[CML 007845] 世論が戦争を求めた

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2011年 2月 26日 (土) 23:53:29 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 満州事変(1931年)以降、日本が戦争に突き進んだのは、戦争を求める軍
部の責任だ、という説が強くあります。軍部がマスコミを支配し、情報操作を行
って、民衆を戦争に駆り立てたというのです。
 
 しかし、これは事実の一側面しか見ていません。
 
 実は軍部の意図を越えて、民衆が戦争を求めたことがあったのです。それには、
売り上げ増を目指す新聞社や出版社が戦争を煽り立てた事実もありました。
 
 「もっと強硬な態度を取れ!徹底的にやっつけろ!」
  
と世論が日の丸の旗を振りかざして軍部や政府の尻を叩き、それに押されて戦争
を拡大していった面があったのです。それによって、穏健派の陸海軍幹部や官僚、
政治家の発言力が弱まり、戦争の落としどころ、すなわち和平を結ぶチャンスを
失ってしまいました。

 世論が戦争を求めた事実をNHKスペシャルの「日本人はなぜ戦争へと向かっ
たのか」が2月17日放送します。
 
 NHK総合
 
 NHKスペシャル
 
 日本人はなぜ戦争へと向かったのか
 「第3回 "熱狂”はこうして作られた」
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/110227.html
 
 放送日:2月27日(日)
 放送時間: 午後9時00分〜9時49分
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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