[CML 007511] 愛おしくも憎い英語よ!

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2011年 2月 7日 (月) 22:03:37 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 私は中学生になった時、
 
 「これからの時代は英語がますます必要になる。英語を身につければ、大学進
学や就職に有利になる」
 
と漠然と考え、英語の学習に取り組みました。

 日本語とは全く違う構造の文章や、複雑な発音に戸惑い、苦しみました。綴り
と発音が一致しないことにも悩みました。
 
 「internationalと書いて、なぜインターナショナルと発音するのだろう?」
 
 それでも、単語を何百回も発音し、書いて覚えました。英検にも挑戦しました。
 
 高校の修学旅行はアメリカでした。アメリカ人と英語で話しました。自分が話
す英語が通じたことに感動しました。
  
 必死に勉強した甲斐があって、英語は得意とは言えなくても、ある程度は使え
るようになりました。そして大学入試で大いに役に立ちました。英語の配点が大
きいからです。
 
 大学入試であれほど英語が重視される理由が、大学で授業を受けてわかりまし
た。英語の原著で勉強するからです。大学教員は英語で論文を書けて当たり前と
いうことも知りました。
 
 大学卒業後は英語をほとんぼ使わない職場に就職しました。
 
 しかし、英語で書かれたインターネットのホームページやブログを読むののに
役にたっています。
 また、市民運動に参加するようになってから、英語を話す外国からのゲストの
話を聞き、文章を読むのにも使いっています。
 
 そして英語という異なる言語を学ぶことで、視野は確実に広がりました。スペ
イン語やハングルなどの言葉を学ぶ時にも、英語学習で身につけた発音や文法は
役にたっています(例えば、LとRの発音の違い)
 
 さて、日本人と英語の出会いは200年前にさかのぼります。帝国主義の時代、
世界を支配するイギリスとアメリカの言語を学ぶことは、日本の独立を守るのに
必要不可欠と考えられました。英語習得は国家存続に関わる一大事とまで言われ、
多くの日本人が必死になって英語を学びました。それは200年経った今もあま
り変わっていません。
 
 日本語とは異なる文章構造と発音を持つ英語を、日本人は愛憎が入り交じった
思いで学んできました。
 
 日本人と英語の複雑な関係を、NHK教育の「歴史は眠らない」が放送します。
 
 
 NHK教育
 
 「英語・愛憎の二百年」
 http://www.nhk.or.jp/etv22/tue/summary.html#vol1
 
 
 第1回 英語教育事始
  本放送 2月1日 PM10時25分〜PM10時50分
   再放送 2月8日 AM5時35分〜AM6時00分
   
   第2回 近代化に揺れた英語
  本放送 2月8日 PM10時25分〜PM10時50分
   再放送 2月15日 AM5時35分〜AM6時00分
   
   第3回 "敵性語"の時代
   本放送 2月15日 PM10時25分〜PM10時50分
   再放送 2月22日 AM5時35分〜AM6時00分
   
   第4回 "使える英語"を求めて
  本放送 2月22日 PM10時25分〜PM10時50分
    再放送 3月1日 AM5時35分〜AM6時00分
    
   明治時代初期、大学の授業はすべて英語で行われた事、太平洋戦争中、敵性語
として排斥されたはずの英語が、旧制中学校や工業学校、海軍兵学校で学ばれて
いたことなど、知られざる事実を解き明かしていきます。
    
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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