[CML 010275] Re: 災害対応職員向けマニュアル『1000時間後のあなたへ〜東日本大震災で頑張ったあなたへ〜』

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 6月 18日 (土) 18:31:10 JST


前田朗さま
辛淑玉さんの「公務員向けマニュアル」、ありがとうございます。

でも「こころのケア」も大切ですが、いまもっとも求められているのは物質的経済的被害(損害)にたいする「救済(補償)マニュアル」ではないでしょうか?

すでに畜産農家の方の自殺が相次いでいますし、生業にたずさわっている方々は「配置転換」を望むことも「風邪を引いて休む」こともできずに何十万人もの方々が途方に暮れている現状だと思います。

じっさいに神戸の前迫さんはじめ多くの方が東電本社や営業所に放射能汚染農産物を持って行って買い上げてもらおう、と訴えられてもいます。補償の直接請求です。生業・自営業者はそれほど差し迫られているのだと思います。

これまで3ヶ月も経つというのに、このMLで法律家・弁護士の「アドバイス的意見」はわずかに、(私の見落としがなければ)5月27日のHayarikiさんの「精神的苦痛で東京電力を提訴」の記事だけです。しかしこの提訴も、「精神的苦痛」への賠償です。多くの義捐金などがどのように被災者に届き援護されているのか私は知らないのですが、農畜産農家、漁師や水産業の方々は想像を絶する困難を前にして、方途も無く自殺寸前の方も多いのだと推測します。彼らとその家族が緊急に必要としているのは、(公務員などと違って)「こころのケア」などではなく、物質的経済的損失に対する直接補償以外の何ものでもないと思います。

私は前田さんの知見と実践に敬意をはらってきた者のひとりですからあえて言わせていただければ、「人権派法律家および弁護士」は被害者が頼みに行かないと動いてはくれないのでしょうか?それとも、そんなこと(直接請求など)は土台無理な話で、長期にわたる困難な国家賠償訴訟など経なければ一円の補償をも勝ち取ることはできない、と諦めきっているのでしょうか?

大地、海洋、大気および人とあらゆる生物に降り注いでしまった、また降り注ぎ続ける放射能汚染は、こんご何十年、何百年も日本列島と周辺海域に堆積しつづけるでしょう。そうであればこそ、為政者権力者はこれまで以上に誤魔化し続けるでしょう。国民を騙す以外に彼らの生き残る道はないのですから。つまりすでに始まった民衆の犠牲は、今後長年月にわたって日本の人権問題の土台となっていくことは間違いないと思います。一方では、小出先生言うように、東電、政府がいくつあっても「この何百年という取り返しのつかない被害」を補償できるものではありません。自然そのものを代替するなど不可能ですから。しかし生身の人間の苦渋・困難を救えない、それに手を貸そうとしない「人権派」などは、政治家の政治ごっこと大差ないものになるのではないでしょうか?(「学者」は所詮「ミネルバの梟」でしかないことも分かっていますが。)

前田さんの忙しさとフィールドを弁えずに苦言と質問を呈しましたが、お応えあるいはアドバイスをいただければ、勉強になります。(私自身は素人で「転送ごっこ」以外何も出来ませんが、事故直後からこのことを訴えてはきました。)まつもと拝
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Sent: Saturday, June 18, 2011 12:29 PM
Subject: [CML 010268] 災害対応職員向けマニュアル『1000時間後のあなたへ〜東日本大震災で頑張ったあなたへ〜』


> 前田 朗です。
>
> 6月18日
>
> 辛淑玉さんからの案内を転送します。
>
> 辛さんは次にように述べています。「いま、公務労働者が多くの人々の感情のは
> け口になっています。消防や自衛 隊は、よくやったと言われますが、住民と寄
> り添い、昼夜問わず働き続けた自治体職員は、さまざまな軋轢の中に置かれてい
> ます。その彼らに 思いを馳せ、1000時間後の公務労働者へのマニュアルを
> 作成しました。地方自治体の公務労働者を支えることは、地方自治を支えること
> で あり、かつ、その下で生きる、社会的少数者を支えることでもあります。お
> 知り合いの自治体職員の方に、転送、または、お知らせいただけれ ばと思いま
> す。なお、このマニュアルの内容は、転載、コピー、出力、なんでもOKで す。」
>
> ***********************************
>
> ◆マニュアルのアドレス
> (1)『1000時間後のあなたへ〜東日本大震災で頑張ったあなた へ〜』
> (「現実への帰還のために」〜災害対応職員向けマニュアル) 
> 
> http://www.shinsugok.com/research/images/after1000hour_manual.pdf
>
> (2)『自己チェック』
> (「燃え尽き症候群の気配」〜自己診断表)
> http://www.shinsugok.com/research/images/burnout_check.pdf
>
>
> ◆辛淑玉(株式会社香科舎)公式サイト
> http://www.shinsugok.com/
> 



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