[CML 010314] 福島第一原発2号機の二重扉を開放

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2011年 6月 20日 (月) 23:34:17 JST


福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋の二重扉が2011年6月19日20時から翌20日4時まで開放される。東京都千代田区内幸町の東京電力本店で開催された6月19日11時からの定例記者会見で松本純一・原子力・立地本部長代理が発表した。
二重扉の開放によって建屋内の放射性物質が外部環境に放出される。推定される総放出量は推定16億ベクレルである。東京電力は「二重扉の開放が周辺に与える影響は小さい」と主張する。一方で質疑応答では「これまでの大量の放射性物質の拡散が、ベントによるものか、水素爆発によるものか分からない」と答えており、東京電力の予測の信頼性に疑問符が付された。
二重扉はエアロックの回路調整しながら開放し、その後に全開する。扉の開放は作業員が建屋内で作業をするためで、最初に圧力計や水位計の構成作業を行う。
既に1号機では5月8に二重扉を開放しているが、その際は直前になるまで自治体に通知せず、自治体側から批判も出た。今回は会見の時点で説明済みで、自治体側からの反発はなかったとする。
福島第一原発事故の大きな問題は事故が収束しておらず、放射性物質が放出され続けていることである。事故の長期化という点ではチェルノブイリ事故よりも深刻である(林田力「日本の生き残る道は脱原発」PJニュース2011年5月19日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110519_1
東京電力は「放射性物質の放出を抑制することに向け、全力で取り組んでいる」と主張する。しかし、福島原発事故の対応はベントや汚染水の海洋放出、そして今回の二重扉の開放など外部環境に放射能を放出するようなものばかりである。まるで放射性物質を広範に拡散させて濃度を低減させることが対処法であるかのようである。
たとえ作業のために必要であるとしても、原発事故に苦しむ住民には扉の開放による放射性物質の放出は納得できない面がある。そのために自治体任せではなく、事故で苦しんでいる住民にも直接説明する努力をしているかと質問されたが、松本氏は「事故以来、おりおり避難所を回って終息させる工程について説明している」と回答したにとどめた。二重扉開放に対する住民への事前説明については直接の回答を避けた。
会見では原発作業員の環境についても質問された。食事は朝食がパン中心で、昼食と夕食は弁当である。休憩所はプレス向け資料では東京電力の休憩所と協力企業の休憩所に分かれているが、設置主体を記しているだけで、作業員の利用に制限がある訳ではない。協力企業の休憩所では足洗い場が屋外にあるが、これはブーツの泥を洗うものである。屋外で足を洗うものではないとした。
http://www.hayariki.net/pj6.html
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