[CML 011392] IK原発重要情報(25)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2011年 8月 18日 (木) 22:16:25 JST


       IK原発重要情報(25)[2011年8月18日]

 私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情報を発信しています。よろしく、お願いいたします。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士  河内謙策

連絡先 〒112-0012  東京都文京区大塚5丁目6番15-401号 保田・河内法律事務所(電話03-5978-3784、FAX03-5978-3706)
Email: kenkawauchi at nifty.com
脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html

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        北海道・泊原発をめぐる事態の意味するもの
                                        弁護士 河内謙策

 多くの方が既にご存知と思いますが、私たちが反対していた泊原発3号機の運転再開につき、高橋北海道知事が容認する旨の記者会見が行われました。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/312306.html

 運転再開に反対して奮闘されたShut泊などの北海道の皆さん、美浜の会、タンポポ舎、福島原発事故緊急会議などの全国の皆さん、本当にご苦労様でした。
 本当に悔しいです。悔しいけれど、現実から逃げるわけにはいきません。
 私が、以下のように書くことに対しては、多くの批判的意見が表明されることでしょう。しかし、私は、書かざるをえないという気持ちです。脱原発運動の前進を願っての問題提起だということは御了解ください。

 私は、今回の泊原発3号機の運転再開問題については、脱原発勢力が負けるべくして負けた、と思うのです。反対の力を出し切ったのに負けたのではありません。反対の力を出し切れないままに負けたのです。
 いったい、どれだけの全国の人が、今回の泊原発3号機の運転再開に反対したのでしょうか。そんな少人数の反対では、国家権力と電力会社の狂暴な運転再開攻撃を阻止できるはずがないじゃありませんか。私は、3.11以降、はじめて脱原発のような民衆運動に参加した人を責めようというのではありません。しかし、今回の泊原発3号機の運転再開に当然反対するはずの人や団体が立ち上がらなかったことについては、けっして不問にすることはできないと思うのです。当然反対するはずだった人や団体に対しては真剣な自己反省を求めたいと思います。そうでなければ、そのような人や団体は、再び過ちを繰り返すことになるでしょう。

 私が言いたいもうひとつの点は、脱原発勢力の中で、全国各地の原発運転再開問題の重要性についてコンセンサスができていないのではないか、ということです。今回の脱原発運動は、日本の民衆運動がかつて経験したことのない複雑で困難な闘いです。だから、原発推進勢力と脱原発勢力の複雑なたたかいの構図は分かりにくいのです。私の評価でいえば、脱原発を願っている人でも、全国的に脱原発の人が増えているのを単純に喜んでいたり、大規模な集会やデモを繰り返していれば脱原発の日本になると単純に信じている人がたくさんいます。
 しかし、今、全国の原発推進勢力は、全国的な脱原発ムードを沈静化させ、今回の歴史的な原発紛争を収束させるために、反転攻勢に出てきています(反転攻勢の始まりは浜岡原発の運転停止だったと思いますが、時間的な経過の問題は省略します。)。彼らは、そのためにマスコミを統制し(最近原発ものが少なくなったと思いませんか)、譲歩できるものは最大限譲歩し(保安院や原子力安全委員会の解体もやろうとしています。ひょっとしたら老朽化した原発は2~3基を廃炉にするかも知りません。)、首相の首もすげかえ、ストレステストを武器に全国で原発運転再開を強行し、運転再開の既成事実により脱原発勢力のなかに無力感をもちこみ、国民のなかに“原発ゼロは行きすぎだよね”をもちこんで国民の意識の風化をはかろうとしているのです。彼らは、原発を動かしさえすれば、彼らにストップをかけるものはない、国会と裁判所は、なんとでもなると思っています。
 ですから、放射能被害の問題でがんばっている人も、国民投票を目指している人も、裁判闘争に取り組んでいる人も、自然エネルギーでチャレンジしている人も、脱原発を願うすべての人が程度の強弱はあれ、力をあわせて全国の原発の運転再開問題にとりくまなければ、全国の原発の運転再開が突破口になって、日本の脱原発は“一場の夢”になってしまうでしょう。
 北海道では、1号機・2号機の運転再開反対や1号機・2号機・3号機の廃炉をめざす闘争が今後展開される予定です。
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110817ddlk01040199000c.html

 全国的には、早ければ今月末にでも第1次ストレステストの結果が明らかになり、説明会も開かないで第1次ストレステストの結果で運転再開を強行しようとするところも出てくるでしょう。私たちは、次の新たなたたかいの準備を急がなければなりません。
 東海第2の地元で新たな運動がスタートしました。Good Newsです。
http://tokaijuku.jimdo.com/

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                          以上




  



 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 


 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 



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