[CML 007850] ●2・26「3・1朝鮮独立運動92周年集会」の報告
kenju watanabe
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2011年 2月 27日 (日) 13:08:14 JST
日韓ネット@渡辺です。 *BCC及び複数のMLに送ります。
昨夜開かれた「3・1朝鮮独立運動92周年 朝鮮半島の準戦時状態に終止符を!
〜日米韓軍事同盟の強化反対〜 2・26集会」は、東京・文京区民センターに約
160人の人々が集まり、日米韓軍事同盟の強化の動きに反対していく今後の闘い
の一歩として成功理にかちとられました。
朝からの「朝鮮学校」無償化即時適用を求める大集会(こちらは約2000人が結集)
から連続して参加した方も大勢いました。
在特会は、予告どおり朝からの「無償化」集会と夜の「3・1集会」にも妨害行動に来
てマイクでワァーワァーやっていましたが、30人足らずでショボイものでした。
集会では、はじめに実行委員会を代表して私(渡辺)が主催者挨拶、続いて韓国
ゲストの李時雨さん(イ・シウ=フォトジャーナリスト)が「紛争の海・西海(黄海)を平
和の海に」と題して講演を行いました。
李時雨さんは、ご自分が撮ったスライドなどをバックにしながらとても分りやすく丁寧に
朝鮮半島が置かれている停戦体制の問題点について明らかにしてくれました。
李さんは、昨年の延坪島事件について、停戦協定でも何らの合意がなされていない
周辺海域の問題やいわゆる「北方限界線」の問題などの歴史的経緯を明らかにし
ながら、その核心にはこうした領海問題が存在している、と指摘した。
そして、2007年の10・4南北首脳宣言は法的論争などは後回しにして「西海平和協
力地帯」の創設などを謳ったが、李明博政権はこれに背を向け、軍事的対決の姿勢
に終始し、北側も「根本問題解決主義」に戻り、現状は10・4宣言の復活で「西海平
和協力地帯」の道を行くのか、西海を戦争の火薬庫にするのかの重大な分岐点に立
っている−と指摘しました。
また、とりわけ駐韓国連軍(実体は駐韓米軍)のもとで、横須賀・佐世保・嘉手納・
普天間をはじめとする在日米軍基地が「駐韓国連軍後方基地」として存在しており、
朝鮮有事の際には自動的に戦争に突入する体制が作られており、国連で駐韓国連
軍の解体決議がなされているにもかかわらず、この状況が継続していることを指摘し、
この意味からも日韓民衆の連帯で駐韓国連軍を解体していくことが必要だと強調さ
れました。
李時雨さんの講演を大きな拍手で確認し、休憩後、ノレの会の合唱に移った。
曲目は韓国民衆歌謡「そんな顔しちゃだめさ」と朝鮮学校に通った在日朝鮮人女性
ユン・ヨンランさんが作詞(朝鮮語)・作曲した「Hana〜ひとつ」の二曲。日本語歌詞
を受け持った、自身の娘さんも朝鮮学校に通わせているノレの会の在日韓国人メンバ
ー・申嘉美さんがその思いを語り、参加者は話と歌に聞き入っていました。
続いて報告。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田正司さんが辺野古の闘い
や現在、緊迫している高江のヘリパット建設強行に対する闘いなどを報告、また在日
本朝鮮人人権協議会事務局長の金東鶴さんが、朝からの「無償化」大集会の報告
を織り交ぜながら現状を報告。それぞれともに闘うことを呼びかけました。
予定していたVAWW−NETジャパンの東海林路得子さんは体調不良で参加できませ
んでしたが、司会の同じくVAWW-NETの上田佐紀子さんから、昨年末の女性国際戦
犯法廷10周年の国際シンポの報告を兼ねたメッセージを代読していただきました。
続いて、2011平和のための日韓(韓日)民衆共同宣言を日向よう子さんが朗読し、全
体の拍手で確認しました。(別送)
最後に、団体アピールを朴南仁さん(在日韓国民主統一連合国際局長)、高田健さ
ん(許すな!憲法改悪・市民連絡会)、矢野秀喜さん(「韓国強制併合」100年共同
行動日本実行委事務局長)を受け、また緊急に2・20沖縄・高江ヘリパット建設工事再
会に反対する米国大使館行動で2名が不当逮捕されたことへの抗議と救援アピールを
確認し、今後と闘いへの決意を新たにして集会を終えました。
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