[CML 010420] 「説明番組」後の佐賀のたたかい!

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2011年 6月 26日 (日) 18:46:45 JST


 河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許し下さ
い。転送・転載は自由です。)

 私は、別のメールで、本日(6月26日)、経産省が主催した「説明番組」におい
て、保安院の説明が破綻したことを述べました。それゆえ、「説明番組」後の佐賀の
たたかいにつき一言付け加えさせていただきたいと思います。

 私は、玄海原発の運転再開問題につき、県の主催による、県民の立場にたった「説
明会」が実現するかどうかが、今後の大きな焦点になると思っています。そして、こ
の「説明会」が実現するかどうかと、県知事の最終決断の内容が、連動していると考
えるのです。そう考える理由は3点あります。

第一。この間、玄海原発プルサーマル裁判の会等の粘り強いたたかいにより、県民の
たたかいが大きく広がってきたことです。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1958068.article.html
今日の保安院の説明により、県民の怒りと不安は拡大し、さらに大きく闘いの輪が広
がると思います。
第二。県民の闘いが議会に反映し、議会の中で、新たな説明会をせよ、という声が起
きてきているということです。県知事もこれを無視することは簡単ではないでしょ
う。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1959042.article.html
第三。保安院は、佐賀のケースを全国のモデルケースにしようとしており、ここで
「かっこいいところを見せないと後が順調にいかない」と考えている節があるという
ことです。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1959206.article.html

  私は、現地でのたたかいよりも、むしろ全国各地での佐賀のたたかいを支援・連帯
する運動の低調さのほうを心配しています。

 今回の脱原発運動は、従来の平和運動や労働運動とは関係のない人々が大量に参加
しているところに特徴があります。だから、そのように新しく参加している人が、支
援・連帯運動といっても、その大事さが良く分からないというのも無理はないと思い
ます。しかし、私が危惧しているのは、従来、平和運動や労働運動をになってきた
人々が、自分たちの活動の水準を引き下げたり、従来は運動の原則だと言ってきたの
を忘れて、支援・連帯運動に取り組まない傾向が見えることです。昔であれば、これ
だけ佐賀の現地が頑張っているのであれば、寄せ書きや激励電をするのは当たり前で
した。ところが今は、激励電一つ打つのにも執行委員会の決議が必要だと言ったり、
激励電を打つのも誰も言い出さずに日時が経過している団体が多いのです。また、労
働運動や平和運動内で地位が上がったり、「経験」を積んだりして、人に命令するこ
とや人を論評することは大好きだが、自分は一兵卒としてはたたかわない、したがっ
て自分個人では署名をしなかったり、激励電を打つことをしない人も増えている気が
して仕方がありません。
 私は、佐賀の闘いは「勝利」する可能性が十分にあると思っています。しかし、全
国の支援・連帯運動がこのような状態では、それが原因になって「負ける」可能性も
あると思っています。それでは、現地で頑張っている佐賀の人に申し訳ありません。
それで、昔を思い出して文句を言う「老人の特権」を振り回す気になったのです。
老人の繰言をお許し下さい。
                        以上

 弁護士 河内謙策(Email:kenkawauchi at nifty.com)

 


 






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