[CML 013825] Re: いま原発国民投票はやるべきではない

naganotakenoko928 at yahoo.co.jp naganotakenoko928 at yahoo.co.jp
2011年 12月 23日 (金) 16:50:44 JST


高田様・東本様・萩谷様
萩谷さんの12/9のご投稿を今になって読みました。
東本さん、萩谷さん、「原発」国民投票の問題点をコンパクトにまとめてくださって
ありがとうございます。
高田さんの声明等もとても勉強になりました。   豊間根
 
 
--- On Fri, 2011/12/9, hagitani ryo <liangroo at yahoo.co.jp> wrote:



萩谷です。東本さん、重要な情報の提供ありがとうございます。

原発を国民投票でというのは、国民投票を主軸に考えるのではく、原発問題を主
体に考える側からすると、非常にまずい案です。

たぶん、いまの事態は、第二次大戦での敗戦につぐ、日本の最後の生まれ変わり
の機会なので、急進的な変化を望むのは、自然なことでしょう。そこま では、
河内さん、今井さんらの主張にもいくばくか共感の余地がありそうです。

しかし、今井さんは、国民に原発問題を考える機会を与えたいと繰り返し言いな
がら、1ヵ月半くらいで決めさせようというので す。全国民が、1ヵ 月半で、
どれだけの情報を妨害なく手に入れて考えられるでしょうか。

代議制の限界がいまや見えてきており、ヨーロッパで行われている熟議にもとづ
く国民側からの決定を私たちが学ぶことは大切ですが、それは熟議をど のよう
に保障するかが伴うはずです。
最近のマル激トーク「ドイツに脱原発ができて日本にできない理由」は、重要な
示唆ではないかと思います。
http://www.videonews.com/on-demand/551560/002170.php

まず思うのは、今井さんたちは熟議を保障する制度を提示しているのかというこ
とです。
その制度があることこそが、国民投票制度の必須の条件であるはずです。
しかも第二に、今井さんたちが優れた熟議システムの案を提示しても、無残にゆ
がめられてしまいませんか。
いまの永田町が、国民投票制度を推進するとしたら、そんなにいい制度にはしな
いからです。
そのような制度を作るかどうかすら、来年の3月まででは、まともに審議もされ
ないでしょう。まともな審議は、国民の広汎な声と、諸外国からのプッ シュが
なければ保障されないと思います。
経産省や九電本社前の持続的な抗議行動すら、ひろく一般市民に共有されている
とは言えないときに、今井さんはあまりに能天気です。

外国人の投票権についても、自分からは決めないで、投票権を認めるのと認めな
いのの両論併記ですが、結局は、日本の議会では認められないという前 提 に
立っているというのは、同会の会員を欺くものでしょう。
そういうふうに便宜主義的に外国人を扱うことにも、私は抵抗を感じます。

私の結論も、東本さんの言われるとおりで、今井さんの言うことは、とにかく何
がなんでも国民投票ということになってしまうのだとしか思えません。

私も以前、河内氏に疑問を投げかけました。
要約すると、原発問題国民投票案には、次のような4つの危険な錯誤があるとい
うことです。
1)現地福島の被災者と東京の一方的電力ユーザーが同等にされていいのか。東
京都のほうが福島より人口が大きく、その都民が原発推進派の石原慎太 郎を選
んだのです。
2)在日外国人はどうするのか。
3)原発は国民的問題どころか、すでに世界的問題ではないのか。
4)国民投票法によって、改憲が促進されるではないか。

河内氏はひとことも答えていません。
これは、以前からの、河内氏の「日本の市民運動」に対する蔑視の姿勢から来る
ものなのでしょう。軽蔑するのもいいが、軽蔑だけが首尾一貫している という
のは、いただけません。


