[CML 010451] 佐賀のたたかいは、さらに前進!

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2011年 6月 28日 (火) 17:53:56 JST


 河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許し下さ
い。転送・転載は自由です。)

 玄海原発2号機、3号機の運転再開に反対する佐賀県民のたたかいに支援・連帯す
ることを呼びかけています。

 すでに私が「保安院の説明は破綻!」というメールで皆様にお伝えしましたよう
に、6月26日に経産省主催で開催された「説明番組」における保安院の説明は破綻し
ました。
(当日の様子は、ユーストリームで再び見ることができます。)
http://www.ustream.tv/channel/%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E8%81%9E%
E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84-%E7%8E%84%E6%B5%B7%E5%8E%9F%E7%99%BA

 当日の「説明」が不十分であったことは、当日の出席者も佐賀新聞も「説明番組」
直後から認めていました。
http://www.saga-s.co.jp/news/setumei-syoho/kaiken.html?revision=0&
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1961496.article.html

 それゆえ、県知事もついに、「説明番組」とは別の説明会を開催する意向を固めた
ようです。今後は、この説明会の内容や形式をめぐって、新たな闘いが展開されるこ
とになるでしょう。
 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1963089.article.html


 新たな説明会が開催されることになった点だけをみれば、県民のたたかいが有利に
なったといえるでしょうが、原発推進派の巻き返しも
始まっています。新たな説明会も不十分な形でしか開かないという企みも始まってい
るようですし、脱原発の運動に対する誹謗宣伝も始まっているようです。また、経産
相や総理に現地入りをしてもらって「仕上げ」をしたい、という動きも始まっていま
す。新たな重大な局面が、早いテンポで始まっているのです。
 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1963197.article.html

 新たな、重大な局面での、県知事に対する要請メール、玄海原発プルサーマル裁判
の会に対する激励メール、よろしくお願いいたします。私は、要請メールや激励メー
ルに、一人一回という制限はないと思います。また、短くても良いと思います。
県知事に対するメール:
https://www.saga-chiji.jp/teian/top.html
  内の「フォーム」利用
玄海原発プルサーマル裁判の会のメールアドレス
genkai at khe.biglobe.ne.jp


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 26日の「説明番組」での保安院の説明は破綻しましたが、保安院の説明の論理構造
は明らかになりました。これは、佐賀のたたかいにとっても、今後の全国各地のたた
かいにとっても重要と思います。

 保安院の説明の論理構造の最大の柱は、福島第一原発の事故は津波の影響による電
源喪失にある、その証拠に、地震直後に原発は自動的に運転停止になり、非常用電源
も予想通り稼動した、というものです。
保安院は、玄海原発についても、上記認識に基づき発せられた経産相
の緊急安全対策=3月30日付指示のうち、短期の対策が終了したので、運転再開を了
解してほしい、と言っているのです。
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/files/230411-1-2.pdf


 そうだとすれば、上記の指示は正しかったのか、指示がそのとおり実施されたのか
が問題になります。
 そこで、上記の指示には「津波対策」しか論及されていないことが大問題になるの
です。福島第一原発の事故の原因が、地震によるものであったり、地震と津波の複合
によるものであった場合には、上記の緊急安全対策は不十分なものということにな
り、運転再開の論理的大前提を欠くことになるのです。

 私は、桜井淳氏が『新版 原発のどこが危険か』(朝日新聞出版)で津波説に疑問
を呈していたこと、また、以下のような記事をウェブサイトで見ていたため、26日以
前にも津波説に疑問を持っていました。
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001106210001
http://hunter-investigate.jp/news/2011/05/post-50.html


私は、今日、偶然、『エコノミスト』臨時増刊7月11日号が、「津波が来なくてもメ
ルトダウンは起きた?」という特集記事を組んでいることを発見しました。ぜひ一読
をお勧めします。

 もはや、この問題についての勝負は、論理の上ではついたようです。
原子炉製造技術者の田中三彦氏は、『エコノミスト』誌上において、東電の発表した
データに基づき、「1号機は、津波の前に地震で配管などが損傷して冷却水が漏れる
冷却材喪失事故が起きたのではないか」と主張し、「真相は格納容器の中に入り、原
子炉圧力容器や配管の保温材をすべてはいで細かく調べてみないと分からない。高濃
度の放射能を除去しなければ出来ない作業で、それまでに何年かかるかわからない。
しかし『メルトダウンの原因は津波による電源喪失』と最初から結論付けてしまい、
地震による機器の損傷はなかったことを前提にするのは乱暴すぎるし意図的だ」と述
べています。

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弁護士 河内謙策(Email:kenkawauchi at nifty.com)

                         以上


















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