[CML 013933] Re: 【前迫さんへ】Re: 「避難の権利」に関する意見への共産党からの回答(転載)と私の若干のコメント

higashimototakashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2011年 12月 29日 (木) 16:06:02 JST


萩谷さん

一口に「パトリオティズム」といってもその意味するところは多様で、多義的であるようです。

ウィキペディアには「パトリオティズム」または「愛国心」について次のような記載があります。

「愛国心、愛国主義(パトリオティズム、英: patriotism)は、国民が自らが育った、あるいは所属する社会共同体や政治共同体
などに対して愛着ないし忠誠を抱く思想、心情。/愛国心によって表出する態度・言動の程度は様々で、郷愁(仏:nostalgie)
から国粋主義(英:nationalism)まで幅広い。よってこれらを十把一絡げに「愛国心」と表現することもできるため、その内容は
往々にして不明確である。」

私は「郷党意識」という言葉を上記にいう「」


わが郷党の人びとは、権威あるもの、慣習的にすでにあるもの、を疑わない。ただし、そうした傾向は、わが郷だけのことではない。アメリカの社会学者、ラザースフェルドによれば、一般に人びとは、自分の意見や態度と一致あるいは近似した内容のコミュニケーションに接したがり、そうした内容だけを受容する傾向にある。しかしまた、そうした傾向は、血縁的なもの、地縁的なもののつながりを基調とする「前近代」的な社会においてきわだっている(「ピープルズ・チョイス」)。

要するに「お国自慢」「お国意識」のことである。自分がいま住んでいる「この町」を大切にしたいと思う地域住民の自然な感情である。

1.
たむら【屯/党】

「たむろ1」に同じ。 「人皆―有り」〈推古紀〉

2.
とう【党】

1 利害や目的などの共通性によって結びついた集団。仲間。「―をなす」2 政治的な主張を一にする人々の団体。政党。「―の方針」3 中世における武士の集団。平安後期以降、血縁的武士団 
が発達し、のち、地域的 ...

3.
とう【党〔黨〕】[漢字項目]

[音]トウ(タウ)(呉)(漢) [訓]なかま[学習漢字]6年1 仲間。共通の利害などで結ばれた集団。「党類/悪党・残党・私党・徒党」2 同じ思想を持つ人々のグループ。「党員・党規・党 
首/解党・結党・公 ...

1.党

中世における武士団の一形態。元来、党とは、ともに何事かを行う集団、仲間の意味で、たとえば9世紀末に東国を荒らし回った騎馬の盗賊団は「?馬之党(しゅうばのとう)」とよばれたが、平安後期以来 ...

1.郎党

郎党(ろうとう、ろうどう)は、中世日本の武士社会における主家の一族や従者。郎等とも。平安時代中期に承平天慶勲功者やその子孫の中から登場した武士階層は、田堵負名、すなわち田地経営者としての側面も持ってい

愛国心=パトリオティズム
愛国心(あいこくしん)、愛国主義(あいこくしゅぎ、パトリオティズム、英: 
patriotism)は、国民が自らが育った、あるいは所属する社会共同体や政治共同体などに対して愛着ないし忠誠を抱く思想、心情である。

一口に「愛国心」といっても、話者によってその意味するところには大きな幅がある。愛国心の対象である「国」を社会共同体と政治共同体とに切り分けて考えると分かりやすい。
愛国心によって表出する態度・言動の程度は様々で、郷愁(仏:nostalgie)から国粋主義(英:nationalism)まで幅広い。よってこれらを十把一絡げに「愛国心」と表現することもできるため、その内容は往々にして不明確である。

郷土愛=愛郷心



東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

-----Original Message----- 
From: hagitani ryo
Sent: Thursday, December 29, 2011 7:41 AM
To: 市民のML
Subject: [CML 013926] Re: 【前迫さんへ】Re: 「避難の権利」に関する意見への共産党からの回答(転載)と私の若干のコメント

東本さん
CML013830ですでにそうしておられるのですが、あなたは、福島の人たち
が、自分の住み慣れた土地を離れられずにいることを、なぜか「郷 党意識」と
呼び、またそれを「一種のパトリオティズム」とも言っています。

住み慣れた土地に愛着をもち、自分の存在、自分らしい生き方の支えや土台を
見いだすのが「郷党」ですか?

フランスのある記事には、福島に25年暮らして日本人女性との間に17歳と13歳
の子をなしたフランス人の話が載っていました。いったんはフラ ンスに行 くの
ですが、そこから戻ってくるのです。ここが自分の生きる場所なのだと悟ったと
彼は言っています。これでもあなたは「郷党」「パトリオティズ ム」という 言
葉を使いますか?