(11/12/07 19:54), higashimoto takashi wrote:
> 以下は、今井一氏らの原発「国民」(都民・市民)投票の呼びかけを他のML
> に投稿した人への返信として書い
> たものです。
>
> このメーリングリストでも議論になっている「原発国民投票」の提案への私と
> しての時期遅れの返信にもなって
> いるようにも思います。転載させていただこうと思います。
>
> ○○さん、いつもご苦労さまです。が、ひとこと。
>
> ○○さんが紹介されている「みんなで決めよう「原発」国民投票」の呼びかけの
> 理由を同会事務局長の今井一
> さんがマガジン9のインタビューを受けて以下のように述べています。
>
> ■〜今井一さんに聞いた〜 私たちが今、東京都と大阪市で〈原発住民投票〉
> を呼びかける理由
> http://www.magazine9.jp/other/imai/index3.php
>
> 一方、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健さんは「原発国民投票の呼
> び掛けは拙速というべきであり、
> いまやるべきではない」というご自身の意見を下記にまとめて発表しています。
>
> ■ちょっと待ってください、「原発国民投票」論(許すな!憲法改悪・市民連
> 絡会 2011年5月14日)
> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei142.html
> ■いま原発国民投票はやるべきではない(許すな!憲法改悪・市民連絡会 
> 2011年6月21日)
> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei143.html
> ■7月6日の「朝日新聞」の「争論」で語られた「原発国民投票」の問題点
> (2011年7月7日)
> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei145.html
> ■原発国民投票〜今井一さんたちと私たちの意見の根本的な違いはどこにある
> か(2011年7月12日)
> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei146.html
>
> ○○さんは上記の今井氏と高田氏の論述を読み比べてみてどちらに理があると考
> えられるでしょうか? 
>
> 私は高田氏の論理に委細の尽くされた合理的で明快な説得力を感じます。高田
> 氏が上記の「今井一さんた
> ちと私たちの意見の根本的な違いはどこにあるか」で指摘しているように、今
> 井氏の論は、「今井さんは同
> 会は「脱原発」でも「原発容認」でもない、原発のような問題は国民投票で決
> めようということだと説明する。
> 要するに「国民投票が目的」なのだ。はじめに国民投票ありき」の論だと私も
> 思います。
>
> なお、高田氏の上記の一連の論は、私も運営委員のひとりであるいわゆるリベ
> ラル・左翼の全国的公開型
> メーリングリストのCML(市民のML)に東京の河内謙策弁護士から「原発
> 国民投票」の提案の投稿があり、
> その河内提案について同CMLで議論があったことを契機にして書かれていま
> す。同CMLの議論では私を
> 含めて圧倒的多数が「原発国民投票」反対論の立場でした(反対の理由は高田
> 氏の論にほぼ同じです)。
> そのことも付記しておきたいと思います。
>
> 今井一氏の論(運動論)に便乗するのはとても危険なことだ、というのが私の
> 認識です。
>
>
> 東本高志@大分
> higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> http://mizukith.blog91.fc2.com/
>
> ----- Original Message ----- From: "高田 健" <kenpou at annie.ne.jp>
> To: "市民連絡会" <shiminrenrakukai at yahoogroups.jp>
> Sent: Tuesday, June 21, 2011 10:51 AM
> Subject: [CML 010320] いま原発国民投票はやるべきではない
>
>
>> 高田健です。
>> 今「原発国民投票はやるべきではない」という意見を、以前の意見に補足しなが
>> ら、まとめました。ご意見をいただければ幸いです。
>> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei143.html
>> ご覧下さい。
>> 以前、「脱原発国民投票」を提唱している河内弁護士への意見として下記のよう
>> なものをかいています。
>> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/seimei/seimei142.html
>> ご参考まで。
>> -----------------------------------------------------------
>> 許すな!憲法改悪・市民連絡会
>> 高田 健 <kenpou at annie.ne.jp>
>> 東京都千代田区三崎町2−21−6−301
>> 03-3221-4668 Fax03-3221-2558
>> http://www.annie.ne.jp/~kenpou/
>>
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