[CML 009303] Re: 10万年後まで安全です

motoei motoei at jcom.home.ne.jp
2011年 4月 29日 (金) 17:46:10 JST


坂井貴司 様
お世話さまです。
映画の紹介ありがとうございます。
市民が求め創るマニフェストの会の石垣と申します。
>  福島第1原発事故が、チェルノブイリと同規模の原発事故となってるにも関わ
> らず、共同通信が震災後(26、27日)行った世論調査によれば、原発の増設と現状
> 維持を求めると答えた人の合計が46・5%という結果が出ました。
>  日本人の約半数が「安全が確保されるならば原発はあってもいいし、増やして
> もかまわない」と思っています。
>  一体いつになったら目が覚めるのかと腹立たしく思います。
●充分ご承知と思いますが、この世論調査結果をまともに受けてはいけないと思います。 

国民・市民は真実を知らされず、マスコミと御用学者に丸め込まれているだけだと思います。
詳細は下記に書いてありますが、次の4点だと思います。
 1 原発は安全でないことが立証された。
 2 電力不足は大手電力会社と政府の宣伝
 3 原発はクリーンでない
 4 原発は低コストでない。
 この4点を私たちがミニコミを使って最大限に広めることでしょう。
そうすれば世論は変わります。とりわけ電力不足で騙されている方は
多いです。「危険は承知だけど電力が足らなければ」と庶民はいっています。
それと清水社長が言っている「想定外」、「だからやむを得ない」という声です。
想定外ではありません。東電と政府は地震・津波国でそのことを想定できなかった
過ちを認めようとしていないことです。
清水社長と中曽根元首相らは戦犯と同じで、過失責任を負っています。
既に原子炉設計・制作者・地震専門家は想定が不可能でエネルギー政策を
変更(脱原発)するしかない、と言い切っています。
坂井さんはそのことは充分ご承知と思います。共に危機を好機にさせ、
被曝を援護し、次の世代に負の遺産を残さないように努力致しましょう。

                                                          2011.4.28
 東京電力社長 清水 正孝   殿
 内閣総理大臣 菅直人首相 殿

 私たちは東京電力と政府が過ちを認め、浜岡原発の停止と
 全原発の点検、エネルギー政策の変更を求めます

 私たちは騙(だま)されていました

                                        市民が求め創るマニフェストの会 
  原子力の平和利用、夢のエネルギーと大手電力会社と政府は
 識者の「危険」という声を耳にしながら原子力発電をどんどん
 進めてきました。それは丁度「王道楽土」を求めて進んだ、
 過去の侵略戦争と類似しています。「電力不足の解消、
 安全でクリーンな電力」とアピールされ国民・市民はそれに
 従うしかありませんでした。原子炉は自然界にない核分裂生
 成物を作り出します。これは核兵器と同様、人類の生存に関
 わるもので、すべての国民・市民が阻止しなければならない
 ものであったことを、改めて知らされました。

 1 原発は安全ではありませんでした
   今回の事故で「絶対安全」説は崩れ、日本だけでなく
 世界中に多大な放射能をまき散らし、被爆国日本は加害国
 になりました。長期に渡り、国民・市民の健康と生活は破壊され、
 現在それが進行しています。地震と津波国日本では安全の為の
 「想定」そのものが不可能であることが分かりました。

 2 電力は不足していませんでした
   現在も電力は水力、火力、太陽光、自家発電等でまかなえます。
 火力発電を一部停止させていた為、原発に頼っていたことが
 分かりました。今後は太陽光、風力(「風力発電で原発40基分
 の発電可能」と環境省が試算)、地熱、バイオマス発電、
 燃料電池等の更なる開発で、電力はまかなえます。

 3 原発はクリーンではありませんでした
   今でもウラン原石の発掘現場では放射能がまき散らされ
 ています。
   発電の循環蒸気を冷やすために膨大な量の海水が使われ
 近隣の海水温度を7℃もあげ地球温暖化を進めています。
 また原発を稼働するまで原石の採掘、燃料の加工、運送、
 運転中の管理、使用済み燃料の管理に多量の石油を消費し
 CO2を排出していることが分かりました。
   廃棄処理の使用済み燃料は放射能を出し続けています。
 セシウム137ストロンチウム90は半減期30年、
 プルトニウム239は半減期24000年です。 

 4 原発は低コストではありませんでした
   原発は低コストと言われていましたが、使用済み燃料
 の処理コスト、「安全」管理コスト、反原発運動を封じる為
 の地域補助金(電源三法交付金)も加算されていないことが
 わかりました。また今回のように事故が起こればその補償に
 莫大な費用がかかり電力会社が負担できないときは国が補償
 することになります。これには結局私たちの税金が使われる
 ということが分かりました。

 ★ 私たちは危機の拡大を阻止し、被曝地域の人々の健康
  と生活の補償を求めます

 ★ 私たちは東京電力社長清水正孝氏と行政の加害責任
  を問います

 ● 私たちは生きる希望の持てるエネルギー政策への
  転換(脱原発)を求めます

 ● 私たちは核兵器と原発のない世界を求めます

 <資料>エネルギー政策の転換に向けて(2011.4.22ソフトバンク:孫正義)
 原発全廃でも困らない(AERA2011.4.11長谷川熙)火力発電所の低稼働率
 (小出裕章:京大原子力実験所)未来に続くいのちのために原発はいらない
 (PKO)「雑則」を広める会 経済産業省資源エネルギー庁電源開発の概要

  連絡先   T/F 048-686-7398 :   shimin_manifesto at yahoogroups.jp
                                     http://shinsetagaya.web.fc2.com/mani/


>  
>  このような原発安全ボケに効き目がある映画が現在上映されています。
>  
>  原発から排出される高レベル放射性廃棄物を、地下500メートルに埋めて1
> 0万年封じ込めるという正気ではない計画の実態をとらえた映画です。
>  
>  「100,000年後の安全」
>  監督・脚本 マイケル・マドセン
>  http://www.uplink.co.jp/100000/
>  
>  上映会場
>  http://www.uplink.co.jp/100000/theater.php
>  
>  森と湖の国、環境保護先進国として高く評価されているフィンランドで、少し
> 考えれば正気とは思えない計画が進んでいます。
>
>  高レベル放射性廃棄物を、地下500メートルに埋めて10万年封じ込めると
> いう永久地層処分場の建設です。
>  
>  「10万年間放射能を封じ込めます!ですから安全です」と巨大な地下施設の
> 建設工事が着々と進んでいます。その施設内部に、コンセプチュアル・アーティ
> ストとしても活動するマイケル・マドセン監督自身が潜入し、映像に納めます。
>  
>  10万年後の安全を保証するというトンデモ事業が現実に進められています。
>  
> 坂井貴司
> 福岡県
> E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
> ======================================
> 「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
> その現実がここに書かれています・
> 『伝送便』
> http://densobin.ubin-net.jp/
> 私も編集委員をしています(^^;)
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