[CML 010076] 【お知らせ】沖縄の宮古で続く反戦の活動

加賀谷いそみ qzf01055 at nifty.ne.jp
2011年 6月 8日 (水) 19:26:38 JST


(転載歓迎)

【お知らせ】
  沖縄の宮古で続く反戦の活動
              発信 井上澄夫(「南西諸島派兵阻止NEWS」編集部)

 防衛省・自衛隊は昨年策定した新防衛大綱と中期防に基づき、対中国戦略の一
環として、沖縄の先島諸島(宮古・石垣・与那国)に陸上自衛隊を配備しようと
しています。つい先日、北沢防衛相は宮古の下地島空港を「災害支援拠点」とす
る考えを明らかにしましたが、それが、軍事利用しないことになっている同空港
に自衛隊が入り込み、いずれ日米両軍が共同使用しようとする企みにほかならな
いことに沖縄の人びとは気づいています。
 宮古島市の人びとは、これまでも「下地島空港の軍事利用に反対する宮古郡民
の会」につどって防衛省・自衛隊と米軍の動きを監視してきましたが、5月12
日、新たに平和・市民運動団体計10団体と個人有志が集まって「宮古平和運動
連絡協議会」(星野勉共同代表)を結成し軍事利用反対運動を強化しています。
 以下に宮古の人びとの最近の活動を紹介します。現地の新聞記事と連絡協の声
明および要請書です。じっくり読んでくださるようお願いします。

◆陸自演奏会に反対要請へ─平和運動連絡協   6・7 宮古新報
 宮古平和運動連絡協議会 (星野勉共同代表) が6日、 日本キリスト教団宮古
島伝道所で記者会見し 11日にマティダ市民劇場で予定されている陸上自衛隊第
15旅団の音楽隊による演奏会について声明文を発表した=写真=。 星野共同代表
は 「純粋な演奏会ではなく、自衛隊配備に向けた宣撫活動。 自衛隊をアピール
しているのは確かだ」 と説明した。同会は7日にも川上哲也教育長に要請活動を
行うとしている。…… 
http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=3665&continue=on

●宮古平和運動連絡協議会の「陸上自衛隊第15旅団音楽隊の演奏会に反対する声
明」
 新聞報道によると、沖縄の陸上自衛隊第15旅団の音楽隊が6月11日にマティダ市
民劇場で演奏会を開催するとのことです。これまでの事例から推察すれば、同音
楽隊は自衛隊機で宮古空港を使用すると思われます。
 昨年12月に米第7艦隊音楽隊が演奏会目的で宮古島に来島した際、米軍用機で宮
古空港を使用したことに対して、沖縄県知事と宮古島市長は「自粛」を要請しま
したが、今回の自衛隊機の空港使用については何ら意思表示をしていません。
 宮古空港は軍民共用空港ではなく、純然たる民間空港です。この空港に米軍機
や自衛隊機が乗り入れることは、「緊急時」以外は認められるものではありませ
ん。
 今回の演奏会を行うにあたって自衛隊機が宮古空港を利用することには、民間
機の運行等にも影響を与えるものであり、空港の管理者である沖縄県知事と地元
宮古島市長がこれを拒否することを要求します。
 また、なぜ今陸上自衛隊第15旅団は、自衛隊の演奏会を宮古島で開催するので
しょうか?政府が「新防衛大綱」と「中期防衛力整備計画」で、宮古・八重山地
域に陸上自衛隊を配備する計画を立て、去る5月8日に北沢防衛大臣が宮古島に来
島して、市長に計画の協力を要請していることや、「災害支援拠点」を口実にし
て下地島空港を軍事利用しようとする防衛省の思惑と連動していると思わざるを
えません。
 軍隊の音楽隊は、本来軍隊の士気を鼓舞し、同時に住民に軍隊の存在を示して、
「親密感」を養うことを目的にしているものです。「素敵な音楽を楽しみたい」
という住民の純粋な要求に応えるかの態度で、実のところは自衛隊の認知を目的
とする「宣撫(せんぶ)活動」をしているものと考えられます。
 私たちは、「宮古の平和を守るため、軍事化・軍事利用に反対すること」を主
な
目的として、市民団体・労働組合や個人が参加する「宮古平和運動連絡協議会」
を5月12日に結成しました。
 昨年の平良港への米掃海艦「ディフェンダー」号の強制入港、米第7艦隊音楽隊
の宮古空港使用と演奏会など、次々と押し寄せる「軍事化」の波を「宮古の平和
の危機」と位置づけ、これに反対する運動を展開してきましたが、今回の自衛隊
の演奏会もこの流れと同様であると認識し、陸上自衛隊第15旅団音楽隊の宮古空
港使用と演奏会に反対します。
 同時に、今回の演奏会に子どもたちを参加させないよう強く要望するものです。
 
