[CML 010824] 市民の検査はできません 被曝医療機関は誰のためのものか。長期・低線量被ばくによる健康被害。記事より

京都の菊池です。 ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2011年 7月 19日 (火) 18:22:03 JST


転送・転載歓迎


京都の菊池です。7/19火曜日。

今週になり、最新号と入れ変わり順次、バックナンバーとなっていっている、先週の週刊誌などでいくつか興味深い記事を読みました。


八月書館から
樋口健二さんの
「闇に消される原発被曝者」
が復刊されたことを

日刊ゲンダイ
2011年7月12日 掲載の記事

復刊した問題のルポ「闇に消される原発被曝者」
http://gendai.net/articles/view/syakai/131454

が伝えました。

その
インタビューで樋口さんが次の事を話しています。

・・・
「それでも昔は、
(原発労働者の被曝)上限が50ミリシーベルトだった。
それが100に緩和され、

今回の福島では250に上げられた。

250という数字は死に直結するものです。

労働者の声を聞こうと、私は福島に行った。
でもJヴィレッジに隔離され、取材は禁止。
取材したら罰則が待っている。
なぜ、そこまで隠すのか。大変なことが起きているからでしょう。
あと5年、10年したら、がんで死ぬ被曝労働者がどれだけ出ることか」
 闇に消される原発労働者は、いま現在も生み続けられている。それが現実なのだ。

と伝えています。
上記記事URLで
記事全文
そして、
機会がありましたら、樋口さんの著作もぜひお読みください。


主婦と生活社の週刊誌
週刊女性
先週号
7月26日号
は
38〜39ページに

長期・低線量被ばくによる健康被害

特に子ども、女性について
そして、ガンのリスク以外についての健康被害についても
(※政府は放射性物質による被曝の影響だと、認めようとしないだろうと私は思います)
載せていました。

長期・低線量被ばく
フクシマ世代へ―チェルノブイリから衝撃警告!ガンだけじゃない!
思春期女子被ばくで
妊娠異常、出産障害、免疫低下に・・・

と、この記事には
見出しがついていました。


このように広く一般の人も読む雑誌も

このことについて取り上げるようになったようです。
(後述の
チェルノブイリ・エンジェルハートの紹介もその一つだと思います)
※新聞、テレビではどうでしょうか。


この記事では、

広島原爆の被爆者である名古屋大学
沢田昭二名誉教授
や
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークの
吉田由布子事務局長
(チェルノブイリ事故の被災者を救援するほか、被ばくが女性や子どもたちにもたらす被害について長年、調査にあたってきた。
また、
サイエンス・ライター
綿貫礼子さんと共著で

低線量被ばくが子どもに与える影響について
専門誌現代化学5月号7月号
に書いている)

の話を紹介しています。

希望を捨てずに正しい知識を

と見出しをつけ

被ばくの完全な防御は難しい。
放射能汚染にさらされ生活せざるをえない今、
身体の不調のサインを見逃さないことが重要となる。

と提言し、

そして
沢田さんの
「余分な被ばくをしないようにして、そのうえで被ばく量をきちんと記録する。
それを国が続けてやっていくことが必要です。
広島の被爆者には原爆手帳というものがありますが、
1キロ以内のような近距離は別にして、
健康状態の継続的なチェックと診察、早期発見で
いま、被爆者の死亡率は広島県民の死亡率より低いといわれているんです。
福島でも同じことが言えると思います。
病気のチェックと対処をきちんとすることで、
被ばくの影響を最低限に抑えることができます。
被爆者の間で起こったことを、ちゃんと学ばなければなりません」
という言葉
を伝えています。


小学館の週刊誌
女性セブン
先週末に出た
最新号
7/28号
は

放射能 食と遊びの安全
について

35ページ〜
56〜62ページ
163ページ〜
に載せています。


たんぽぽ舎
が運営している
放射能汚染食品測定室
が
女性セブンより検査依頼を受け

北は青森から南は静岡まで、実際に流通している海産物
100品目を各地で入手したものの、

放射能汚染を調査した。
とのこと。

現在、国が定める食品のセシウム暫定規制値は
1kgあたり500ベクレル。
これは、東京電力福島原発事故後、3月17日に「暫定」としてもうけられた数値だ。
それまで国内規制値は存在せず、
輸入品については、事故前と同じ370ベクレルという規制値だ。
 環境放射能に詳しい北里大学獣医学部の
伊藤信彦教授はこう解説する。
「500ベクレルという数字は、
食品とともに体内に取り込まれたセシウムが発する放射線の実効線量を年間5ミリシーベルト以下になるように、
国際放射線防護委員会(ICRP)が示した数値などを基にしています。
しかし、他の国々と比べると、それはかなり緩い数値なのです」

アメリカ
 1200ベクレル
韓国、台湾
 370ベクレル
チェルノブイリの被害に遭ったロシア、ベラルーシ、ウクライナ
 130〜150ベクレルという厳しい数値。

さらに、ベラルーシでは調理済みの幼児用児童食品に限り、
37ベクレルという規制値までもうけている。

「500ベクレル以下であれば、健康への問題はない」と説明する日本政府だが、
これまでも多くのメディアで報じられているように、低線量被曝についてはまだまだ研究の途上。
決して安心できる根拠はない。

琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授も
日本の基準に疑問を投げかける。
「年間5ミリシーベルトなら安全というのは根拠のない数値です。
政府は低線量被曝で起こる危険性を一切無視しているんです。
10ベクレル以下を検出限界としてカウントしないのは大変なごまかし。
例えば、ドイツの飲み水の規制値は1kgあたり8ベクレルと10ベクレル以下です。
それと比較すると、日本は200ベクレルとなっていますし、国民の健康を守れる数値とはいえません」

