[CML 010315] フィンランド内戦

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2011年 6月 21日 (火) 00:51:54 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 「森と湖の国」という枕詞で呼ばれるフィンランドは、その名の通り、森と湖
が国土の大部分を占める美しい国です。
 
 しかし、その美しい風景とは裏腹に、苦難の歴史を歩んできました。
 
 長い間、隣国で一時期はヨーロッパの大国として君臨したスウェーデンの支配
を受けてきました。次に支配したのは帝政ロシアでした。日露戦争の時には、フ
ィンランドの独立運動家たちの中には日本に協力する者が出ました。ロシアの後
方攪乱工作を行った明石元二郎(日韓併合直後、憲兵隊司令官となって、朝鮮の
抗日闘争を壊滅させた。最後は台湾総督になった)は、彼らに資金や武器の援助
を行いました。
 
 ロシア革命直後の1918年、フィンランドは悲願の独立を達成しました。
 
 しかし、独立直後、国のあり方を巡って、親西欧の白衛軍と社会主義国家建設
を目指す赤衛軍が衝突し、激しい内戦になりました。結果はドイツやスウェーデ
ンの援助を受けた衛軍の勝利に終わりました。
 
 この内戦は、「ソビエトの傀儡であった赤衛軍を壊滅させ、フィンランドの独
立を守り、共産主義化を防いだ白衛軍の輝かしい勝利」として記録されています。
 
 しかし、「ソビエトの傀儡」と決めつけられた赤衛軍は、フィンランドの労働
者が組織した軍隊でした。彼らもまた、帝政ロシアの支配と戦ってきた人々でし
た。そして、赤衛軍を壊滅させるために、資本家や地主が支持した白衛軍は、虐
殺や裁判なしの処刑を大々的に行ったことが明らかになっています。
 
 血で血を洗う階級間の闘争でもあったフィンランド内戦を、フィンランド人自
身が描いた映画が各地で上映されています。
 
 映画
 
 「4月の涙」
 http://www.alcine-terran.com/namida/
 
 共産主義者の女性赤衛軍兵士と、赤衛軍と戦うことが祖国の独立を守ることだ
と信じる白衛軍の男性兵士の出会いと別れを通して、隠されたフィンランド内戦
の悲劇を描きます。
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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