[CML 011348] 長万部町のゆるキャラ「まんべくん」が侵略戦争批判でTwitter中止

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2011年 8月 16日 (火) 21:31:43 JST


北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」の公式Twitterが2011年8月14日に「日本の侵略戦争が全てのはじまりです」とツイートし、翌16日にTwitterを中止に追い込まれる事態になった。当たり障りのない発言しか許容されない日本のネット社会の偏狭さが浮き彫りになった。
「まんべくん」は長万部町の名産品であるカニ、ホタテガイ、アヤメを組み合わせた外見で、2010年10月からTwitterを開設し、プロフィール欄に「刺激が強過ぎて失神者続出につき超ブロック推奨」と記すほど毒舌を売りにしていた。その「まんべくん」が8月15日の終戦記念日を前に「戦争の勉強する」と呟き、他のユーザーから戦争について「どう思う」と尋ねられた後で問題のツイートがなされた。
このツイートに対し、一部のツイッター利用者が自虐史観と批判したが、「まんべくん」は「事実だから叩かれる理由はない」と突き放した。自治体のイメージアップのキャラクターが政治的に意見の対立する問題について呟くことへの疑問も提起されたが、以下のように反論した。
「まんべくんは戦争のこと言ったらだめなのかよ!ということは今の小学生たちは何も言ったらだめってことになるね!そんな日本でいいのかよ!」
「戦争の話をデリケートに位置付けた考え方が悪い!」
さらに長万部町にクレームを入れるとの予告や、長万部町がクレーム対応に追われることになるとの脅しめいたリプライが寄せられると、「公務執行妨害」と返信し、「クレームきたら名前伏せて晒してもいい」と呟いた。「それはちょっと調子乗りすぎじゃない」との返答には、「筋の通らないクレームいれといて対応だけ迫るってそのほうが調子乗りすぎ」と反論した。さらに「今日はネトウヨ釣れたよー」などと挑発的な呟きを繰り返した。
「まんべくん」の批判者は「まんべくん」の中の人が左翼的な自虐史観に染まっていると批判するが、それほど左翼的ではない。たとえば戦争犯罪について「まんべくん」は「兵隊さんは悪くない。悪いのは国。」と主張する。このような行為者責任を無視した主張は、戦争責任追及の模範とされるドイツでは通用しない。「まんべくん」は日本人に甘い主張になっている。
また、戦時中の日本を「北朝鮮状態」と形容する。これは戦時中の日本批判に見せて、朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)の体制批判にもなっている。この点では北朝鮮を敵視する右翼思想とも親和性がある。
そもそも日本の戦争が侵略であることは1995年の村山談話も認める政府の公式見解である。「先の戦争が侵略でない」と主張する方が問題発言である。「まんべくん」の発言は終戦記念日直前のツイートとして時宜を得た内容になっている。この点でホテルの従業員が顧客のプライバシーを暴露するようなツイッター炎上事件とは性質が異なる。
それでも仮に少数でも「まんべくん」に反感を抱くネット右翼らが執拗にクレームを入れたならば通常業務に影響を生じる。それに長万部町が屈した形である。都合の良いことしか聞こえないホタテの耳を持つ「まんべくん」でも自ら主張する「筋の通らないクレーム」を無視できなかった。
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