[CML 007105] 徴兵制と志願兵制を問題にしながら、戦争自体を問題にしないことに疑問(「ハーバード白熱教室・サンデル教授」を観て)

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2011年 1月 2日 (日) 04:43:36 JST


紅林進です。
   
  話題になっているNHKで放送された「ハーバード白熱教室・
  サンデル教授」ですが、私はこれまで観過ごしていたのですが、
  ある方から教えていただき、昨夜10時から本日4時近くまで、
  6回分をまとめて再放送(後半の6回分は本日の夜10時から
  NHK教育テレビで再放送するようです)したのを観ました。
  6回分6時間近くを連続で観るのは結構大変で、途中一部
  眠ってしまいましたが・・・。
   
  全体としては、新自由主義、市場原理主義の哲学的基礎である
  リバタリアン思想を批判している(サンデル氏はリバタリアンと
  対極にあるコミュニュタリアン(共同体主義者)のようですが)
  のは良いと思いますが、徴兵制と志願兵制、傭兵制の議論の
  ところで、生存権の問題から入りながら、徴兵制と志願兵制
  でどちらの方が道徳的によいか、公平かの議論にされてしまい、
  戦争というまさに個人(自国民も相手国の人々も)の生存権を
  国家の手によって奪う、それを強制する戦争という行為の是非
  自体を全く議論にしないのには強い疑問を感じました。
   
   
 

 
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