[CML 010123] Re: 村上春樹、「原発容認は、日本人の倫理と規範の敗北である」

hagitani ryo liangroo at yahoo.co.jp
2011年 6月 11日 (土) 08:06:06 JST


エルサレム賞に続き、いかにも村上春樹らしいスピーチですね。

効率がいけないんでしょうか?
原発がなくなったら、もっともっと効率が要求されるでしょう。

倫理と敗北の規範と言いながら、原発労働者のことはまったく言わない。

私なら、倫理と規範より、日本人の有名なワーカホリズム(シゴト中毒)が典型
的に示しているように、また持ち家政策と教育費引き上げ政策に見られ るよう
に、日本人は戦後せっかく権利を主張する権利を手に入れたのに、ろくに生かし
て来なかったと言いたいですね。せっかくバルセロナに行って、 スペインのき
れいな女性にキスされたのなら、なおのこと、ラテン諸国の人の生き方と日本と
を比べてみてほしかったと思います。


(11/06/10 19:01), Yasuaki Matsumoto wrote:
> みなさまへ   (BCCにて重複失礼)松元
> すでに毎日新聞が公表していますが、お膝元バルセロナでの受賞に童子丸さん
> がさっそく送ってくれましたので転送します。
>
> 村上春樹さんは、原発を容認してきたことは「日本人の倫理と規範の敗北でも
> ある」、「非現実的な夢想家」という反原発の思想と行動に未来を託 すべき
> だと世界に訴えています。
>
> ========以下転送=======
>
> 《村上春樹氏、カタルーニャ賞授賞式で「原発を拒否すべきだった」》
>
> スペインのカタルーニャ州が人文科学への功績に対して独自に設ける「カタ
> ルーニャ賞」が、今年は日本人作家、村上春樹氏に与えられたのです が、昨
> 日その授賞式がありました。村上氏はその際のスピーチで「被爆国でありなが
> ら日本人は原発を認めてきてしまった。自らの手で過ちを犯し た。これは倫
> 理と規範の敗北だった。」と語りました。
>
> http://www.elperiodico.com/es/noticias/ocio-y-cultura/print-1038035.shtml
> Murakami, indignado
>
> http://espanol.ipcdigital.com/2011/06/10/haruki-murakami-%E2%80%9Clos-japoneses-deberiamos-haber-renegado-de-la-energia-nuclear%E2%80%9D/
>
>
> Haruki Murakami: “Los japoneses deberiamos haber renegado de la
> energia nuclear”
>
> 私はこれを伝えた地元紙の記事を翻訳しようと思ったのですが、日本の新聞に
> 先を越されてしまいましたので、次の毎日新聞記事をそのまま貼り付 けてお
> 知らせします。
> 以下、大いに拡散して、この世界的に影響力の強い人に、日本でも同じことを
> しゃべってもらうようにしてほしいものです。
>
> *******************************
> http://mainichi.jp/enta/art/news/20110610k0000e030010000c.html
> 《村上春樹さん:カタルーニャ賞で「核に対するノー」演説》
>
>  スペイン北東部のカタルーニャ自治州政府は9日、人文科学分野で功績のあ
> る人物に贈るカタルーニャ国際賞を作家、村上春樹さん(62)に授 与し
> た。バルセロナの自治州政府庁舎での受賞スピーチで村上さんは、東日本大震
> 災と福島第1原発事故に触れ、原爆の惨禍を経験した日本人は 「核に対する
> 『ノー』を叫び続けるべきだった」と述べた。
>
>  「非現実的な夢想家として」と題したスピーチで、村上さんは震災後の日本
> がやがて「復興に向けて立ち上がっていく」と強調。ただ、原発事故 は、広
> 島、長崎に原爆を投下された日本にとって「2度目の大きな核の被害」とし、
> 今回は「自らの手で過ちを犯した」との厳しい見方を示した。
>
>  村上さんは「効率」優先の考えが過ちの原因とした上で、政府と電力会社が
> 「効率の良い発電システム」である原発を国策として推進した結果、 地震国
> の日本が世界第3の原発大国になったと指摘。原発に疑問を持つ人々は「非現
> 実的な夢想家」として退けられたと批判した。
>
>  その上で「われわれは持てる英知を結集し原発に代わるエネルギー開発を国
> 家レベルで追求すべきだった」とし、それが広島、長崎の犠牲者に対 する
> 「集合的責任の取り方となったはずだ」と述べた。
>
>  村上さんはまた、復興に際し建物や道路と違って簡単に修復できないのは
> 「倫理や規範」だと指摘。「倫理や規範の再生はわれわれ全員の仕事 だ」と
> した。「夢を見ることを恐れてはいけない。『効率』や『便宜』という名前を
> 持つ災厄の犬たちに追いつかせてはならない。われわれは力強 い足取りで前
> に進んでいく『非現実的な夢想家』でなくてはならない」と締めくくった。
>
>  授賞式の参加者によると、グレーのジャケット姿の村上さんは日本語でス
> ピーチ。よく通る声に静かに聴き入っていた聴衆は、最後に大きく拍手 し、
> 受賞をたたえた。
>
>  カタルーニャ国際賞は1989年の創設。今年で23回目だが、日本人の受
> 賞は初めて。村上さんは、賞金の8万ユーロ(約930万円)は震災 と原発
> 事故の被災者に寄付すると語った。(バルセロナ共同)
>
> http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110610k0000e030063000c.html
> 《村上春樹さん:カタルーニャ国際賞でのスピーチ要旨》
>
>  作家の村上春樹さんがカタルーニャ国際賞の授賞式で行ったスピーチの要旨
> は次の通り。
>
> 一、東日本大震災で全ての日本人は激しいショックを受けた。今なおたじろ
> ぎ、無力感を抱いている。
> 一、だが、われわれは精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくだろ
> う。われわれはそうやって長い歴史を生き抜いてきた。
> 一、日本は唯一核爆弾を投下された国だ。放射能が世界や人間の身にどれほど
> 深い傷痕を残すか、われわれは被爆者の犠牲の上に学んだ。
> 一、福島第1原発事故は日本人が体験する2度目の大きな核の被害だが、今回
> は爆弾を落とされたわけではない。自らの手で過ちを犯した。
> 一、理由は「効率」だ。原子炉は効率が良い発電システムだと電力会社が主張
> し、政府も国策として推進した。
> 一、地震国の日本は世界第3の原発大国となり、原発に疑問を呈する人には
> 「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られた。
> 一、だが原発は今、無残な状態に陥った。原発推進派の「現実」とは「便宜」
> にすぎなかった。論理をすり替えていたのだ。
> 一、(福島事故は)すり替えを許してきた日本人の倫理と規範の敗北でもあ
> る。われわれは自らも告発しなければならない。
> 一、日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。技術力を結集し、
> 持てる英知を結集し、社会資本を注ぎ込み、原発に代わる有効なエネ ルギー
> 開発を国家レベルで追求すべきだった。それが、広島、長崎の犠牲者に対す
> る、集合的責任の取り方となったはずだ。
> 一、損なわれた倫理や規範は簡単に修復できないが、それはわれわれ全員の仕
> 事だ。新しい倫理や規範と、新しい言葉を連結させなくてはならな い。
> 一、夢を見ることを恐れてはならない。「効率」や「便宜」という名前を持つ
> 災厄の犬たちに追い付かせてはならない。われわれは力強い足取りで 前に進
> んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならない。
>
> (バルセロナ共同)
> 毎日新聞 2011年6月10日 12時53分
> (以上転載)
>
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