[CML 010552] 【前福島県知事】 玄海再開「信じられない」+抗議メール殺到 知事の再稼動「前向き」に対して+鷹島町「国から納得できる説明があるまでは、再開は絶対に認めない」+「30キロ圏の10首長、半数が慎重姿勢」

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2011年 7月 4日 (月) 18:08:38 JST


玄海再開「信じられない」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110703-799369.html
 
 前福島県知事の佐藤栄佐久氏が3日、福島市内で講演し、九州電力の玄海18 件原発の運転再開について「福島第1原発の事故が収束していないにもかかわらず、経済産業大臣が再開しろという。全然見当違いに進めようとしている」と指摘、「信じられないことが起きている」と国を批判した。社民党国会調査団による報告集会で述べた。
 
 佐藤氏は参院議員を経て1988年に知事に就任、5期途中の2006年に弟の談合事件で辞職した。自身は収賄罪に問われ、1、2審で有罪判決を受け上告中。知事時代から国の原子力政策に批判的だった。
 
 佐藤氏は「避難民は静かで、まだ国を信じている。国民も信じて静かにしている。この気持ちを逆手に取って経産省が大臣を使って原発を動かそうとしている。許されないことだ」と訴えた。(共同)
 
 [2011年7月3日18時40分]

 

抗議メール殺到 知事の再稼動「前向き」に対して  
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1970818.article.html
 
 玄海原発2、3号機の再稼動問題で、古川知事が6月29日に海江田万里経産相と会談後、再稼動に前向きな姿勢を示したことで、佐賀県庁には連日、懸念や抗議のメール、電話などが相次いでいる。メールは29日から1日までの3日間で600件を超えた。 
  
 内容はほとんどが「再稼動をしないでほしい」「反対だ」など抗議や不安の声という。29日は202件、30日は299件、1日は102件(午後5時現在)だった。原子力安全対策課にも電話やファクスで数十件の声が寄せられ、職員は対応に追われている。 
  
 県が原発関連のメール集計を始めた6月9日から7月1日までで計2549件に上る。 

 

取材前線:玄海原発運転再開問題(その1) 松浦市鷹島「こっちも地元だ」 /長崎
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110704ddlk42040220000c.html
 
 ◇国、九電から回答なし−−10キロ圏内の松浦市鷹島

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題で、「地元」の松浦市の動きが活発になってきた。玄海原発から最短8・3キロに位置する同市鷹島町。旧鷹島町時代から原発に対する注文や、プルサーマル計画反対などの声を上げてきたが「相手にされなかった」歴史がある。福島第1原発事故を受けて、島民以外の市民の関心も高まる中、佐賀県側だけでなく「こっちも地元だ」との声が強まっている。【野呂賢治】
 
 「これまで他県ということだけで、ずっと無視され続けてきた」。6月26日、鷹島で開かれた緊急島民大会。会を主催した住民団体「玄海原発と日本のエネルギー政策を考える会」の宮本正則会長(80)は、会の冒頭、怒りの声を上げた。
 
 旧鷹島町長を5期務めた宮本さん。04年3月、町議会が玄海原発のプルサーマル計画反対を決議するなど、議会と一緒になって、意思表示してきたが、事実上、相手にされなかったという。
 
 同会は福島原発事故を受けて4月に発足。これまで市議会や九電、国などに対し、説明を求めるなど積極的に働き掛けてきた。かつての“島の声”とは異なり、原発の安全性を危惧する世論の後押しがある。県危機管理課の担当者も「住民の代表的な考えを示しているととらえている」と認めるほどだ。
 
 が、国や九電からの具体的回答はいまだない。それどころか、立地町の岸本英雄玄海町長、立地県の古川康佐賀県知事は再開容認の考えを表明。再開に向け地ならしは進む。
 
 「10キロ圏内のEPZ(防災対策重点地域)に入る鷹島3地区には1000人以上が住んでいる。国から納得できる説明があるまでは、再開は絶対に認めない」
 
 防災計画の見直しも急がれる。万一、福島原発のような事故が起きた場合、島民の陸路による避難は、鷹島肥前大橋を通るしかなく「原発に近付きながら逃げる」ことになるのだ。多くの課題が残されており、島民大会を締めくくった「ガンバロー三唱」にも力がこもった。

 
 
佐賀・玄海原発:再開問題 30キロ圏の10首長、半数が慎重姿勢−−毎日新聞調査
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110704ddm041040114000c.html
 
 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を巡り、毎日新聞が立地・周辺自治体の首長にアンケートしたところ、回答した10人のうち「容認できない」と明確に答えた2人を含め半数が慎重姿勢を示した。古川康・佐賀県知事が再稼働を認める意向を示し、岸本英雄・玄海町長は4日、九電に再開容認を伝える方針だが、周辺自治体の不安は解消されていないことが明らかとなった。
 
