[CML 010845] 【守田さんブログ記事】 「明日に向けて(198)大島堅一さん講演会を振り返って」

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2011年 7月 20日 (水) 17:45:41 JST


明日に向けて
福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。
 
明日に向けて(198)大島堅一さん講演会を振り返って
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/ed79b1a6edd17ae79dec05f4d2280c10
 
2011年07月19日 23時00分00秒 | 明日に向けて7月16〜20日守田です。(20110719 23:00)
 
このところ、参加企画が続きました。7月14日の大島堅一さん講演会
で後半の質疑応答のコーディネートをさせていただき、17日の河野
太郎さんをお招きしたギャザリングでも、同じようなコーディネート
をさせていだきました。
 
18日には「清水ただしの派遣村テレビ」公開収録で、座談会に参加
させていただきました。これらについて、順次、ご報告したいと思っ
ています。
 
まずご報告したいのは、アバンティ京都に大島堅一さんをお招きした
講演会のことです。大島さんは、経済面から原子力政策の矛盾を解き
明かしている方で、政府や電力会社が出ている経済面での細かい数字
を長年にわたって解析し、何がどうおかしいのか鋭く分析しています。
 
もちろんこの数字自身が信頼性がないことが多く、僕などは、信頼性
がないからとそれ以上の分析を試みないできた面があるのですが、大
島さんはあえてそこにつっこみ、いわば原子力推進側の土俵の上にた
って、そこからも原子力政策の矛盾が明らかなことを指摘されています。
 
講演でも最初の1時間で、ご自分で作成したスライドを使いながら、こ
の内容をお話し下さいました。当日の内容がユーストリームで見るこ
とができますので、お時間のある方はぜひご覧ください。
 
http://www.ustream.tv/recorded/15986088
http://www.ustream.tv/recorded/15986130
http://www.ustream.tv/recorded/15987219
http://www.ustream.tv/recorded/15987411
 
なお当日のものではなく、2010年9月7日に発表のものですが、ネット上
に大島さんのスライドがアップされていましたので、そのURLも貼り付け
ておきます。ご参照ください。

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
 
僕が関わった質疑応答は2番目の1時間17分ぐらいから始まります。今
回は、会場の参加者のみなさんに質問用紙に書き込んで提出していた
だき、司会がそれを幾つかに寄り分け、代表的なものを選んでもらい
僕がそれをおたずねする形で進めました。
 
事前の打ち合わせで、とくに大島さんがホットな関心を持っているこ
とをお伺いしていたこと。また著書の『再生可能エネルギーの政治経
済学』を読ませていただいて、大島さんの主張のポイントをつかめて
いたので、できるだけそれに沿える形で質問をまとめました。

http://www.amazon.co.jp/%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6-%E5%A4%A7%E5%B3%B6-%E5%A0%85%E4%B8%80/dp/4492800832
 
大島さんも次々とお答してくださいましたが、僕の印象では、最初の
1時間のプレゼン内容よりも、大島さんの顔が見えるような印象を受け
たし、その素顔がとても暖かい感じがして、共感しながら話を進めて
いけました。
 
例えば大島さん、打ち合わせの時に、賠償問題に一番、腹を立ててい
たのですね。なぜって福島では有機栽培農家の方や、酪農家の方が、
すでに絶望して自ら命を落とされている。そのような状況になってい
るのに、東電はしっかりした支払いをしようとしてないからです。
 
東電にはきっちりと責任を取らせなくてはいけない。しかし何より今
苦しんでいる人々を助けなければいけない。それが進まないことに
深い憤りを感じると大島さんは話されていて、僕はぜひこのお話を会
場のみなさんと一緒にもう一度聞きたいなと思ったのでした。
 
それ以外のところでも、大島さんが、暖かい正義感から一つ一つの
問題を深く考えつつ、原子力推進側が自己肯定している論拠を一つ
一つ奪っていこうとしていることが良く分かりました。そんな大島さ
んの素顔ができるだけ前に出るようにコーディネートを試みました。
 
その結果がどうだったのか、自分では評価できませんが、ともあれ前
半のプレゼント後半の質疑応答を合わせ読むと、単に数字の解析に止
まらない、豊かな世界が見えてくるのではないかと思います。大島さ
んの著書だけを読まれた方にはぜひ、ご覧になって欲しいです。
 
なおこの会合は「いまこそ原発を問う連続講座」実行委員会の方々が
苦労して設定してくださいました。僕などはみなさんのご苦労の上に
ちょんと乗っかって、お力を貸しただけでした。実行委のみなさん、
当日ご参加のみなさん、どうもありがとうございました。 		 	   		  


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