 食品汚染問題に詳しい、
日本ウクライナ文化交流協会チェルノブイリ担当部長の
宮腰吉郎さんは、
実際にチェルノブイリの地で見た惨状を思い出しながら、こう語る。
「セシウムは特定の臓器にたまらず全身の筋肉にいきわたります。
そのため血液やリンパに大きく影響するがんや白血病だけでなく、さまざまな病気にかかる可能性が高まるといわれています。
チェルノブイリの事故から25年が経ったいまでも、子供だけでなく、大人も多くの人が体調不良を訴えています。

実際に放射能で苦しんだ地域がその経験を重くとらえ、厳しい基準を定めている。

それなのに、
同じレベル7の原発事故である今回の福島原発での事故では、
それが生かされていないのは
愚かなことだと思います」


東京都内子供たちが出かける機会の多い場所に限定して、独自に放射線量の測定を行った。
地上から100センチと5センチで測定。

※国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた、一般の人が自然放射線以外で浴びてもよいとされるしきい値は年間1ミリシーベルト。
これは1時間あたりに計算すると
0.114マイクロシーベルト
この0.114マイクロシーベルトに
自然放射線量や屋外での活動時間を考慮して、
0.19マイクロシーベルトまでなら許容範囲とする節もあるが、
「0.19マイクロシーベルトという数字には
食事や空気中に含まれる放射性物質が体内にはいることによって起きる内部被曝の量が加味されていない。
やはり毎時0.114マイクロシーベルトを安全かどうかのひとつの目安と考えてよいのではないでしょうか」
(中部大学武田邦彦教授)

と
説明しています。

前号
7/21号
157〜164ページ
には

東大病院放射線科の中川恵一准教授
(朝日出版社より
「放射線のひみつ」を出版)
が
放射線医学総合研究所・放射線防護研究センターの
今岡達彦チームリーダーの協力を得て、
事故後100日分の累積被曝量MAPを作成し
載せていました。

※福島県は地域により数値の差が大きいため算出不能。との事。

被曝の原因を次の4つに分類し、個別を算出しこの4つを合計していました。

〇飛散した放射性物質からの被曝

〇飲み水による被曝

〇食べ物による被曝

〇ちりによる被曝

文の中には、次のことも書かれていました。

・・・
100mSv以下の被曝量と健康への影響の関係は、研究で充分に明らかにされていない。
・・・

・・・
ただし、懸念されるのは子供への影響だ。「子供は大人の2〜3倍影響がある」といわれるので、不要な被曝は避けるようにしたい
・・・

と伝える一方

個別の事例で

・・・さほど心配する必要はないと思います。

・・・心配はまずないと考えていい

・・・利用しても健康に影響はありません

などの
説明もしており、

それならば、

平常時1年間1mSv
や
5mSvの管理区域内

との整合性をどう考えるのかの説明もあるべきなのではと思いました。


光文社の週刊誌
女性自身
先週号
7/26号
の
97〜112ページ
に

放射能と食生活
丸わかりハンドブック

が特集されていました。


講談社の週刊誌
FRIDAY
前号
7/22号
は
96〜98ページ
に
放射能汚泥で首都圏がパンクする日

を載せていました。

そして最新号
7/29号
は
24ページ〜
に
短編ドキュメンタリー映画
チェルノブイリ・ハート

1986年のチェルノブイリ原発事故から16年後に、国土の23%がセシウム137で汚染され、ホットスポットと呼ばれる高濃度汚染エリアが広がったベラルーシを訪ね、
今なお続く被曝被害の事態を追ったドキュメント
8/13から日本でも急遽公開。

について載せていました。

原発の温廃水
についても。


講談社の週刊誌
週刊現代
最新号
7/30号
は
36ページ〜に
放射性物質について尿検査について

44ページ〜に
日本原子力文化振興財団が1991年に作成した

原子力PA方策の考え方
について

(※PAはプブリック・アクセプタントの略

社会的受容性
などと訳される。

簡単に言うと

原子力への理解を一般大衆に広めようという目的で作成された文書

となる)


52ページ〜に
福島市の大気について

199ページ〜に
チェルノブイリ
16年後の真実
と題して
チェルノブイリ・エンジェルハート
を取り上げています。


毎日新聞社
サンデー毎日
先週号
7/24号
は
16〜21ページに
放射能と闘うニッポンの母
福島在住から沖縄移住まで55人の知恵

の特集を組んでいました。

乳幼児から児童・生徒まで子育て中の母親らを対象に、
食生活に関する自衛策と国の対応の問題点などをアンケート
した結果や

「チェルノブイリ:放射能と栄養」
を翻訳するなど食品と内部被曝の研究を続けてきた

放射線医学総合研究所の
元内部被ばく評価室長
白石久二雄さん
の話も載せています。

解答者お薦めの役立ちサイト
も載せていました。


朝日新聞出版の週刊誌
週刊朝日
先週号
7/22号
は
18〜26ページに

内部被曝50問50答

を掲載しています。



朝日新聞出版の週刊誌
AERA
先週末に出た
最新号7/25号
も
とても大事な記事を載せていると思います。

53ページ〜
 アイリーン・美緒子・スミスが見た水俣、スリーマイル、そして福島
「証言」にこそ宿る真実
58ページ〜
 市民の検査はできません
被曝医療機関は誰のためのものか

22ページ〜
 焼却灰に放射能が濃縮
ごみ焼却灰7万ベクレル超、柏の母は「逃げるしかない」

10ページ〜
 
 学校の除染「効果」と「限界」
放射能から子どもを守る

ほか

の記事が掲載されています。




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