 アンケートは6月下旬、玄海町と原発から30キロ圏内にある7市の首長のほか、佐賀、長崎、福岡の3県知事に実施。佐賀県知事を除く10人が回答した。
 
 運転再開を「容認」と答えたのは玄海町長のみ。隣接する唐津市長と、海を挟んで30キロ圏内にある長崎県壱岐市長の2人が「容認できない」と明言した。長崎県、同県佐世保市、松浦市の3首長は「国は十分な説明が必要」などと慎重姿勢を示した。残り4人は態度を明確にしなかった。
 
 容認できない理由について、唐津市長は「市民の不安払拭(ふっしょく)が第一」、壱岐市長は「(国が指示した)安全対策が分からないため」とした。これに対し、玄海町長は「国が『安全は確保された』と認めた。地元産業界も再開を要望しており、現実的判断が必要。(停止長期化は)電力不足を招き地域経済に悪影響を及ぼす」と容認理由を説明した。
 
 一方、松浦市長は「玄海1号機の劣化による危険性が指摘されている」と答えた。【まとめ・斎藤良太】
 
毎日新聞 2011年7月4日 東京朝刊

 
 
原発ごみも難題 再稼働で3年後にも満杯 玄海3号機 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251725
 
2011年7月4日 07:02 カテゴリー:九州 > 福岡 九州 > 佐賀 社会 
 
 九州電力が玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で計画している「使用済み核燃料プール」の貯蔵能力増強(リラッキング)工事が、着手できない状況になっている。国はリラッキングを認可する方針を固めていたが、福島第1原発事故の発生後に一転して再審査を始めたためだ。原子炉が4基ある玄海原発では、使用済み核燃料の実質的な貯蔵率がすでに8割近い。運転再開問題に揺れる2、3号機を再稼働できたとしても、このままリラッキングが認められなければ、3年後にも「核のごみ」の保管場所がなくなる恐れが出てきた。
 
 リラッキングをめぐり、九電は昨年2月、原子炉等規制法に基づき、経済産業相に玄海原発の原子炉設置変更許可を申請。3号機の貯蔵プールについて(1)使用済み核燃料の配置間隔を詰めて貯蔵量を倍増するリラッキングの認可
 
(2)1、2、4号機の貯蔵プールとの共用化−などを求めた。
 
 その安全性を審査した経産省原子力安全・保安院は昨年12月「防災上、支障がない」と判断。内閣府の原子力安全委員会と原子力委員会に諮問し、今年3月7日までに「妥当と認める」とする答申を得た。文部科学相の同意も得て「間もなく認可できる」(保安院)状況だった。
 
 ところが、保安院原子力発電安全審査課によると、3月11日の東日本大震災に伴い福島第1原発事故が起き、保安院は認可の手続きを一時中断。事故で得た新たな知見を踏まえ、認可の是非を見直す。現状では可否を判断できる時期のめどは立っておらず、同課は「速やかな審査が必要だが、スケジュールありきではない」という。
 
 九電によると、玄海原発では約1年ごとの定期検査で、使用済み核燃料が1基に付き40−70体ほど発生する。これを敷地内の貯蔵プールに一時保管するか、青森県六ケ所村にある日本原燃再処理工場内の貯蔵施設に輸送しており、4月末現在の玄海原発内の貯蔵容量は4基全体で78・1%。
 
 ただ、再処理工場は技術的なトラブルが続発し、稼働予定は当初計画より15年ほど遅い来年10月にずれ込んでいる。同工場の一時貯蔵施設も容量の94・5%が埋まっており、新たな受け入れ余力は乏しい。
 
 六ケ所村の受け入れが止まっても、3号機のリラッキングを済ませれば2020年ごろまで延命できる貯蔵容量が、リラッキングなしでは14年度にも満杯になるという。九電関係者は「そうなれば、玄海原発が稼働できないという問題が現実味を帯びる」と危機感を隠さない。
 
 一方、リラッキング自体の安全性を危ぶむ声もある。明治大学の勝田忠広准教授(原子力工学)によると、使用済み核燃料を当初の設計よりも“過密”に貯蔵すれば発熱量が高くなるため、事故時に燃料露出や溶融の時間が早まり、再臨界のリスクも高まるという。
 
 勝田准教授は「福島第1原発では、リラッキングによって事故が大きくなったのか技術的な分析がなされていない。事故の新知見を得るまでは、拙速にリラッキングをしない議論が必要だ」と指摘した。
 
■リラッキング
 
 原発から出る使用済み核燃料(燃料集合体)の一時貯蔵プールの貯蔵能力増強。使用済み核燃料を1体ずつ収納する棚(ラック)の配置間隔を詰めることで、貯蔵容量に余裕をつくる。各地の原発でプールが満杯に近づいている。玄海3号機の場合は、使用済み核燃料の間隔(中心部から中心部の距離)を現行の36・5センチから28・2センチに縮めることで、貯蔵容量を1050体から2084体に倍増する計画。
 
=2011/07/04付 西日本新聞朝刊= 		 	   		  


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