[CML 010989] ゆっくり、長く、大量に続く放射能漏れと更なる汚染‥‥

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2011年 7月 28日 (木) 00:34:34 JST


みなさまへ   (BCCにて)松元
引き続き諸留さんから、深刻な食品汚染にかんして守田敏也氏の紹介です。
転送いたします。

======以下全文転送======

《パレスチナに平和を京都の会》諸留です
(Bcc送信)
[既読重複御容赦下さい]
**転送転載 自由**
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 福島原発事故により、ゆっくり、長く、大量に、ジワジワと放射能漏れは続いているのに、政府も東電も、原子力安全・保安院も、自治体も、根本的な対応策はもちろん、今日現在までの正確な報提供すら行おうとはしてきていません。

 稲藁や肉牛だけが汚染しているのではありません。事故を起こした原子炉から漏れだしている核種はセシウムだけではありません。しかし、東電も、政府も、自治体も、マスコミも、今まで放出された、少なく見積もっても、約4種類以上もの、全ての核種の公表もすべきなのに、また、環境中に放出された総放射線量値の公表もをすべきなのに、事故発生当初から一貫して、それらの全容公表を一切頑なに拒み続けています。

 海洋汚染の実態、正確な全容は、国民の前に、全く闇に包まれたままです。事故を起こした原子炉施設の地下の、どの程度の深さにまで、汚染水がどのように貯まり、分布しているのかは、事故後4ケ月以上経過した現在でも、誰一人も、確認できていないのが実情です。事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所の敷地全域を、グルリと取り囲むように、地下の不透水層岩盤へ達するまで、地中深く鉄板を打ち込み、取り囲むようにしなければ、地下の水脈を通じて、海洋や発電所敷地外へと通ずる地下水脈への汚染水の垂れ流しを防ぐことは到底できません。

 それなのに政府や東電は、「循環式冷却システムは完成した」「ここで修復作業のワンステップは完了した」等と、うそぶき、国民大衆を欺き続けています。

 このような「その場しのぎ」の「泥縄式」の対応が続く限り、今後も、ゆっくり、長く、大量に、ジワジワと放射能漏れが続くことを覚悟しなければなりません。肉牛の汚染の原因は必ずしも藁だけが原因ではないでしょう。汚染した井戸水や水道水を経由して、より広範囲の家畜や農産物の汚染の広域に渡る拡大が確実に進行するでしょう。今後、ますます拡大深刻化する汚染の中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。
 こうした状況下で、守田敏也(もりた・としや)氏の視点は、私(諸留)のそれと共通する点が多くあります。守田敏也氏は、同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら社会的共通資本に関する研究を進めてきた人です。また「ナラ枯れ防除蟷螂の斧会」も主催するなど、環境問題にも精力的に取り組んできています。

 おりしも、ここ数日、俄かに「生涯許容量100シーベルト」とするキャンペーンを政府が大々的に打ち出してきた背景には、明らかに今後、主食の放射能汚染が表面化、拡大深刻化が回避出来なくなってくるであろう事態に備えて、「それを食べ続けても生涯に100ミリシーベルトにならないから大丈夫だ」と強弁することを政府や原発推進者たちの「先読み」、先を見据えた法制化の動きだと思う‥‥との守田敏也氏の指摘には、私(諸留)も、全く同感です。

 以下、守田敏也氏のホームページ
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
「明日に向けて(206)」を参考に、一緒に考えてみましょう。 


------以下、守田敏也氏のHPの転載-------

「放射能汚染が全面化してきた!コメが危ない!(小佐古氏インタビューによせて)」

2011年07月27日 10時00分00秒

 7月26日の毎日新聞に短いですが、注目すべき記事が出ました。短いので全文を掲載します。

 放射性物質:福島産の小麦とナタネからセシウム検出

 福島県は25日、広野町で採取した小麦から国の暫定規制値の1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウム同630ベクレルを、田村市で採取したナタネから同720ベクレルを検出したと発表した。いずれも出荷されていない。小麦については農家1戸、ナタネは複数の関係農家に出荷自粛を要請した。小麦、ナタネともに暫定規制値を超えたのは初めて。【種市房子】
jp毎日 毎日新聞[2011年7月26日2時25分]
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110726k0000m040194000c.html

 小麦から1キロあたり630ベクレルの放射性セシウムを検出・・・。これは今後さまざまな地域の穀物から汚染が発見される前触れだと思います。この点については、少し前になりますが7月2日のウォールストリートジャーナル日本版に載った記事が参考になります。
 「日本の放射能問題は深刻=元内閣官房参与・小佐古氏」と題した記事で、いわゆる20ミリシーベルト問題で、泣きながら辞任の記者会見を行った小佐古氏から、辞任後初のインタビューをとったものです。