 2011年6月6日
    宮古平和運動連絡協議会
    (連絡先)宮古島市平良字下里1046−1 
         日本キリスト教団宮古島伝道所

●宮古平和運動連絡協議会の要請書 2010・6・7
宮古島市長
下地 敏彦 殿
宮古島市教育委員会
教育長 川上 哲也 殿 
                        宮古平和運動連絡協議会

  要  請  書 
65年前に終結した太平洋戦争では、日本人300万人、アジア諸国で2,000万人以上
が犠牲になり、沖縄では日本国で唯一の地上戦が行われて住民15万人の命が奪わ
れました。
沖縄県民は太平洋戦争の体験と戦後65年間に及ぶ米軍基地から派生する様々な事
件・事故等の体験から、基地や軍隊が存在することは決して住民を守ることには
ならないということをよく知っています。戦時中、学校では、「富国強兵」「命
を捨てて国を守るべし」と子供たちを教育し、多くの若い学徒が戦争の犠牲にな
りました。
この体験からも、沖縄の教育者は「教え子を再び戦場に送るな」この言葉を戦後
教育の柱にし、子供たちを二度と戦争の惨禍に巻き込まない努力をしてきました。
宮古では、去る5月8日の北沢防衛大臣の航空自衛隊野原駐屯地のレーダーや下地
島空港の(空からの)視察につづき、24日、北沢防衛大臣は沖縄政策協議会の第
3回基地負担軽減部会で、国際的な大規模災害に対する緊急時の拠点として下地
島空港の利用を提案し、さらにその構想を6月のアジア安全保障会議で表明する
という報道がありましたが、その背景にある軍事的な意図が透けて見えます。
陸上自衛隊の配備計画や軍事利用の動きが強まっていますが、去る3月11日の東日
本大震災による東北地方の被災者や、福島原発の人災による被災者のみなさんへ
の救済がまだまだである厳しい状況を考えると、米軍への「思いやり予算」や防
衛政策の拡張に血税を使うべきではありません。
こうした情勢の下、陸上自衛隊音楽隊は、来る6月11日(土)に宮古島市のマ
ティダ市民劇場において「音楽隊演奏会」を開催しようとしています。
本来、軍隊の音楽隊は軍隊の士気を喚起するものであり、同時に地域住民に音楽
を通じて軍隊への親密感を養い協力的な意識を持たせるのが目的です。
今回の「音楽演奏会」が、宮古への陸上自衛隊配備計画と一連のものであること
は明らかです。
米軍主導の自衛隊との一体化が実態的に進行しており、軍事施設の共同使用、統
合訓練などを考えると、自衛隊配備の後から米軍がやって来ることがわかります。
私たちは近隣諸国への緊張を生み出す自衛隊配備や一連の懐柔的な宣伝活動に反
対します。
「教え子を再び戦争に巻き込まない・犠牲にしない」この立場で、この度の「陸
上自衛隊音楽隊の演奏会」に、マティダ市民劇場の使用許可を出す等協力する行
為や子供たちを演奏会に参加させることを厳に慎むよう強く要望します。
子供達の未来が平和であるように、戦争につながるものに一切関わらず、反対し
ていくことを切にお願い致します。



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