なんのために、普通でない言葉を使うのですか? それは、一種の漢字の詐術
ではないのですか。

サミュエル・ジョンソンの有名な「愛国心はならず者の最後の逃げどころ」と
いう警句をご存じでしょうが、それくらい、愛国心というのは、外部と の対立
を含んだ言葉なのです。日本の野山を春に桜の開花が埋め尽くすのを見て、
「やっぱり日本の春はきれいだなあ」などと言うのが、パトリオティ ズムだと
は、私は思いません。


萩谷




(11/12/25 15:07), higashimoto takashi wrote:
> 前迫さん
>
> 前迫さんのご認識はよく理解できるのです。
>
> 「二重被害のフクシマ」――福島のいまの状況はまさにそう呼ぶよりほかないも
> のだと私も思います。
>
> 「フクシマ」の人々は「地域脱出の選択肢」も「奪われてしまった」――これは
> 酷く鋭い指摘です。酷い、
> というのは、もちろん「フクシマ」の人々にとって「酷い」ということです。
> 「閉じ込められる」という感覚は
> もともと辛いものですが、その感覚にさらに「奪われてしまった」という深い
> 痛恨の悲しみがともなうの
> です。「酷い」と表現するほかありません。
>
> だからなおさら「生木を裂くように故郷との関わりを割いてなお、私たちは避
> 難を呼びかけたいと思い
> ます」という前迫さんたちの決意のようなお気持ちはよく理解できるのです。
>
> 前迫さんたちが避難を呼びかけることに私は反対しようとは思いません。当然
> なことだと思っています。
>
> しかし、避難を呼びかけながらも、福島での除染は確実、着実に、そして根底
> 的に進めなければなら
> ないきわめた重要な課題である、とも私は思っています。
>
> 何度も同じことを言うようですが、現に原発事故被災地の福島には200万人
> になんなんとする人たち
> がいまこのときにも同地での営みを営々と続けているのです。そして、避難を
> 呼びかけに理解を示し
> た人たちを含めてその少なくない人たちは(強制的な避難命令でもない限り)
> おそらく今後もその営み
> を同地で続けていく、続けようとするでしょう。
>
> その彼ら、彼女たちの住まう、また、今後も住もうとしている福島の地を人が
> 暮らしを営むことができ
> る程度(年間1ミリシーベルト/以下)に回復させようと除染の試みをするこ
> とはその可能性がある以
> 上(たとえ百年単位の年月がかかるとしても)国と国民の責務として当然のこ
> とといえるのではないで
> しょうか?
>
> 避難を呼びかけるだけで、「避難の権利」を阻害するという理由で除染にも反
> 対というのでは、意図
> に反して結果として福島の人たちをいつまでも劣悪な放射能汚染の環境下に置
> く、福島の人たちを
> 棄民するに等しい、ということにならざるをえないのではないでしょうか?
>
> 私はそう思います。
>
>
> 注:ちなみに一般に「除染」消極論者とみなされている京大原子炉実験所助教
> の小出裕章氏や神戸
> 大教授の山内知也氏は両氏とも「避難がベストである」という見解を持ってい
> るとしても、必ずしも「除
> 染」否定論者というわけではありません。家族が離れ離れになってしまう(か
> もしれない)という問題、
> 現に就職している仕事や営農の問題などトータルに考えると福島での徹底的な
> 除染は不可欠である、
> というのが彼らの考えのようです。両氏が除染を否定しているのは現在の民主
> 党政権の除染政策に
> ついてです。この点については東大教授・東大アイソトープ総合センター長の
> 児玉龍彦氏とも見解は
> 一致しているように私には見えます。彼らは民主党政権の除染政策では真の除
> 染(人が住むことが
> できる除染)は不可能だと言っているのです。彼らの論の熟読が必要なように
> 思います。
>
> たとえば福島県内の除染について小出氏裕章氏は次のように述べています(本
> 質的に「除染は無理
> だ」とする同氏の論の一部にすぎませんが)。
>
> 「本当にだから子どもたちが集中的に遊ぶ場所とかは必ず私は除染しなければ
> いけないと思います」
> (「私が『東大アイソ児玉氏』を信じない理由◆廚両出氏の論の文字起こし
> 部分参照)
> http://mak55.exblog.jp/14762192/
>
> 上記の小出氏の論は福島県内に現に人が住んでいることを前提にした上での論
> です。同氏は福島
> 県内の除染を必ずしも否定していません。小出氏の上記の論は先に福島市で
> あった講演会での次
> のような考え方の延長線上にあるものでしょう。二度繰り返しますが、同氏は
> 必ずしも「除染」を否定
> しているわけではありません。
>
> 「わたしは何とか、福島の子どもを逃がしたいと思います。でも親も一緒に逃
> げなければ、家庭が崩
> 壊してしまいます。残れば健康被害が起きます。逃げればこころが崩壊してし
> まいます。どっちを選
> ぶかです。この事故が起きてから、わたしは度々、たくさんの人から聞かれま
> した。「どうしたらいい
> ですか」。でも、わたしにはわからない。「すみませんが、わかりません」
> と、わたしは言います。わた
> し自身がそういう選択を迫られている。わたしもどうしていいかわからず、悩
> んでいます。みなさんも
> 1人1人、そういうなかで今日まで来られたのではないかと思います。残念なが
> ら、いまだにわかりま
