[CML 007262] 『教えられなかった戦争・中国編』 上映と講演
ohata
ohata-yu at r5.dion.ne.jp
2011年 1月 17日 (月) 17:13:55 JST
大畑豊です。
ご案内します。
【転送・転載歓迎】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年 高岩仁監督作品上映会
「資本主義は戦争を必要としている」
『教えられなかった戦争・中国編 ―侵略からの解放・革命―』
* 日 時:2011年2月5日(土) 13:40〜16:40 (13:10開場)
* プログラム 【作品・講師紹介は末尾に】
o 『教えられなかった戦争・中国編』上映
o 講演:野田明さん(1943年満蒙開拓少年義勇隊入隊、1946年
中国人民解放軍に参加)
o 故・高岩仁監督の講演映像上映
* 場 所:東京ウイメンズプラザ ホール
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67
JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分
* 地図:
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
* 入場料:前 売 1300円(当日1500円)、
大学生以下 1000円
* 主 催:教えられなかった戦争製作上映実行委員会
* 連絡先:琉球センターどぅたっち
電話・ファックス 03-5974-1333
(電話は月曜日を除く11:00〜18:00)
電子メール dotouch2009★@ybb.ne.jp (★を削除してください)
【作品・講師紹介】
●『教えられなかった戦争・中国編』(2005年製作、1時間38分)
敗戦から60年を経た今日、日本社会では首相の靖国参拝がくりかえされ、政治
家や財界人による侵略戦争を美化する発言が大手をふるい、自衛隊が派兵され、
究極として平和憲法の改悪が目指されています。戦争を必要とするものは誰か?
それは昔も今も変わらず、自らの利益追求だけにひた走る財閥・資本家です。
日本の敗戦に際しては、アジアなどの他の国に捕えられた戦犯971名が死刑判
決を受けました。しかし日本が最も多くの人を殺戮し略奪を繰り返した中国では、
死刑や無期懲役を受けたものは一人もいません。“たとえ戦犯であっても、みな
人間である。人間である限り人格を尊重し、反戦平和のために闘う人間にもどれ
る”わたしたちは、中国のこの政策から、いま深く学ぶ必要があります。(「中
国編の製作・編集によせて」から)
●高岩仁(記録映像作家)
1935年福岡県生まれ。東映勤務を経て、1969年にフリーカメラマンとなる。
1980年代、ベルトルト・ブレヒトの『戦争の存在を人々に伝えることも重要だ
が、なぜ起こるのか、誰が戦争を必要としているのか、根絶するにはどうしたら
よいのか、それがないと真実を伝えたことにならない』という戦争の見方を知り、
それ以来、日本の侵略戦争をこの観点で描くことをテーマとする。
1992年『教えられなかった戦争』シリーズ第1作・マレー編。その後、フィリ
ピン編、沖縄編、第二の侵略、中国編を製作。
2008年1月29日急逝。72歳。『教えられなかった戦争・朝鮮編』を準備中だっ
た。
撮影・監督作品の主なものとして、「どぶ川学級」「公害原論」「水俣一揆」
「解放の日まで」「アジアとの友好のために」「土地の日」「ユンカーさん」
「日の丸・君が代」「戦争案内」他。
●野田明さん
1929年広島生れ。1943年満蒙開拓青少年義勇軍入隊。1946年6月、中国人民解
放軍に参加。1958年、29歳で日本に帰国するまで13年間を中国解放の闘いに捧げ
る。その闘いの中で、柳条湖事件の真相や関東軍の暴虐の実態について事実を知
り、認識を正し、自分の一生をかけて中国人民に謝罪しようと決意した。
●実行委員会からのメッセージ
「(業績不振の)大問題は、特に張作霖による大豆の大量買い付けである」
(三井物産大連支店長)。1928年、三井物産支店長会議におけるこの発言の後、
新規に南満州鉄道と平行して鉄道の敷設を計画していた張作霖が、関東軍によっ
て爆殺されました(同年6月4日未明)。当時、シカゴの大豆相場は旧満州を中心
とした地域の大豆生産量に左右されていました。また、この地域は石炭や鉄鉱石
などの資源も豊富なので、今日と同様にマネーゲームを操る人々が殺到していま
した。
この作品を製作した直接のきっかけは、高岩監督が上記の会議録を手に入れた
ことにあります。当時そこで何が起こっていたのかを元日本兵の方々や中国民衆
の方々に話していただきました。資本家からみれば民衆はもちろん、軍人も使い
捨て自由な、いわば生贄のような存在でした。この作品では「人民を搾取する」vs
「人民に奉仕する」という2つの思想の対比が明確に語られています。
今日では全マスコミが戦前の大政翼賛会のような状態になっていて、これに気
付いている人は非常に少なく、多くの人々は集団催眠にかかっているのではない
かと思っています。そのため、今日この作品は決して陽の目を見る機会が多くは
ないと考えますが、時代を超えて永遠に生き続けていくものと信じています。
【参考】
http://www.news.janjan.jp/living/0510/0510254269/1.php
> 『教えられなかった戦争・中国編』・埼玉で初上映 2005/10/2
CML メーリングリストの案内