[CML 013770] Re: 財源

naganotakenoko928 at yahoo.co.jp naganotakenoko928 at yahoo.co.jp
2011年 12月 20日 (火) 13:08:46 JST


関口さま
豊間根です
ご教示ありがとうございます。
財政法但書を使えば簡単に貨幣流通量を増やせるわけですね。
 
「これに対して当該ML上で概ね下記の意見をいただきました。」
の、「概ね」ではない元原稿も読みたいのですが、何日付のどなたのご投稿で
しょうか。

--- On Tue, 2011/12/20, .SEKIGUCHI <ryugan-myoue at kne.biglobe.ne.jp> wrote:



財政法5条但し書き の活用

参考:http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20111121-01/1.htm

財政法 第五条
 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金
の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事
由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。
 
だいぶ前に他のMLに出した話題ですが、以下に述べます。

デフレ下では円通貨を持っていればいるほど、購買力は増加するので、早く消費
に回さなければ損という意識にはなりません。

逆にインフレだと持っていればいるほど購買力は減損するので、消費に回る金が
増えやすいといえます。

国難状況に合って国民は返済する必要のない資金を求めています。

国債を民間引き受けとすれば、それだけの分国内貨幣量が国債に回り、その分だ
け政府が支出するので、国内総貨幣量は変わりません。

一方で日銀が引き受けると国民が貨幣によって国債を購入するわけでは無いので、
国内貨幣量は、日銀が引き受けた国債の分だけ政府支出貨幣量として増加します。

一部は貯蓄に行くでしょうが、インフレ下では、損になります。

そして現在、デフレなので、政策的インフレ目標率を設定しておきさえすれば、
ハイパーインフレになる怖れはありませんし、日銀の買いオペ・売りオペでもコ
ントロール可能です。

適度なインフレ率の時(2〜3%)の方が、自然に消費が増えて、内需を拡大し、
日本経済は上向きます。

さらに重要なことはその資金で国内の中小企業への投資を誘導すべきです。

円相場は地震後も強いままです。円の国内通貨量が増えれば、円安効果があり、
輸出企業には朗報です。

要するに、後で帰さなければならない金を無理して政府が国民を代表して民間か
ら借りるのか、米国がFRBにやらせているように中央銀行にやらせるかです。

米国では国はFRBに返済すべしとの法律がありますが日銀の株の51%は日本国家の
ものです。それに対してFRBは完全な民間銀行です。

とすれば結論は、明らかでしょう。

この立場は:岩田規久男(学習院大学教授)氏 に学びました。

増税を許してはなりません。



これに対して当該ML上で概ね下記の意見をいただきました。

国債の日銀引き受けは、誤解されているように、通常の市中銀行からの国債の買
受とはまったく違うものです。これは、通貨発行権を国が直接行使するもので、
いわゆる「政府通貨」の発行を意味します。この歴史的事例は、戦前の高橋是清
とドイツのヒャルマール・シャハトに成功例があります。シャハトの例は、ナチ
スとの関連があるため、これまた、ファシズム政策と誤解されますが、金融政策
としては、きわめてすぐれたものです。彼は、労働債権なるいっしゅの国債を発
行して、それをもとに政府通貨を発行しますが、労働力が担保ということで、そ
れを根拠に通貨量をコントロールして インフレを回避しました。

現在の日本の財政状況は、「緊縮財政」「国債発行」「増税」の三つの方法をと
れない三すくみ状況です。それを打開するには、上記の「政府通貨」発行しか手
はないと思います。財務省の「財政規律」なるたわごとを批判しないといけませ
ん。

財政金融論のかなめは、実は「貨幣論」にあり、貨幣とは、生産と消費のバラン
スをたもつ「切符」のようなものという理解があれば、日銀直接引き受け=政府
通貨発行ということは、自然にでてきます。これに抵抗するのは、日銀当局(と
財務省中枢)だけです。実は、私は、この政府通貨とベーシックインカムのセッ
トがもっとも有効な金融政策でもあり、例えば被災地の人々に期限を切って月額
15万円を支給するなど提起しています。



関口明彦 拝


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