[CML 007414] 二子玉川ライズ反対住民運動が団体名変更(1)林田力

Hayariki hedomura2 at hotmail.co.jp
2011年 2月 1日 (火) 21:53:55 JST


【PJニュース 2011年2月1日】東京都世田谷区の二子玉川ライズ(二子玉川東地区再開発)の見直しを訴える住民団体「にこたまの環境を守る会」が2011年1月30日に世田谷区等々力の尾山台地区会館で総会を開催した。団体名を「二子玉川の環境を守る会」に変更し、住民運動の深化・拡大を確認した。

総会では最初に新井英明・会長代行から挨拶がなされた。運動の出発点は二子玉川ライズに対する共通の怒りである。緑豊かな風致地区に超高層マンションを建設して住環境を破壊する。しかも、そこに税金を投入する。事業が進むにつれ、工事被害など具体的な被害が増大した。

特に高齢者にとっては重大問題である。住み慣れた土地から転居を余儀なくされた人や健康を悪化させて亡くなった人も一人二人ではない。権利変換でマンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」の住戸を受け取った地権者も管理費などの支払いで悲鳴の声が出ていると述べた。

続いて第一議題の審議に入った。第一議題は今日の情勢にふさわしい会の運動と会則の一部改定、財政・人事方針である。飯岡三和子・事務局長が説明した。

「にこたまの環境を守る会」は住環境を破壊する再開発は許せないという住民によって結成された団体である。二子玉川ライズの住環境破壊は道路や公園などを含む複合的な問題であったために、会員が拡大した。取消訴訟の原告は再開発地域周辺の世田谷区南部の密度が濃いことは当然だが、世田谷区内に広がっている。飯岡氏は会場に掲示された原告の分布を示す地図に基づいて説明した。
http://www.pjnews.net/news/794/20110131_3

今や二子玉川は、あちこちで工事が行われ、昨日通っていた道が今日は通れないという状況である。事業者自身が事業性を疑問視して先送りした二子玉川東第二地区再開発(二期事業)も認可されてしまった。しかし、権利変換や実際の工事は遅れている。これは多数の住民や専門家が無謀な計画を止めさせるために闘ってきた成果である。その上で団体名を「にこたまの環境を守る会」から歴史的な地名を使用した「二子玉川の環境を守る会」に変更すると説明した。

会場からの意見では二子玉川ライズへの怒りの声が相次いだ。会員の一人は二子玉川が建物の集合で息苦しくなると語る。東急は何を考えて高層ビルを建てているのか。その腹立たしさが私の反対運動の原動力とする。また、第二地区の事業計画に意見陳述した住民は環境破壊が腹立たしいと述べた。【つづく】
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『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力
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