国が言っているのです。小出先生は1ミリ/年を守ると、福島県全体から人を全員避難させないといけない、そんなことを国が出来るか、国民が支えられるか、ということなのです。


 細野大臣、工程表のステップ1が達成されている(安定的な冷却)ことで戻って欲しいというのですが、それは全く出来ない、ステップ1のリミットは7月17日、間に合わない、東電は炉心がメルトダウンを認めており、循環冷却でも安定的な冷却は無理(炉心は融けて落ちている)なのです。地中にコンクリートは小出先生の提案で、金がかかるので東電は嫌がっているが、費用は1000億円、事故の補償は何十兆円であり、1000億円ケチって何が出来るということです。1000億円で壁を作るかは、安定的な冷却が出来るならいらない、しかし、この壁とは最低の防御であり、攻めは出来ないのです。


 未だに安定的な冷却が出来ると国が思っている限り、汚染水が増えるだけで、汚染水を再利用してもたまっている水の状態は変わらないのです。


 避難準備区域の縮小、水素爆発の起こらないことを前提としているが、小出先生、メルトダウンしているなら水素爆発は起こらない、もちろんいい意味ではない、水素は被覆管が水と反応して起きるが、被服管自体なくなっている、国の想定なら、水素爆発、水蒸気爆発の可能性もあり、前提により何が起こるかはわからないのです。

 最悪を想定して対策するのは、水を入れて炉心をこれ以上崩壊させるのを防ぐしかないのです。


 収束は、炉心の半分まで水があれば、原子炉をこれ以上溶かさないことは可能で、それなりの安定な状態(圧力、格納容器に損傷があり、汚染水が漏れる)にはなる。循環式なら汚染水の漏れは少なく出来るのです。大前提を国が間違えていたら大変なのです。


 タンカーの検討、今にも出来ると言っていたのに、もう半月とのことなのです。つまり、国に対策は立てられないのです。

 今日のお話は以上です、明日もお伝えいたします。



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