[CML 010758] 「安全評価」の強行に抗議!

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2011年 7月 16日 (土) 20:42:15 JST


 河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

 玄海原発2号機、3号機の運転再開に反対する佐賀県民のたたかいに支援・連帯を訴えています。

 多くの人がすでにご存知のように、政府による、原発の「安全評価」の強行が始まりました。近日中に、保安院から電力会社への指示がなされるようです。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110716ddm002040092000c.html

 私の所属している、脱原発の国民投票をめざす会は、事態を重く考え、抗議声明を発表し、内閣総理大臣等に対し、抗議メールを発信しました(抗議声明は、本メールの下のほうに貼り付けました。ご参照ください)。
 原発の運転再開をめぐる攻防の第2ラウンドが開始されたのです。
 この第2ラウンドは、きびしいたたかいになると思います。原発推進勢力は国家権力を利用して様ざまな手段を用いてくるでしょう。原発推進勢力は全国的に連携し、全国的規模で攻勢をかけてくるでしょう。その攻勢は、予想外の急スピードになるでしょう。また、「このままでは日本経済がだめになる」「失業者が急増する」「日本企業の海外脱出が不可避だ」などというイデオロギー攻勢も強まるでしょう。彼らの「危機感」を過小評価することは禁物です。
 そのような状況の中で、私が全国の原発設置地域の人々に特に訴えたいのは、「安全評価」の結果が出てからのたたかいでは遅いということです。どんなに少人数でも学習会を積み重ねるとか、地方自治体の首長に対する申し入れをするとか、地方自治体の首長にたいする請願署名を早くから集めるとか、先制的な裁判闘争に取り組むとか、さまざまな創意あるたたかいを早くからするのが重要だと思います。佐賀の最近の素晴らしいたたかいは、昨年以来の玄海原発・プルサーマルに対する法廷闘争や放射能漏れにたいするたたかいの上に展開されたのです。地方によっては、脱原発勢力に「疲れ」が出ている地域もあるようです。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 さらに、原発設置地域ではない地方では、どのように原発設置地域の人々にたいする創意的な支援・連帯闘争を発展させるのかが問われていると思います。とくに、首都圏、名古屋、関西地方の人々が、原発設置地域の人々のたたかいを横目でみるだけというのであれば、原発立地地域にたいする「差別と犠牲の構造」(中島哲演)の上に脱原発運動を夢想するものという批判がなされることになるでしょう。
 各方面での御検討、よろしくお願い申し上げます。

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内閣総理大臣  菅 直人 殿
経済産業大臣  海江田 万里 殿
原子力安全委員会委員長 班目 春樹 殿
原子力安全・保安院長  寺坂 信昭 殿

     2011年7月16日
     東京都文京区大塚5丁目6番15-401号 保田・河内法律事務所内
      (電話03-5978-3784、FAX03-5978-3706)
              脱原発の国民投票をめざす会
            代表 市川守弘  代表 河内謙策

        政府の「安全評価」の強行に抗議いたします

前略 私たちは、脱原発の国民投票をめざす、法律家・市民の団体です。
 マスコミの報道によれば、原子力安全・保安院の作成した、原発の「安全評価」
の手法と実施計画の素案が原子力安全委員会において大筋で了承され、来週にも原子力安全・保安院の各電力会社に対する指示がなされると言われています。
 しかし、私たちは、国民の声に耳を傾けない、このような「安全評価」の強行に強く抗議いたします。
 今回の「安全評価」の手法等につき、私たちは7月12日付で貴職らに対し要望書を提出し、仝業の運転再開の条件は、少なくとも「2次評価」につき原子力安全委員会が妥当と判断した後であることを確認してください、原発事故調査・検証委員会の報告に基づく国民的コンセンサス形成以前に「安全評価」を実施することはしないでいただきたい、「安全評価」を行う際の基準および実施要領につき政府の最終案を決める以前に国民の声を聞いていただきたい、という3点の要望を提出しましたが、私たちの要望は完全に無視されました。同様に、マスコミ等で表明されている地方自治体の首長や有識者の要望も取り入れられておりません。政府が、原発についての不安や「安全評価」についての疑問を表明する国民の声を無視し、自分たちだけの独善で暴走することに対し、私たちは深い憂慮を表明せざるをえません。
 また私たちは、「1次評価」の後に停止中の原発の運転再開が予定され、電力会社の「2次評価」の報告が年内をメドとされていることから考えて、今回の「安全評価」が超スピードで強行されようとしていることは明白であり、「安全評価」という言葉に反して、国民の安全よりも原発の運転再開・稼動が優先されていることに激しい憤りを感じざるをえません。私たちは、心からの怒りをこめて政府に抗議いたします。                             以上

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弁護士 河内謙策 〒112-0012東京都文京区大塚5丁目6番15-401号
保田・河内法律事務所(電話03-5978-3784、FAX03-5978-3706)
Email: kenkawauchi at nifty.com
脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html


 

 
 



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