> せん。でも、どちらかを選ぶしかありません」
> http://www.hibinoshinbun.com/files/203/203_toku1.html
> 山内知也氏も必ずしも「除染」を否定しているわけではありません。下記の山
> 内氏の発言を見ても、
> 山内氏が批判しているのは民主党政権の除染政策であり、必ずしも除染そのも
> のを否定している
> わけではないことはこれも明らかなように思います。
>
> 「司会者:今からわざわざ国が法律まで作って4月以降やろうとしている除染
> というのは全然効果が
> ないことを・・・・
> 山内:ない事は、たとえば私の地区の方は私よりもご存知でした。私がそれに
> 気がついたのは9月
> に計測にいった頃の話なんですけど・・・」
>
> 「『わたり土湯ぽかぽかプロジェクト』っていうのが始まりました。(略)幸
> いなことにそこの線量が0.
> 1から0.2位なんですね。(略)渡利の子ども達、あるいは渡利の子ども達
> とお父さんお母さん一緒
> になるだけ長い時間そこで過ごしてもらおうと。で、線量は多分この2年位非
> 常に高いです。高いで
> すけど、除染が上手くいかなくても2年ぐらい経つとセシウム134の勢いが
> 減りますから、半分程度
> になります。で、そういった中で徐々にもっと良い除染の方法とかが見えてく
> るかもしれませんよね」
> (「みんな楽しくHappy?がいい♪」の山内知也氏の論の文字起こし部分参照)
> http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1291.html
>
>
> 東本高志@大分
> higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> http://mizukith.blog91.fc2.com/
>
> ----- Original Message ----- From: "maesako_kbsc" <kobesc at lion.ocn.ne.jp>
> To: "市民のML" <cml at list.jca.apc.org>
> Sent: Saturday, December 24, 2011 11:58 PM
> Subject: [CML 013848] Re: 「避難の権利」に関する意見への共産党からの回
> 答(転載)と私の若干のコメント
>
>
>> NO DU! KOBE 前迫です。
>>
>> どなたにという事ではありません。
>> 先日(12/15)神戸でありました集会
>> 「フクシマの子どもたちを放射能から守るために何ができるか?」
>> の論議のための基礎資料を作りました。
>> その末尾を、以下のように結びました。
>>
>>
>> 二重被害のフクシマ
>> 12月11日、「国会議員に聞いてみよう! どうする原子力発電?
>> 神戸ミーティング」席上でも近い発言があり、後ほど福島から避難
>> されてる人のやりきれないような心情吐露とも抗議とも思われる発
>> 言もありました。
>> 難しい問題なのですが、それだけにできるだけ科学的に、次いで
>> 道義的に判断するしかないんだと思います。
>>
>> この資料作成者(前迫)は、「品川宣言」起草作業の中でも5mSv
>> /年の環境では逃げ出すしかないと判断して、そう書きました。
>> 当然に1mSv/年を越える予測の地域も、自主避難の権利はある
>> としています。
>>
>> でも、実際の避難にはお金が要ります。
>> 足代、落ち着き先の住居、そして生活と生業(なりわい)再開のため
>> の当座の資金、農家なら耕すべき土地、漁師さんなら船と港と漁具
>> に加えて漁業権、そして漁場の情報など、転居再開には途方もない
>> ほどの困難がつきまといます。
>> それを全てケアしながら支援しなければならない。
>> それが「東電」の責任であり、政府の責任なのです。
>> そのどれも一切なされていません。
>> そのために地域脱出の選択肢を奪われてしまった状況のようです。
>>
>> 放射能に拠る科学的被害(将来にわたって)の上にさらに、自由に
>> 話せない、不安も言い出せない重苦しさの中で怯えながら生活して行く。
>> 登下校に行き交う女子中学生達が、
>> 「どうせ私ら、将来子供なんか産めない身体なん だし…」と言った
>> 会話を交わしているという。
>> 福島の人たちは、実際の被害と不安、恐怖に加えて、地域に閉じ
>> 込められる二重の被害を受けているかのようです。
>>
>> 呪縛の中の人々を救い出すためには、周りの、外の私たちからも
>> アクションを起こす事も必要かも知れない。
>> 老齢者の現在のアイデンティティは、育ち、慣れ親しんだ風土と
>> 地域コミュニティに依存する割合はきわめて高いのだろうとも思わ
>> れます。
>> 生木を裂くように故郷との関わりを割いてなお、私たちは避難を呼
>> びかけたいと思います。
>> 「外の人間が、地域の事も何も判らんで、勝手な事をほざくんでねぇ!」
>> と言われようとも、私たちは言い続けます。
>>
>> とにかく、福島の人たちが
>> 「こんな環境で暮らせない!」と意志表示してくれなければ、私たち
>> もまた、呼びかける以外には、何もできないのですから…。
>
>



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