[CML 007227] 人権抑圧行為、他人ごとではありません

T. kazu hamasa7491 at hotmail.com
2011年 1月 14日 (金) 21:40:28 JST


ni0615と申します。

私達団塊の世代は高校生の頃、
ヴェトナムでの米軍による戦争を、
大国による小民族に対する人権抑圧として捉え、
目覚めました。しかし

決して、自分たちの生活圏で起きていたであろう、
人権問題に気がついたからではありません。

こうした灯台下暗し的正義感の弱点を、
私たち世代は未だに引きずっています。

そう、
パレスチナで起きてること、
イラクで起きていること、
アフガニスタンで起きていること、
チベットで起きていること、
ウイグルで起きていること、
中国で起きていること、
北朝鮮で起きていること、

他国での人権侵害は誰もが見つめ、
他人に言われなくとも自ら情報を捜し求め、
問題を雄弁に語ります、
「人権侵害を受けている人々を救おう!」と。

不思議なことに、
他人の庭では被抑圧者への同情が容易に出来てしまうのです。

しかし今日、
「中国人権問題」を雄弁に語りながら、
それを盾にして偏狭なニッポン・ナショナリズムに、
「いまこそ連帯せよ!」と、
インスパする「平和運動団体・監事」の弁護士センセすらいます。
その方は、私が大学に入学したときの、
学生自治会の委員長でした。

他国の被抑圧者への同情をバネにして、
自国の抑圧者としての歴史に、目をつぶってしまうのです。

その人たち、そして私も、
「我がニッポンには深刻な人権問題などあろう筈が無い」
と思い込んできたのです。これは
45年前のヴェトナム反戦運動からの宿阿かもしれません。
そう、ニッポンという国ぐるみの「ムラ社会」のなせる技です。

我がニッポンは、人権問題の無い国では、決してありません。
引用します。
http://pinkydra.exblog.jp/13981797/
〜〜〜〜〜〜
  
東京入管に不当逮捕された難民と家族への救援カンパをお願いします! 

  わたしたちは、SYI(収容者友人有志一同)が毎月主催している、東京入国
管理局(品川)による人権侵害への抗議と被収容者を激励するアクションの参加
者です(SYIメンバーではない参加者もふくまれています)。1月7日(金)、定例
のアクションで東京入管をおとずれたわたしたちは、あるパキスタン人難民の一
家(ご両親と子どもたち)とであいました。
  一家は、入管と警察による深刻な人権侵害を受けており、緊急の支援を必要
としております。みなさまには、この事件に関心をむけていただくことと、カンパの
お願いをしたく、この一文を配布しております。

  一家のお父さんは、1月7日に東京入管の職員によって不当に現行犯逮捕さ
れ、東京湾岸警察署に連行されたあと、いま現在(2011年1月14日)も勾留され
ています。
  逮捕容疑は入管職員にたいする「公務執行妨害」とのことです。警察は、入管
からの通報を受けて東京入管の建物にむかい、お父さんを湾岸署につれ去りまし
た。入管は警察にたいし、一家のお父さんが入管職員にたいして手をだしたため
逮捕権を行使したというむねの説明をしているようです。
  しかし、この入管のいいぶんが、まったくのウソであり、完全なでっちあげ逮捕
にほかならないことを、わたしたちは確信しております。わたしたちは、お父さんが
逮捕される場面の一部始終を目撃していたご家族からくわしい状況説明を受け、
ご家族が現場で撮影していた動画もみせてもらいました。また、わたしたち自身、
当日入管職員や湾岸署の警察官と抗議をふくめてやりとりをしてますし、お父さん
と接見した弁護士のお話もうかがっております。こうして得られたもろもろの情報を
つきあわせてみた結果、お父さんが入管職員に手をだしたという「事実」が、入管
職員によるまったくの「創作」であるとの確信が得られました。
  まず、映像などから確認できたのは、お父さんは平和的かつていねいな姿勢で
入管職員たちと話をしていたということです。一方、入管職員側は、一家を10人以
上でとりかこみながら、ひじょうに無礼で暴力的な対応をしていたことが、ご家族の
証言もつうじてわかりました。

  わたしたちが把握した、ことの経緯は、つぎのとおりです。
  一家は、難民である自らの状況を改善する話し合いを求めて入管をおとずれて
いましたが、職員とこれ以上交渉してもらちがあかないと判断し、自宅に帰ろうとし
ました。ところが、男性の入管職員たちは、一家が正面玄関から外に出ようとする
のを、手で押したり、体をたたいたりして、とめようとしました。これ自体で暴力とい
えますが、とりわけムスリム(イスラム教徒)の女性(お母さんと娘たち)にとって、
男性に身体をふれられるのは、きわめつきに屈辱的な暴力です。しかも、あろうこ
とか、入管職員はお母さんの顔をおおっているブルカをはぎとるという暴挙にでま
した。
  当然のことながら、ご家族はこうした暴力に言葉でつよく抗議をしました。しかし、
職員たちは暴力行為をやめなかったので、お父さんは床にあおむけになって、ご自
身が物理的な暴力をふるう意思がないことをしめしました。ところが、入管職員はそ
のかれを「現行犯逮捕」したのです。
  つまり、お父さんが「手をだした」という事実は、存在しません。それどころか、
「手をだした」うえに、まったく存在しない「事実」を創作して不当逮捕をおこなったの
は、入管の側なのです。

  一家は、難民認定を申請し、その結果をまっているところです。きわめてシビアな
命の危険にさらされて、日本に来ました。ところが、来日以来、法的手続きにかんす
る助言や生活支援をほとんど満足にえられず、しかも深刻な病気のお子さんもいま
す。経済的にも、また身の安全の面でも、切迫した状況においこまれています。
  そこに、このたびのでっちあげ逮捕がかさなり、事態はたいへんに危険です。した
がって、まずは一家のお父さんの起訴を阻止し、また一刻もはやい釈放を求めていく
必要があります。さらに、かれが釈放されるまでのお母さんと子どもたちの生活への
支援も、緊急性のたかい必要事項です。
 
  弁護士費用など、みなさまのできる範囲でのカンパのご協力をお願いします。

2011年1月14日



振込先
ゆうちょ振替
口座番号:00180-2-338249
口座名義:カシワザキ 
マサノリ
※通信欄に「パキスタンナンミンキュウエン」と明記してください。
※他銀行からのふりこみの場合→ 019(ゼロイチキュウ)店 
当座 0338249
※そのほか、ゆうちょ口座への 振り込み方法についての案内→ http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_index.html

連絡先
SYI(収容者友人有志一同)
メールアドレス: 
freeimmigrants★yahoo.co.jp
(★は@に変えてください)

〜〜〜〜〜〜(引用おわり)



 		 	   		  


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