 ここで記事は次のように述べています。

「菅内閣は海の汚染や魚への影響について迅速な分析ができておらず、汚染除去コストを最小限に抑えるために特定の放射能の危険性を過小評価していると述べた。日本の放射線安全学における第一人者である小佐古氏がメディアの取材に応じたのは、4月に内閣官房参与を辞任して以来初めて。

同氏は、茶葉やほうれん草など、食品の汚染については、既に散発的に報告されているものの、今年後半、特に日本人の主食である米の収穫が始まった頃に、より広範な、憂慮すべき問題が明らかになるだろうとした。」

小佐古氏はここで、今後、コメの放射能汚染が明らかになるとともに、「より広範な、憂慮すべき問題が明らかになるだろう」と述べています。注目に値する発言です。

小佐古氏が辞任した時、僕はその背後にあるものを分析し、3回にわたって記事を書きました。涙ながらの会見には、小佐古氏の隠しようのない心情が表れていると感じたのですが、その後、被爆3世の友人より、小佐古氏は、被爆者の裁判で、常に国側証人として被爆者の前に立ちふさがってきた「御用学者」であることを教えられ、涙の背景にあるものを分析する必要を感じたからです。

その結果、見えてきたのは、小佐古氏が、20ミリシーベルトという数値の危険性に反対しているのみならず、放射能汚染の実態を隠し続けている政府の姿勢についていけなくなり、もうこれ以上、共犯者になりたくないと辞任したのではないかということでした。これは当時の小佐古氏の発言を分析していくと見えて来るものです。興味のある方は是非、以下をご覧下さい。

明日に向けて(87)福島で、原発で何が起こっているのか。小佐古さん辞任劇を読む・・・1
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8d11166c8ec7f8b593d329e178bdc616
明日に向けて(88)同・・・2
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b6d4d0a48defc519784b4920b1ae1f4c
明日に向けて(91)同・・・3
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/4a704624345ae4f2b81558f8cf71a805


今回のインタビューにおけるコメの汚染に関するかなり確定的な(数値?)の予測や、コメのことが明らかになるとともに「より広範な憂慮すべき問題が明らかになる」との発言も、小佐古氏が、放射能汚染の深刻な実態を、この時点でつかんでいたからこそ、可能になっていることは明白です。

つまりここから明らかなのは、放射能汚染の実態は、今、表面化しているものよりもかなり深刻であり、それが今後、不可避的に全面化してくるだろうということです。そのときの社会的インパクトは、今、話題になっているセシウムによる牛肉の汚染問題をはるかに凌駕することになります。問題が主食に及ぶからであり、かつ「より広範に」問題が出て来るだろうからです。

この点について、小佐古氏は問題を小出しにしないで、もっと知り得ていることをきちんと公表すべきだと思いますが、いずれにせよ私たちは、食料汚染がさらに大きな規模で進行していること、それがこれから表面化してくることにある種、腹をくくって向き合っていかねばならないと思います。

さらに注意しておくべき点は、こうした小佐古氏辞任劇が、4月初旬におけるアメリカの日本政府への介入の強化と、その後の「放射能ストレスキャンペーン」のはじまり、つまり放射能の害はそれほど大きくなく、むしろそれを怖がる方が害があるのだというキャンペーンや、4月15日の「チェルノブイリ事故との比較」という、同事故をきわめて過少に評価し、被害実態を隠ぺいした、ほとんど詐欺のような文章の首相官邸HPへの掲載などの流れの中で起こってきたということ。つまりこの辞任劇には放射能汚染隠しの強化が背景にあったことであり、これが今なお継続中だということです。

それがここ数日、俄かにもち上がってきた、「生涯許容量100シーベルト」なるキャンペーンの開始だと僕は思います。これは明らかに今後、主食の放射能汚染が表面化することに対し、「それを食べ続けても生涯に100ミリシーベルトにならないから大丈夫だ」と強弁することを見据えた法制化の動きだと思われます。

つまり政府は、汚染の表面化に対して、それと立ち向かい、除去するのではなく、汚染が表面化しても「問題がない」ように法を整備し、あるいは作り変え、事態に対処しようとしているのです。繰り返しますが、汚染に立ち向かうのではなく、汚染を国民と住民に受け入れさせることを考えているのです。

これは事故以来、政府が一貫してとってきた姿勢です。放射能の危険性から国民と住民を守るのではなく、被曝被害への国民と住民の怒りから、政府を、あるいは国際的な原子力産業を守ろうとしてきたのです。そのために、許容量をどんどん緩くしてしまうなど、汚染を汚染と捉えないための整備を行い、危険を安全といいかえ、結果的には被曝をどんどん促進する方策をとり続けてきたのが私たちの政府です。

事故当初に福島に山下俊一教授を送りこんで、「心配するな。被曝などしない。マスクもしなくていい」と言い続けたことと同じことが、今、国家レベルで、行われようとしています。

・・・この問題の解析を続けます。

----------以上転載オワリ--------
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《パレスチナに平和を京都の会》
"Peace for Palestine" in Kyoto Movement(PPKM)
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